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マウス(韓国ドラマ)ネタバレ|犯人は誰?最終回でバルムは死ぬ?

マウス(韓国ドラマ)ネタバレ|犯人は誰?最終回でバルムは死ぬ?

バルムの笑顔を信じていたぶん、警察の制服まで怖くなる。『マウス』は、頼れる人を疑うことになった瞬間が、妙に生活の近くまで迫ってくるドラマです。

※犯人の正体と最終回の生死を含む、重大なネタバレあり。

『マウス~ある殺人者の系譜~』は、2021年に韓国tvNで放送された全20話のドラマです。

新たな連続殺人事件の犯人は、善良な巡査として捜査に加わっていたチョン・バルム本人。親しい人の死を悼む人を信じる、そんな普段の感覚まで疑いたくなる答えです。

犯人が判明してからも、出生の秘密、国家の実験、被害者たちの怒りが押し寄せます。誰かを信じたい気持ちが、そのたびに裏返される。夜中に一話だけ、の予定が危ない作品ですよね。

ヘッドハンター事件と、二人の赤ん坊の交換

バルムとヨハンの実の親と育てた母親

ムチの復讐は、両親を奪われた夜から始まる

物語の発端は、頭部を切断する連続殺人犯「ヘッドハンター」の事件。幼いコ・ムチは両親を殺され、兄ムウォンも重傷を負います。ムチの証言で逮捕されたのは、脳神経外科医ハン・ソジュンでした。

成長したムチは刑事となり、収監されたソジュンへの復讐に執着します。一方、兄は神父になり、信仰の中で生きる道を選びました。同じ夜を生き延びた兄弟の、その後の人生が痛いほど違うんです。

この社会には、胎児の遺伝子検査でサイコパスの素質を判定できるという設定があります。該当する胎児を中絶させる法案が議論されるなか、ソジュンの妻ソン・ジウンと、もう一人の妊婦キム・ヒジョンは、ともに陽性の結果を受け取っていました。

バルムとヨハンの血縁は、育った家と逆だった

出産を迎えた二人の母親は、子どもを交換します。血縁と養育の関係は、次のようになっていました。

出生時の交換で隠された親子関係
人物実の親育てた母親
チョン・バルム(幼名ジェフン)ハン・ソジュンとソン・ジウンキム・ヒジョン
ソン・ヨハンキム・ヒジョンソン・ジウン

ヨハンは「ヘッドハンターの息子」という目で見られながら成長しました。母親たちは、育てる子が危険な殺人者になることを恐れ、兆候が現れたら殺すという約束まで交わしていたのです。親子の表だけなら二行でも、その裏にある恐怖は相当重いですよね。

ジウンは、少年ジェフンが弟を生き埋めにしようとしていると思い、ヒジョンに約束の実行を迫ります。ヒジョンが枕でジェフンを窒息させようとしたところへ、監視役のソン・スホが介入しました。

スホはヒジョンを殺します。帰宅した継父も死亡し、スホはジェフンを連れ出してから家に放火しました。妹ジェヒは生き延び、後に「ミカエラ」と呼ばれて暮らしていました。

バルムが最初に殺した相手はスホ。家族への復讐を起点に、連続殺人へ進んでいくのです。

バルムは捜査のそばで、身近な人を殺していた

ヘッドハンター事件から25年後、ムチはバルムと協力するようになります。バルムの気遣いも、事件に動揺する様子も、周囲から信頼を得るための演技でした。感じのいい挨拶まで怖くなるのは、こちらの日常への被害が大きい!

友人で刑務官のナ・チグクを、刑務所で刺したのも彼でした。チグクは重傷で意識を失い、犯人を名指しできない状態になります。

オ・ボンイの祖母は、家政婦として働いていたヨハンの家で、殺人事件に関わる写真を見つけます。そこに写るバルムを知った祖母は、彼に殺されました。捜査では、祖母の血液の痕跡がヨハンの家から見つかり、疑いが医師へ集中していくのです。

子どもを誘拐したバルムは、テレビの生放送を通してムチに挑戦します。ムチは子どもを救おうと奔走し、バルム自身も協力者として動いていました。誘拐された子は殺され、後に遺体が見つかります。

その放送の最中、ムウォン神父も殺害されました。両親を殺した男への憎しみを口にするよう迫られても、神父は赦す姿勢を守ります。ムチは、幼い日に続いて、今度は兄まで奪われたのです。

ヨハンの死と脳移植――失われた記憶が戻り始める

疑われたヨハンは、バルムを追っていた

ヨハンは、ダニエル・リーを襲撃から救い、秘密組織の存在を知ります。友人キム・ジュンソンの協力も得て、事件とバルムを調べていました。自宅にあった被害者の写真は、その調査で集めた資料だったのです。

バルムは、祖母殺害を目撃した人物をジュンソンだと思い、彼も殺します。実際の目撃者は、友人の上着を着たヨハンでした。ヨハンは親友まで奪われ、ついにバルムと対決します。

そこでムチがヨハンを撃ち、頭部に重傷を負ったバルムとともに病院へ運ばれます。治療を受けたヨハンを犠牲にして、ソジュンがバルムへ脳の一部を移植しました。実の息子を救うために、ソジュンは生きていたヨハンの命を奪ったのです。

ヨハンは連続殺人の容疑者として死亡し、事件は解決した扱いになります。バルムは記憶を失ったまま回復し、1年後、警察の仕事へ復帰しました。

ダニエルの誘導で、術後も殺人を重ねる

復帰後のバルムは、殺人の光景が頭に浮かび、激しい衝動に怯えます。自分の脳へ入り込んだヨハンの残虐性だと考えていました。その一方で、以前は平然と眺めていた人の痛みに心が動き、良心が芽生えていくんです。

女性たちを殺していた弁護士ウ・ヒョンチョルを殺し、警察へ告白しても、相手が船で逃げる偽の映像によって話は信じられませんでした。この工作をしたのが、ダニエルです。

ダニエルは、凶悪犯を殺す役割をバルムに担わせます。その企てには、テレビ番組のプロデューサー、チェ・ホンジュも加わっていました。捜査をする側に戻ったつもりのバルムが、また人を殺すよう誘導されていくんです。

幼いボンイに性暴力を加えたカン・ドクスが出所し、再び彼女を襲います。バルムは傷ついたボンイを見つけ、ドクスを殺害。さらにホンジュを襲ったイ・ジェシクも殺します。

ところが、自宅の隠し場所には、過去の被害者の写真や犯行に関わる品が残っていました。ヨハンから流れ込んだと思っていた光景は、バルム自身が行った殺人の記憶。善人だと信じていた自分の過去が、一気に崩れるのです。

意識を取り戻したチグクは、バルムの犯行を覚えていて、自首を促します。その直後、チグクは死亡しました。バルムは不審な男たちを追い、事件の後始末をするOZの存在へ迫っていきます。

OZの黒幕はヨンシン――殺人を利用して法案を通す

殺人と世間の恐怖を利用するヨンシンの計画

OZを率いていたのは、大統領秘書室長チェ・ヨンシン。胎児の遺伝子を理由に中絶させる法案を実現するため、バルムとヨハンを生まれた時から監視していたんです。

殺人者へ育つと期待された二人は、組織にとって実験用の対象でした。ヨンシンはバルムの犯行を利用し、世間の恐怖を強めて、法案への賛成を広げようとします。被害を止める立場の人間が、被害の拡大を望んでいた。かなり嫌な反転です。

バルムを引き取った「叔母」も、OZの要員でした。家族としてそばにいた女性が監視役であり、病院や警察にも組織の協力者が入り込んでいたのです。

スホの住所を知らせたメールも、ヨンシンの指示で送られたものでした。彼女は、家族を失ったバルムの恨みを刺激し、殺人を始めさせようとしたのです。出生の交換まで把握したうえで、周囲の人間関係を利用していました。

捜査中の刑事シン・サンも、バルムの家で見つけたパソコンを調べようとして、OZに殺されます。ムチはバルムを疑いますが、彼には済州島にいたという裏づけがありました。

一方、ムチはドクス殺害を記録した車載映像から、バルムの犯行を知ります。ボンイも、教会で犯人と争った時に傷つけた腕を、彼の身体に見つけました。いちばん近くで彼を信じていた二人が、それぞれの証拠から正体にたどり着くのです。

最終回の自首――ボンイとムチの怒りを受け止める

ヨンシンのもとへ向かったバルムは、銃を突きつけて計画の真相を聞きます。彼女は自分が殺されることさえ法案成立に利用しようとしますが、バルムは彼女を縛り、生きたまま残しました。ムチが現場に到着し、ヨンシンは連行されます。

続いてバルムの前に立ったのは、復讐しようとするボンイでした。彼は自首の機会を求め、彼女の攻撃を受けます。ボンイは最後に手を止め、生涯苦しむよう言い放ちました。

兄の仇を知ったムチも、バルムへ銃を向けます。ホンジュがムチを止め、バルムは警察へ自首しました。近しい人たちが彼を引き渡すまでの時間には、愛情と怒りが一緒に詰まっているんです。

ジウンも会いに来て、子どもの交換と、ジェフンを殺そうとした経緯を明かします。ヨハンは生前、DNA検査で自身の出生の秘密にたどり着いていました。彼を苦しめた過去と向き合ったジウンは、その後、崖から身を投げて死亡します。

ホンジュが暴露した真相と、可決される中絶法案

ヨンシンは権力と弁護士の力で、釈放へ持ち込もうとします。そこでホンジュが、自分の番組でOZの計画を暴露。バルムの偽の叔母が保存していた録音も流れ、ヨンシンは再び逮捕されました。

番組では、ヨハンに救われた人々も証言します。幼いボンイを助けたこと、子どもを失った母親を支えたこと、ダニエルを救ったこと。犯人として世間から憎まれた医師の、人を救ってきた人生が明らかになるのです。

ホンジュ自身も、責任を取ります。彼女はパク・ドゥソク刑事の行方不明の娘ヒョンスで、幼い頃ソジュンに誘拐され、女性をおびき寄せる役をさせられていました。弟を残して逃げた罪悪感から、家族のもとへ戻れずにいたのです。

ソン・スジョンの殺害に手を貸した過去と、ダニエルとともにバルムを殺人へ誘導したことを告白し、実父ドゥソクに手錠をかけられます。真相を世間に知らせた人も、自分の罪を引き受ける側へ回りました。

そしてサンの父親が大統領となり、胎児の中絶法案を国民投票にかけます。OZの不正が暴かれた後、法案は賛成多数で可決されるのです。ここは、犯人が捕まって安心した気持ちを冷やしてきますよね。

バルムの最期――父を殺し、苦痛の中で死を迎える

死刑判決から移植後の苦痛の中で死ぬまで

死刑判決の後、ソジュンの独房へ入る

バルムには死刑判決が下ります。収監された彼は、刑務官になっていた友人ク・ドングの協力で、ソジュンの独房に入る機会を得ました。

ソジュンは、息子の殺人者としての資質を誇るような態度を取ります。バルムは抱きついたまま父を刺し、殺害。頭部も切断します。被害者たちへの償いを求めながら、最後にも自分の手で命を奪う、この行動の重さが残るんです。

ボンイとの面会、幼い自分との対面

脳移植の後遺症で、バルムの身体は激しく衰えていきます。頭痛に苦しむ彼のもとへ来たムチは、赦せない思いをぶつけました。バルムは、自分の財産を被害者の遺族のために使ってほしいと託します。

ムチの働きかけで、ボンイも面会に来ます。彼女は怒りを言葉にし、バルムは次の人生では普通の人間に生まれたいと願いました。あれだけ親しくしていた二人が、最後に交わせる言葉がそこまで細くなってしまう。つらい面会です。

教会では、バルムが幼い自分と向き合い、抱きしめる場面へつながります。バルムは移植後の苦痛の中で死亡しました。

3年後――ホンジュの出所と、ムチの新しい暮らし

ホンジュの出所とムチ・ボンイの暮らし

3年後、ホンジュは刑期を終え、両親と、彼女がヨハンとの間にもうけた息子に迎えられます。

ムチは警察を辞め、卵の移動販売で、大学へ通うボンイの学費を支えています。復讐に明け暮れた刑事が、日々の商売へ戻っている。この小さな生活の変化に、ようやく息をつける感じがあるんです。

再会したムチとホンジュは、ヨハンをめぐって互いに傷つけたことを謝ります。

ヨンシンは恩赦で出所します。迎えの車の運転手は彼女を人目につかない場所へ連れていき、刃物を取り出しました。運転手の素性は不明です。

終幕でムチは、バルムの墓を訪れます。彼の語りは、感情を得たことが神の罰だったのか、救いだったのかという問いへ向かうのでした。

考察と注意――後悔を得たバルムを、どう感じるか

胎児の遺伝子で将来の殺人者を判定する設定と、脳移植による人格の変化は、ドラマの架空の仕組みです。作品は、その仕組みを使って、生まれつきの資質、育った環境、本人の行動を衝突させています。

私には、この結末の苦さは、後悔できる人間になった時には、償う相手の命が失われていることにあると感じられます。良心が芽生えるほど、自分のしたことが苦痛になる。その残酷さが、犯人を憎む気持ちに別の感情を混ぜてくるんですよね。

幼い自分を抱く姿から、孤独だった子どもへのいたわりを感じることはできます。それを魂の救済と受け取るかは、解釈の分かれるところです。私は、被害者の赦しを求めるより先に、自分の罪を認める姿として受け止めました。

法案の着地も、かなり怖い。大勢が抱いた恐怖は、秘密組織の逮捕を境に消えてくれず、社会の選択を動かします。悪人一人へ怒りを向けているうちに、自分たちもヨンシンの望む方向へ進んでいたのかもしれない。そんな嫌な問いが残る最終回です。

もう一度観るなら、バルムが提案した偽の映像に注目

前半の生放送で、バルムは別の子を出演させた偽の映像を提案します。正体を知ってから触れると、あの場で彼が何を管理しようとしていたのか、言動の意味が変わってくるんです。

再視聴の候補は、韓国放送版の第5話。この提案と、切迫するムチの反応を追うと、二人の温度差が怖くなります。頼もしさに見えた段取りのよさにまで、ぞっとしますよね。

各話のあらすじや作品情報は、『マウス~ある殺人者の系譜~』公式サイトにまとまっています。俳優の顔写真も添えた人物紹介は、人名が混線してきた時に頼もしい存在です。

『マウス~ある殺人者の系譜~』の予告編(CJ ENM)です。

FAQ

「七つの大罪」は、悪人を殺すためのルールですか?

初期の犯行では、七つの大罪に当たる性質を持たない人が標的に選ばれています。バルムは、神が人を守るという考えへの挑戦として、善良な人を殺していたのです。術後の凶悪犯を狙う殺人とは、選ばれる被害者の特徴が逆になっています。

タイトルの「マウス」にはどんな意味がありますか?

ヨハンは死の間際、二人を実験用のマウスにたとえます。また、ダニエルは脳移植をした実験用マウスの寿命をもとに、バルムにも残された時間が短いと告げました。人間を研究や政策の材料にする視線と、動物実験が重なる題名なんです。

最後の手術台の患者は誰ですか?

エンドクレジット後には、脳の手術を行う場面があります。患者の名前は不明です。日常へ戻れた気分を、数秒で冷やしてくる締め方ですよね。

まとめ

私が最後に考えたくなるのは、「知っていた人が黙っている怖さ」です。秘密を守ることを優しさだと思った瞬間、その秘密で傷つく人のほうが見えにくくなる。『マウス』は、親しい相手に本当のことを話す難しさまで突きつけてくる作品だと感じます。謎が解けたあとに、自分の普段の会話まで少し振り返りたくなるサスペンスです。

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