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OMORI ネタバレ(オモリ)|マリの真相と「告白」で終わる理由

OMORI ネタバレ(オモリ)|マリの真相と「告白」で終わる理由

ここからは、ゲーム『OMORI(オモリ)』本編の結末までネタバレがあります。マリの死の真相と主な結末は、2020年のPC原版とその日本語版、2022年のコンソール版で共通です。自傷・自殺に関わる場面も出てきます。

かわいい友達と冒険していたはずなのに、最後は病院で、ずっと隠していたことを話す。あのラストを迎えると、マリに何が起きたのか、サニーとバジルは救われたのかが気になりますよね。

マリを死なせたのはサニーで、バジルは死を自殺に見せかける偽装に加わりました。グッドエンドでは、サニーが友達に話したいことがあると切り出します。言い出せたところで終わるからこそ、その先が気になる作品なんです。

マリの死の真相は、サニーが起こした事故と二人の偽装

マリの死に至る事故とサニー・バジルの偽装

マリは弟のサニーに階段から突き落とされて亡くなりました。その後、サニーとバジルが死を首吊り自殺に偽装したため、ケル、ヒロ、オーブリーは本当の経緯を知らずに四年間を過ごしました。

壊れたバイオリンから、取り返しのつかない口論へ

バイオリンは、友達がお金を出し合ってサニーへ贈ったものでした。姉と一緒に演奏できるようにと始めた練習が、やがてサニーの負担になっていきます。楽器には、マリとの時間も友達の気持ちも詰まっていたんですね。

サニーとマリは、バイオリンとピアノで発表会に出る予定でした。サニーは練習が思うように進まず、怒りに任せてバイオリンを階段の下へ投げ、壊してしまいます。

それをきっかけに姉弟の口論になり、立ち去ろうとするサニーの前をマリがふさぎました。サニーが押したことで、マリは階段から転落して死亡します。終盤の写真では、壊れた楽器、階段で倒れた姉、二人の少年が遺体を運ぶ場面がつながっていくんです。

サニーはマリをベッドへ運びますが、姉は目を覚ましません。怒って物を壊したところから、姉の命を奪うところまで、一度も巻き戻せないまま進んでしまった事故でした。

バジルはサニーとともにマリの死を偽装した

事件に居合わせたバジルは、サニーと一緒にマリの死を自殺に見せかけました。マリを階段から突き落としたサニーと、偽装に加わったバジル。それぞれが抱えている秘密は、この二つです。

バジルはその後も、善良なサニーが姉を死なせた事実を受け入れられず、サニーの背後にいる「なにか」のせいだと考えます。終盤の対話でも、友達を守ろうとする思いと、現実を認められない苦しさが混ざっていました。

周囲には、マリが自分で命を絶ったという説明だけが残ります。ヒロたちは理由を知らないまま大切な人を失い、秘密を知る二人も互いに支え合える状態ではなくなっていく。私は、隠し事が誰の苦しみも取り除いてくれなかったところに、この事件のつらさを感じます。

夢のオモリは、バジルを捜すほど真実に近づいてしまう

白い空間から色鮮やかな冒険へ移る雰囲気は、OMOCAT公式の2020年予告映像で感じられます。

ホワイトスペースとヘッドスペースに残った昔の友達

オモリが暮らすホワイトスペースは、わずかな持ち物だけがある白い空間です。その先のヘッドスペースでは、オーブリー、ケル、ヒロと一緒に遊び、マリとバジルにも会えます。

ここはサニーの夢の世界で、オモリはそこでのサニーの姿でした。現実では亡くなったマリも、夢ではピクニックのおやつを用意し、冒険するみんなを見守ってくれます。会いたい人が、いつもの場所で待っている。その居心地のよさは分かりますよね。

ところが、バジルがアルバムから落ちた不穏な写真を目にすると、オモリはホワイトスペースへ戻されます。次に友達と会ったとき、バジルは行方不明になっていました。四人は彼を捜しに出発します。

にぎやかな寄り道の奥で、バジルの記憶が薄れていく

旅は森からイセカイ、スイートハートの城、海の深い場所へ広がっていきます。宇宙海賊の失恋に付き合ったり、スイートハートに振り回されたりと、捜索中なのに用事が増えるばかり。いや、そろそろバジルを捜しませんか!

冒険が続くにつれ、仲間たちはバジルのことを忘れかけてしまいます。捜している友達の記憶まで薄くなるのは、ただ道に迷うよりずっと嫌な話です。

文字のキーを集めるハングマンを完成させると、バジルの家からブラックスペースへ進めます。そこでは、明るい冒険の裏に押し込められていた記憶や恐怖が、ばらばらの部屋として現れてきました。

夢のバジルは何かを話そうとして、繰り返し悲惨な目に遭います。サニールートでは、オモリ自身も彼を殺し、赤い手の玉座へ座る場面に至るんです。現実のバジルの生死は、まだこの夢の場面では決まりません。

私はこの流れを、秘密を思い出させるバジルを夢から追い出そうとするサニーの抵抗、と読んでいます。楽しい冒険に戻りたい気持ちが、友達を傷つける姿まで取ってしまうのがつらいところでした。

現実の三日間で、ばらばらだった友達がもう一度集まる

現実のサニーは引っ越しを目前に控え、家にこもっています。姉の死から四年後、「あと3日……」の朝にケルが訪ねてきました。この呼びかけに応じて外へ出ると、昔の友達との時間が動き始めます。

あと3日:オーブリーが奪ったアルバムと、バジルの動揺

サニーとケルは、バジルがオーブリーたちにいじめられているところに出会います。オーブリーはバジルの写真アルバムを持ち去っており、教会での衝突のあと、それを捨ててしまいました。二人が拾ってバジルへ返すと、マリの写真だけが抜けています。

オーブリーは、マリの死後にみんなが離れていったことで、自分だけ見捨てられたと感じていました。さらに、写真が黒く塗りつぶされているのを見て、バジルが思い出を壊したと思い込んだんです。

実際に写真を塗りつぶしたのはサニーでした。バジルはサニーの行為をかばい、オーブリーの怒りを受け続けます。マリの死に加えて、もう一つの隠し事が友達を遠ざけていたわけですね。

その晩、バジルの家でサニーの引っ越しが話題になると、バジルは動揺して席を離れます。トイレでサニーに一緒にいてほしいとすがりますが、サニーはそこから逃げてしまいました。二人だけが知っている過去を、その場で話すこともできません。

あと2日:湖の事故でヒロが二人を救う

翌日、湖のそばで衝突したオーブリーは、バジルを水へ突き落としてしまいます。サニーも助けようと飛び込みますが、二人とも溺れかけました。大学から帰ってきたヒロが飛び込んで、二人の命を救います。

ヒロはケルの兄で、マリの恋人でした。彼もマリの死を自殺だと思って生きてきた人です。戻ってきたヒロが仲間を助け、サニーの家でケルと一緒に泊まることで、友達は少しずつ近づいていきます。

サニーの夢では、バジルに近づこうとするほど恐ろしい場面が増えていました。現実で友達と過ごせる時間が戻る一方で、眠った先では秘密を隠しておくことが難しくなっていくんですね。

あと1日:写真を戻しても、バジルの苦しみは残る

最後の日、ヒロたちは家から出てこないオーブリーを訪ねます。話し合いを経てオーブリーは謝り、取っておいたマリの写真をアルバムへ戻しました。四人は昔遊んでいたツリーハウスにも足を運びます。

ただ、仲直りの輪にバジルはまだ入れません。彼は自室にこもり、オーブリーがドア越しに謝っても返事をしない。四人は彼を心配して、その晩はバジルの家に泊まることになりました。

眠ったサニーは、ホワイトスペースで黒い電球を壊し、過去の写真を集めます。そこで向き合うのが、階段から転落したマリと、死を偽装した二人の記憶でした。友達が再び集まった夜に、サニーは自分が何を隠してきたのかを思い出します。

グッドとバッドの分岐は、オモリに負けたあとに来る

オモリ戦の敗北後に分かれるグッドとバッド

サニールートの終盤でバジルを助けに行き、オモリとの戦いで倒れたあとも続ける選択をすると、グッドエンドへ進みます。グッドとバッドが分かれるのは、敗北後に続行するかどうかです。

バジルを助けようとして、二人とも傷つく

真相を思い出したサニーが夜中に目を覚ますと、バジルの部屋へ行くか、そのまま関わらずに過ごすかが分かれます。部屋に入ったサニーに、バジルは「なにか」がマリを死なせたのだと訴えました。

バジルはサニーを守るつもりで、その背後にいる「なにか」を消そうとします。しかし、実際に傷つけてしまう相手はサニーでした。二人は互いに傷を負い、サニーは右目を負傷して意識を失います。

このあとサニーが歩くのは、友達やマリとの思い出の中です。壊れたバイオリンを持って、昔の日々をたどるうちに楽器が修復されていく。そして最後に、ホワイトスペースでオモリと向き合うんです。

グッドエンド:最後の演奏を経て、病院で告白する

オモリはサニーを責め続け、倒しても立ち上がります。姉を死なせたこと、友達を裏切ったことを突きつけられ、サニーはやがて力尽きました。勝つために攻撃していたら、自分への悪口まで浴びせられる。プレイヤーにもかなりきつい戦いですよね。

そこで続行を選ぶと、サニーは立ち上がってバイオリンを弾き、記憶の中のマリと最後の二重奏をします。幼い姉弟から、友達と過ごした日々までが映り、サニーとオモリは抱き合いました。消えるのはオモリのほうです。

サニーは病院で目を覚まし、バジルの病室へ向かいます。眠っているバジルのそばには、ケル、ヒロ、オーブリーがいました。サニーがみんなに話したいことがあると切り出すところで、グッドエンドを迎えます。

グッドエンドは、サニーが友達への告白を切り出すところで終わります。サニーとバジルは生きて病院に運ばれ、サニーは隠し事を話す決心をした。

バッドエンド:サニーが消え、オモリの冒険が続く

オモリに倒されたあと、続行を断念すると展開が逆になります。今度はオモリがサニーを抱きしめ、サニーの姿が消えてしまいました。

夢ではオモリが友達とまた冒険に出かけますが、現実のサニーは病院の高所から身を投げ、命を絶ちます。夢がにぎやかなほど、現実の少年の孤独が際立ちます。あの場面の落差は、かなり残酷です。

花の追加場面:サニーとバジルの「なにか」が消える

ヘッドスペースでバジルの花に水を与える条件を満たしていると、グッドエンドのクレジット後に場面が加わります。病院で目を覚ましたバジルがサニーに気づき、二人が笑い合うと、それぞれについていた「なにか」が消えていきました。

花壇を背景だと思って素通りしていた人には、ちょっと痛い仕掛けですね。いわゆる隠しエンドは、グッドエンドに二人の再会場面が足される形です。

ニュートラル系とひきこもりルートでは、秘密を抱えたまま終わる

外に出たサニーも、最後までバジルに向き合うとは限りません。また、ケルの誘いに応じず家にとどまるオモリルートでは、現実の友達との再会自体が進まなくなります。

主な結果と、そこへ至る分岐は次のとおりです。

結末大きな分岐最後の場面
グッドバジルと対峙し、オモリ戦後に続行病室で友達に告白を切り出す
花の追加場面水やりの条件を満たしたグッドサニーとバジルが笑顔を交わす
バッドオモリ戦後に続行を断念病院でサニーが命を絶つ
引っ越しバジルを助けずに帰宅/家にこもるルート「なにか」を伴って町を去る
サニーも死亡ニュートラル系の別分岐現実の自宅でサニーが亡くなる

バジルを助けなかったサニールートの朝

サニーがバジルの部屋へ行かず、バジルの家で再び眠った場合、朝にはバジルが自殺したことが分かります。部屋の前ではケル、ヒロ、オーブリーと、世話をしていたポリーが悲しんでいました。

サニーが生きて引っ越す結末では、母親の車に乗って町を離れても、「なにか」がついてきます。家も町も変わるのに、背後の影は残ったまま。引っ越しの荷物に、いちばん連れていきたくないものまでついてくるのが苦しいんです。

別の分岐では、サニーも自宅で命を絶ち、応答する人のいない電話が鳴り続けます。バジルとの対話にも、友達への告白にも届かない結末でした。

オモリルートで救えるのは、夢の中のバジル

家にこもるルートでは、サニーは掃除や皿洗いなどの家事を済ませ、また眠ります。夢の冒険は続きますが、ケルたちと町を歩いて関係を戻す三日間は過ごせません。

ブラックスペースの終盤も変化し、オモリは夢のバジルを助けて仲間のもとへ連れ帰ります。ヘッドスペースが作り直されると、マリもバジルもそろった、冒険を続けられる世界に戻りました。

ただ、現実のサニーは母親と町を去るか、自宅で命を絶つ結末へ進みます。ひきこもりルートの引っ越しエンドでは、クレジット中にサイレンが鳴ります。

夢でバジルが戻ってきても、現実のバジルと話せたわけではありません。サニーの選択が二つの世界で別々の結果になるところに、このルートの寂しさを感じます。

注意したいのは、ゲームの版と告白後の描写

コンソール版には追加要素がある

コンソール版にはボスラッシュや写真などの追加要素があり、遊べる場面が少し増えています。漫画版は別媒体の作品です。

追加の戦闘や写真があっても、マリの死とサニーの告白はSteam版と同じです。追加要素があるのはコンソール版なんです。

友達の許しと「なにか」の意味は、考察が分かれる

グッドエンドの最後は、サニーが言葉を発する場面です。

偽装のあとに振り返った二人は、髪の間からのぞくマリの片目を見てしまいました。黒い体に目が一つある「なにか」の姿は、その光景とつながっています。一方、それを罪悪感や消せない記憶の象徴と読むのは考察です。

私には、最後の演奏でサニーが、姉を死なせた記憶と、姉に愛されていた記憶の両方に向き合ったように見えます。だから告白へ進めた、と読むと、死の真相を知ったあとにもう一度思い出をたどる場面にも納得できるんですね。

グッドエンドへ進むなら、外出と最後の選択を確かめる

外出からグッドエンドの告白までの選択

グッドエンドを目指す場合は、「あと3日……」と「あと2日……」の朝、ケルの呼びかけに応じて外へ出ます。最初の日だけ外出しても、翌日に誘いを断るとひきこもりルートへ移るため、二日目も出かけてください。

  • 「あと1日……」の夜、真相を思い出したあとはバジルを助けに行く。
  • オモリとの最終戦で倒れたら、続行する選択を選ぶ。
  • 花の追加場面も見たいなら、夢の花が枯れ始めた段階から水を与え、「あと2日……」のハンフリー戦前にも手入れする。

花への水やりがなくても、バジル救出と最終戦後の続行で通常のグッドエンドには進めます。

分岐を確かめるなら、バジルを助ける前と、オモリ戦の前のセーブデータを別々に残しておくと、結末を選び直せます。夢の旅を丸ごとやり直すのは、なかなかの長旅ですからね。

Steamの『OMORI』商品ページには、PC版の動作環境が載っています。日本語に対応しています。

よくある質問(FAQ)

オモリとサニーは別人ですか?

現実で生活する少年がサニーで、その少年の夢の中にいる姿がオモリです。終盤に二人が戦う場面は、サニーの心の中で起きています。

バジルがマリを殺したのですか?

階段でマリを押した人物はサニーでした。バジルが関わったのは、その死亡を自殺だと周囲に思わせる偽装です。

グッドエンドならマリは戻ってきますか?

マリの死は変わりません。サニーが意識を失っている間、記憶の中のマリと二重奏をします。

花に水を与え忘れたら、バッドエンドになりますか?

最終戦のあとに立ち上がるかどうかが、グッドとバッドを分ける選択です。花は、その後の二人の笑顔を見るための条件に関わります。

全員がサニーを許したという結末ですか?

病室に集まった友達へサニーが話を切り出す場面が、グッドエンドの最後です。

まとめ

『OMORI』でサニーが向き合うのは、姉の死を招いた自分の行為と、バジルと隠し続けた過去です。夢に逃げ込んでいた少年は、ケルたちと再会する三日間を経て、秘密を話すかどうかを選ぶところまでたどり着きました。

私は、告白を始められたことがグッドエンドの救いだと感じます。サニーが告白を切り出したところで、本編は終わります。それでも黙ったまま町を去る結末とは違う一歩を、サニーは自分で選んだんですね。

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