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メタルギアシリーズ全史ストーリー時系列順の徹底ネタバレ解説!20世紀最大の兄弟喧嘩とミームの正体【完全保存版】

あなたは今、こんなモヤモヤを抱えていませんか?

  • 「メタルギアのストーリー、時系列が複雑すぎて結局どういうことか分からない……」
    と消化不良を起こしている。
  • 「ネットの考察を見ても専門用語ばかりで、核心部分がイマイチ理解できない」
    と頭を抱えている。
  • 「MGSVのラストの意味や、オセロットの本当の目的を知ってスッキリしたい!」
    と真実を渇望している。

『メタルギア』シリーズは、ステルスアクションの面白さはもちろんですが、その物語の深淵さは「大河ドラマ」をも凌駕します。

 

しかし、発売順と時系列がバラバラであることや、50年にも及ぶ壮大な歴史、そして後付け設定の多さが相まって、全体像を把握するのは至難の業。

 

多くのプレイヤーが

「なんとなく感動したけど、細かいところは謎」

という状態で終わってしまっています。

 

申し遅れました。

私は普段、満員電車に揺られながら東京で働く会社員であり、家では小学生男子の母、そして副業で膨大なテキストと格闘するライターをしています。

 

理屈っぽい性格が災いしてか、メタルギアシリーズに関しても、公式資料から海外の考察フォーラムまで徹底的に洗い出し、ノートに年表を手書きして整理しないと気が済まない性分なんです。

 

家事の合間、夫が寝静まった後に、この「20世紀最大の兄弟喧嘩」の真実を紐解くのが何よりの密かな楽しみでして。

 

この記事では、メタルギアサーガの全貌を、発売順ではなく

「物語の時系列順」

に再構成し、全作品の結末までを完全ネタバレで徹底解説します。

 

単なるあらすじの羅列ではありません。

なぜ英雄は悪に落ちたのか?

「愛国者達」とは何だったのか?

行動経済学的な視点も交えながら、キャラクターたちの不可解な行動原理まで深掘りします。

 

この記事を読むことで、あなたは長年のモヤモヤから解放され、シリーズの点と点が線でつながる快感を味わえるはずです。

最新作『MGS Δ』をプレイする前の予習としても、これ以上のものはないと断言します。

 

さあ、ここから先は「ネタバレ」という名の戦場です。

 

心の準備ができた方だけ、真実の歴史へと潜入してください。

この物語の全てを知ったとき、あなたの世界の見え方が少し変わるかもしれませんよ。

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序章メタルギアという名の「巨大な迷宮」へようこそ

毎日会社と家の往復をしていると、ふと思うんです。

 

「私たちって、見えないレールの上を歩かされているんじゃないか?」って。

 

上司の顔色、世間の常識、義母の鋭い視線……。

まるで、見えないシステムに管理されているような息苦しさ。

 

メタルギアシリーズが描いてきたのは、まさにそんな「管理された世界」と、そこからの「脱獄」を試みた男たちの記録です。

 

ただ、その脱獄劇が50年にも及び、親子3代(正確にはクローンですが)を巻き込んだ壮絶な殺し合いになってしまったというわけ。

 

まずは、複雑怪奇なこの迷宮の地図をお渡ししましょう。

物語は大きく分けて2つの時代、「ビッグボスの時代(過去)」「ソリッド・スネークの時代(未来)」に分かれます。

年代作品名主人公キーワード
1964MGS3ネイキッド全ての発端。師「ザ・ボス」の死。
1970MPOビッグボス「愛国者達」創設の裏側。
1974PWビッグボス平和の否定と軍事国家への道。
1975GZビッグボス拠点の崩壊と9年の昏睡。
1984TPPヴェノム復讐と「影」の真実。
1995MG1ソリッド初任務。ビッグボス(影)との対決。
1999MG2ソリッド父殺し。ビッグボス(真)との決別。
2005MGS1ソリッド遺伝子(GENE)の呪縛。
2009MGS2雷電情報統制とミーム(MEME)。
2014MGS4オールド管理社会の終焉と意志(SENSE)。

ざっとこんな感じです。

親子喧嘩にしては規模が大きすぎますよね。

 

それでは、時計の針を1964年まで戻しましょう。

東京オリンピックの年であり、新幹線が開業した年。

そして、一人の英雄が生まれ、絶望した年です。

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第1部:損失回避が生んだ怪物ビッグボスの時代(1964-1984)

物語の前半は、「ビッグボス」と呼ばれることになる男、ネイキッド・スネークの悲劇です。

 

彼は最初から悪人だったわけじゃありません。

むしろ、誰よりも純粋で、誰よりも忠実な兵士でした。

 

それがなぜ、世界中を敵に回すテロリストになったのか?

ここに、人間心理の恐ろしい罠があるんです。

1964年:スネークイーター作戦(MGS3)
~「アンカリング」された裏切りと真実~

1964年8月24日、CIAの特殊部隊FOX隊員ネイキッド・スネークは、ソ連領内へ潜入します。

任務は科学者の亡命支援。

 

しかし、そこで待っていたのは、母親のように慕っていた師匠、伝説の兵士

「ザ・ボス」

の裏切りでした。

 

彼女はソ連へ亡命し、手土産に核弾頭を持ち込みました。

あろうことか、ソ連の過激派ヴォルギン大佐がそれを発射し、一帯を消し飛ばしてしまいます。

 

世界は核戦争寸前。

「アメリカは無実です!」

と証明するため、政府はスネークに残酷な命令を下します。

 

「ザ・ボスを抹殺せよ」と。

 

スネークは悩み、傷つきながらも再潜入(スネークイーター作戦)し、師匠との一騎打ちに挑みます。

白い花が咲き乱れる野原での決闘。

彼は勝利し、自らの手で師を葬りました。

彼は英雄「ビッグボス」の称号を得ます。

 

でも、ここからが地獄。

帰国後、彼は真実を知らされます。

 

ザ・ボスの裏切りは、アメリカ政府が仕組んだ

「偽装」

だったのです。

彼女の真の任務は、ヴォルギンが持つ莫大な秘密資金「賢者の遺産」を奪取すること。

しかし、予期せぬ核発射により計画は破綻。

 

彼女は祖国を守るため、

「売国奴として、愛弟子の手にかかって死ぬ」

という汚名をあえて被ったのです。

【わたし視点】損失回避の罠

人間って、「何かを得る喜び」よりも「何かを失う悲しみ」の方を2倍以上強く感じる生き物なんです(損失回避性)。

スネークにとって、「ビッグボス」という称号(利益)よりも、最愛の師を理不尽に奪われた「喪失感(損失)」の方が圧倒的に大きかった。

この巨大な心の穴が、彼を「国なんて信用できない」という極端な思想へと走らせていくわけです。

1970年:サンヒエロニモ半島事件(MPO)
~「バンドワゴン効果」で暴走する組織~

師を殺した絶望から6年後。

スネークはコロンビアでFOX部隊の反乱に巻き込まれます。

 

この事件自体も大事なんですが、裏で起きていたことの方が重要です。

この事件を通じて、スネークは後の盟友キャンベルと出会い、そして裏で暗躍していたオセロットが「賢者の遺産」の回収に成功します。

 

この資金を元手に、ゼロ少佐(MGS3での上司)、ビッグボス、オセロット、EVAらが集まり、秘密組織

「愛国者達(サイファー)」

が結成されます。

 

目的は「ザ・ボスの遺志を実現すること」。

でも、ここですでにボタンの掛け違いが起きていました。

  • ゼロ少佐:「世界をひとつにする」=情報を統制し、意識を統一して争いをなくす。
    ビッグボス:「兵士が兵士として生きられる場所を作る」=戦うことでしか生きられない者への救済。

みんなが「ザ・ボスのため」と言いながら、互いの極端な解釈に同調し合う(バンドワゴン効果)。

これが後の悲劇の火種になります。

1972年:恐るべき子供達計画
~「保有効果」への固執~

ゼロ少佐は、ビッグボスという最強のアイコンを手放したくありませんでした。

彼を永遠に組織のものにするため、勝手に彼のクローンを作る計画を実行します。

これが「恐るべき子供達計画」

 

ここで生まれたのが、ソリッド、リキッド、ソリダスの3人の息子たちです。

 

自分の意志を無視して子どもを作られたビッグボスは激怒。

「俺は道具じゃない!」

とゼロと決別し、組織を抜けます。

ここから、かつての仲間同士による、泥沼の代理戦争が始まるのです。

1974年:ピースウォーカー事件(MGSPW)
~「現状維持バイアス」の打破と誤謬~

1974年、コスタリカ。

ビッグボスは傭兵部隊「国境なき軍隊(MSF)」を率いていました。

 

そこで遭遇したのは、AI搭載の核兵器「ピースウォーカー」。

そのAIには、ザ・ボスの人格が再現されていたのです。

 

AIのザ・ボスは、最終的に「戦わない」ことを選びました。

核発射を止めるために、自ら湖に沈んでいったのです。

 

しかし、ビッグボスはこれを理解できなかった。

「彼女は銃を捨てた。戦士であることをやめた。それは俺への裏切りだ」

と解釈してしまったのです。

 

彼はザ・ボスの平和への意志を拒絶し、「俺は戦い続ける」と宣言。

自らの組織を核武装させます。

ここで彼は、名実ともに核保有テロリストへと変貌するのです。

1975年:グラウンド・ゼロズ(MGSV:GZ)
~「正常性バイアス」の代償~

組織は大きくなりすぎました。

1975年、キューバの米軍基地へ仲間の救出に向かったビッグボスですが、それは罠でした。

 

留守中のマザーベースは、サイファーの実行部隊「XOF」(指揮官スカルフェイス)の奇襲を受け、壊滅。

救出した仲間(パス)の体内に仕掛けられた爆弾が爆発し、ビッグボスは9年間の昏睡状態に陥ります。

一夜にして全てを失ったのです。

1984年:ファントムペイン(MGSV:TPP)
~「サンクコスト」とアイデンティティの喪失~

9年後の1984年、ビッグボスは目覚めます。

新たな組織「ダイアモンド・ドッグズ」を結成し、スカルフェイスへの復讐を開始。

声帯虫や新型兵器サヘラントロプスの脅威を排除し、見事に復讐を果たします。

 

……と、ここでシリーズ最大のトリックが明かされます。

ネタバレ注意

【核心】二人のビッグボス

プレイヤーが操作していたこのスネーク。

実はビッグボス本人ではありません。

 

彼の正体は、9年前のヘリ事故で同乗していた「衛生兵(メディック)」

本物のビッグボスを守るため、昏睡中に整形手術と催眠療法を施され、

「自分はビッグボスだ」

と思い込まされていた影武者(ファントム)だったのです。

 

本物はどこへ?

彼は影武者を囮にして、裏でこっそりと真の理想国家「アウターヘブン」の建国準備を進めていました。

 

影武者のヴェノム・スネークは、最後に真実を知り、それを受け入れます。

「俺とお前、二人でビッグボスだ」と。

彼は他人の人生を生きることを受け入れ、後の歴史の闇に消える運命を選びました。

この「未完」とも言われる喪失感こそが、タイトルにある「ファントムペイン(幻肢痛)」そのものなのかもしれません。

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第2部:確証バイアスとの闘争ソリッド・スネークの時代(1995-2014)

ここからは、ビッグボスのクローン、ソリッド・スネークの物語です。

親の残した負の遺産(核兵器搭載ロボット)の処理に奔走する息子の苦労話とも言えます。

1995年:アウターヘブン蜂起(MG1)
~情報の非対称性と代理戦争~

南アフリカ奥地に武装要塞「アウターヘブン」が出現。

特殊部隊FOXHOUNDの新兵ソリッド・スネークは、総司令官ビッグボスの命令で潜入します。

 

しかし、黒幕は司令官ビッグボス本人でした。

ソリッドはメタルギアを破壊し、ビッグボスを倒します。

 

MGSVの真実を踏まえると、ここで倒されたのは影武者ヴェノム・スネークです。

彼は最後まで役割を全うして散ったのです。

1999年:ザンジバーランド騒乱(MG2)
~サンクコストへの執着~

4年後、中央アジアの「ザンジバーランド」が核武装。

敵の指導者は、今度こそ本物のビッグボスです。

 

彼は戦争孤児を集め、

「戦場でしか生きられない世界」

を作ろうとしていました。

これは

「これまでの戦いで流した血を無駄にしたくない」

というサンクコストへの執着にも見えます。

 

ソリッドは即席の火炎放射器で実の父を焼き殺し、この妄執を断ち切ります。

2005年:シャドーモセス島事件(MGS1)
~「代表性ヒューリスティック」の罠~

アラスカのシャドーモセス島が占拠されます。

リーダーはソリッドと同じ顔を持つリキッド・スネーク。

 

彼は強烈な思い込み(確証バイアス)に囚われていました。

「俺は劣性遺伝子(ゴミ)で作られた! 親父の優性遺伝子は全部お前(ソリッド)が持っていった!」

 

ソリッドはリキッドを倒しますが、リキッドの死因は体内に仕込まれた殺人ウイルス「FOXDIE」でした。

 

そして衝撃の事実。

実は優性遺伝子を持っていたのはリキッドの方で、ソリッドこそが劣性だったのです。

 

「遺伝子で運命は決まらない」。

ソリッドはこの真実に辿り着きます。

2007-2009年:ビッグシェル事件(MGS2)
~「利用可能性ヒューリスティック」とAIの予言~

この作品は、現代のSNS社会を予言した怪作です。

 

2009年、テロリストに占拠された海上施設「ビッグシェル」。

新人の雷電が潜入しますが、実はこの事件全体が、「愛国者達」が仕組んだ演習でした。

 

愛国者達の正体は、人間ではなく

「AIのネットワーク」

 

彼らの目的は、ネット上に溢れるゴミ情報を「選別(フィルタリング)」し、人類の文化や思想(MEME)をコントロールすること。

「人間は自分の見たい真実しか見ない。だから我々が管理してやる」

 

これ、今のアルゴリズムそのものですよね。

私たちが見ているニュースフィードは、本当に世界の全てでしょうか?

 

雷電は、AIに与えられた役割を捨て、自分の意志を取り戻す戦いを選びます。

2014年:ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(MGS4)
~SENSE(意志)の継承~

物語の終着点。

世界は「戦争経済」とナノマシン管理に支配されていました。

 

急激に老化したソリッド・スネーク(オールド・スネーク)は、最後の任務として、システムを乗っ取ろうとするリキッド・オセロットの抹殺に向かいます。

 

スネークはAIネットワークを破壊し、管理社会を終わらせます。

 

そしてエピローグ。

墓地でスネークは死んだはずのビッグボスと再会します。

 

ビッグボスは、植物状態のゼロ少佐の生命維持装置を切り、全ての因縁を終わらせました。

「世界は、あるがままでいい」

無理に世界をコントロールしようとするのではなく、ただそこにある世界を尊重する。

ビッグボスはスネークと和解し、安らかに息を引き取ります。

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結論ザ・ボスの遺志は「ナッジ」だったのか?

結局、この長い喧嘩は何だったのでしょうか。

ザ・ボスの遺志「世界をひとつにする」を、男たちは極端に解釈しすぎました。

  • ゼロ:「強制的な統一(情報統制)」=自由の剥奪。
    ビッグボス:「武力による統一(アウターヘブン)」=闘争の永続。

対してソリッド・スネークが出した答えは、「世界をコントロールせず、あるがままを受け入れ、次世代に意志を伝える」こと。

 

これは行動経済学で言う

「ナッジ(そっと後押しする)」

に近いかもしれません。

強制するのではなく、相手が自分で選べるように促す。

 

メタルギアの物語は完結しましたが、その問いかけは今も生きています。

私たちは、アルゴリズムに流されず、自分の意志で選んでいるでしょうか?

 

次にスマホを開くとき、少しだけこの「兄弟喧嘩」のことを思い出してみてください。

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