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【ぐるナイ・ゴチ】ピタリ賞100万円の税金と手取り額は?FPが教える一時所得と自腹経費のリアル【2025年版】

はじめに

こんな疑問、ありませんか?

  • テレビでピタリ賞100万円が出た瞬間、
    「うわ、いいなぁ!でもこれって税金で半分くらい持っていかれるんじゃないの?」
    と、素直に喜ぶよりも先に財布の心配をしてしまったことはありませんか?
  • 「負けたら自腹で20万円」
    という過酷なルールを見て、
    「芸能人とはいえ、本当に自腹なの? 経費で落ちるから痛くないんじゃないの?」
    と、大人の事情を勘ぐってモヤモヤした経験はありませんか?
  • もし自分が商店街の福引きや懸賞で100万円当たったら、
    「会社にバレずに受け取るにはどうすればいいの? 確定申告って必要なの?」
    と、取らぬ狸の皮算用で不安になったことはありませんか?

本記事のテーマ

『ぐるナイ』のゴチになります!

は、私たち庶民にとって夢のような金額が飛び交うエンターテインメントです。

 

特に2025年は、あのちゃんやNEWSの増田貴久さんが相次いでピタリ賞を獲得し、大きな話題となりました。

 

しかし、その裏にある「税金」の仕組みは意外と複雑です。

「宝くじは非課税なのに、なぜテレビの賞金は課税されるのか?」

この素朴な疑問に即答できる人は少ないでしょう。

 

また、ネット上には「どうせヤラセ」「経費になるから平気」といった憶測が飛び交っていますが、税法に基づいた正確な解説は驚くほど少ないのが現状です。

筆者について

私は現在、都内の企業でフルタイム勤務をしながら、副業でライターをしている40代の主婦です。

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持ち、日々「いかにお金を残すか」という節税策や家計管理の研究に没頭しています。

 

長崎から上京して早20年、満員電車に揺られながら培った「庶民の金銭感覚」と、専門家としての「税務知識」、そして何より『ぐるナイ』を長年愛し続けてきた一ファンとしての視点を掛け合わせ、この問題を徹底的に調査しました。

この記事でわかること

この記事では、ピタリ賞100万円にかかる税金を「一時所得」の計算式を使って1円単位までシミュレーションします。

 

さらに、宝くじとの決定的な違い、芸能人の「自腹」が税務上どう扱われるのかというグレーゾーン、そして万が一あなたが100万円を当てた際に会社にバレずに手取りを最大化する「完全防衛マニュアル」まで、図解と具体的な計算を交えて網羅的に解説します。

読むメリット

この記事を読めば、今後ゴチを見るときに

「あ、今のは経費計上できるな」

「この100万円は手取り95万円だな」

といった、プロデューサーや税理士のような新しい視点で番組を楽しめるようになります。

 

また、あなた自身に臨時収入があった際、税務署に無駄な税金を払わず、堂々と手取りを確保するための実践的な知識が身につきます。

結論

結論として、ピタリ賞100万円は課税対象ですが、日本の税制には「一時所得」への強力な優遇措置があるため、手取りは約95万円も残ります。

 

そして芸能人の自腹は、単なる罰ゲームではなく、高度な「経済活動(投資)」としての側面を持っています。

このカラクリを知れば、エンタメも税金も、もっと面白くなるはずです。

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プロローグ満員電車の揺れと、あのちゃんの100万円

12月の東京は、どこもかしこもイルミネーションで浮足立っていますね。

私はといえば、今日も今日とて通勤電車に揺られています。

 

吊革につかまりながら、ふと中吊り広告に目をやると、そこには年末ジャンボ宝くじの文字。

そしてスマホのニュースアプリを開けば、『ぐるナイ』ゴチになります!で、あのちゃんがピタリ賞を獲得したという話題がまだTL(タイムライン)を賑わせています。

 

2025年のゴチは、本当に凄まじかったですよね。

3月の岡村さん、7月の増田さん、そして11月のあのちゃん。

まるで何かのバグかと思うほど、100万円の札束が飛び交う一年でした。

 

テレビ画面の向こうで舞い散る金色の紙吹雪と、出演者たちの歓喜の絶叫。

それを横目に、私は昨日の夕飯の残りをお弁当に詰めながら、小4の息子に「早く着替えなさい!」と叫び、義母の

「今日のゴミ出しは燃えないゴミだったかしら?」

という問いかけに

「いえお義母さん、今日は資源ごみです」

と笑顔で答える日常を送っています。

 

この落差。

画面の中の100万円と、私の財布の中のTポイントカードのポイント残高。

 

ふと、意地悪な疑問が頭をもたげます。

 

「ねえ、その100万円、丸ごともらえるわけじゃないんでしょ?」

 

職業柄でしょうか。

副業でライターをしていると、どうしても物事の裏側にある「数字」や「ルール」が気になってしまうんです。

 

華やかなピタリ賞の裏には、確実に国税庁という名のラスボスが潜んでいます。

そして、負けた時のあの恐ろしい自腹額。

あれは本当にただの罰ゲームなのか、それとも高度な経済活動なのか。

 

今日は、通勤電車の揺れに身を任せながら、あるいは家事の合間に一息つきながら、この「ゴチ」という名の経済ドキュメンタリーを、税金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)の知見を借りて、徹底的に、それはもう骨の髄までしゃぶり尽くすように解剖してみたいと思います。

 

あ、ご安心ください。

難しい税法の条文をそのまま読み上げるような野暮なことはしません。

主婦の知恵とライターの好奇心で、分かりやすく翻訳しますから。

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第1章:幻想を打ち砕く結論手取りは「約95万円」

まずは、一番知りたい答えからいきましょう。

焦らすのは好きじゃありません。

九州女(長崎出身です)は結論を急ぐのです。

 

ピタリ賞の100万円。

これに税金はかかるのか?

答えは、YES。

絶対にかかります。

 

「えー、テレビの賞金って夢があるから非課税じゃないの?」

そんな寝言を言っている場合ではありません。

日本の税務署は、夢や希望には課税しませんが、現金には容赦なく課税します。

 

でも、ここで絶望するのはまだ早いです。

日本の税制には、私たち庶民にはあまり知られていない「飴と鞭」の「飴」の部分が存在します。

それが「一時所得」という枠組みです。

 

もし、ごく平均的な年収(例えば500万円くらい)の会社員である私が、奇跡的にゴチに出演してピタリ賞100万円を獲ったとしましょう。

その時の計算結果は、驚くべきことにこうなります。

項目金額心の声
A. 獲得賞金額1,000,000円夢の札束!焼肉食べ放題!
B. 税金計算上の所得250,000円えっ、これだけでいいの?
C. 追加で払う税金約50,000円所得税と住民税合わせてこれくらい
D. 最終的な手取り約950,000円ほぼ丸儲けじゃない!

いかがですか?

「半分くらい税金で持っていかれる」

という都市伝説を信じていた方、安心してください。

 

実際には約95%が手元に残ります。

5万円なんて、家族でちょっといいお寿司を食べに行ったら消える金額です(我が家のエンゲル係数事情はさておき)。

 

つまり、ゴチのピタリ賞は、税務的に見ても

「超・高効率なボーナス

なのです。

なぜこんなに優遇されているのか。

そこには、「あぶく銭には寛容に」という、なんとも粋な(?)税法の哲学が隠されています。

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第2章:法の聖域「宝くじ」と、俗世の「ゴチ」その決定的な違い

ここで、誰もが抱く疑問をクリアにしておきましょう。

「宝くじで10億円当たっても税金ゼロなのに、なんでゴチの100万円には税金がかかるの?」

 

これ、飲み会で話すと絶対に盛り上がるネタですが、意外と正確に答えられる人は少ないんです。

ここには、国家権力が定めた明確な「境界線」があります。

宝くじが非課税なのは「テラ銭」を払っているから

宝くじが非課税なのは、法律(当せん金付証票法第13条)で守られているからです。

でも、国がギャンブル好きだから優遇しているわけじゃありません。

 

私たちが宝くじを1枚買うとき、その代金の約40%は、すでに「収益金」として地方自治体に吸い上げられています。

つまり、

買う時点ですでに税金のようなもの(テラ銭)をガッツリ払わされている

のです。

 

「入り口でたっぷり取ったから、出口(当選金)では取らないよ」

これが宝くじの理屈です。

二重課税を防ぐための措置なんですね。

ゴチの賞金は「ノーリスク・ハイリターン」の棚ぼた

一方、ゴチの賞金はどうでしょうか。

出演者は、ピタリ賞を獲るために参加費を払っていますか?

いえ、払っていません。

負けた時の自腹はペナルティであり、参加費とは性質が異なります。

 

つまり、ピタリ賞は

「元手ゼロで、たまたま転がり込んできた利益」

なのです。

 

さらに、お金の出どころも違います。

宝くじは公的な事業ですが、テレビ番組の賞金は、テレビ局やスポンサーという民間企業から個人への「経済的利益の移転(贈与に近いもの)」です。

 

国税庁のスタンスはこうです。

「君たち、リスクなしで儲けたんだから、ちょっとくらい社会に還元(納税)しなさいよ」

 

これを専門用語で

「担税力(たんぜいりょく)の捕捉」

なんて言ったりしますが、要するに「余裕あるところから取る」という原則ですね。

だから、ゴチの賞金や、商店街の福引き、雑誌の懸賞などはすべて

「一時所得」

として課税対象になるのです。

 

この違い、なんとなく腑に落ちませんか?

入り口で払うか(宝くじ)、出口で払うか(ゴチ)。

世の中、タダで大金が手に入るほどうまい話はない、ということですね。

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第3章:一時所得という名の「錬金術」50万円控除の魔法

さて、ここからが本題です。

第1章で「税金は5万円くらい」と言いましたが、なぜそんなに安くなるのか。

 

ここには、一時所得にかけられた

2つの強力な魔法(控除)

が存在します。

この仕組みを知っていると、人生で何かイレギュラーな収入があった時に、無駄に怯えなくて済みます。

魔法その1:特別控除50万円という「聖域」

一時所得の計算式には、必ず登場する数字があります。

それが「50万円」です。

一時所得 = 総収入 - 経費 - 50万円

この「マイナス50万円」が本当に偉大なんです。

国はこう言っています。

「まあ、人生いろいろあるし、年間50万円までのラッキーパンチなら、なかったことにしてあげるよ」

 

例えば、ゴチで「ニアピン賞」として3万円もらったとします。

これだけなら、3万円引く50万円でマイナスになるので、税金はゼロ。

確定申告も不要。

「おみや代」の支払いが免除されて、余ったお小遣いをもらった場合も同様です。

 

この50万円の控除枠は、私たち庶民にとっての「非課税の聖域」

スーパーのタイムセールで半額シールをゲットする喜びにも似た、ささやかながら強力な権利なのです。

魔法その2:1/2課税という「バーゲンセール」

そして、50万円を引いてもまだ利益が残る場合(ピタリ賞100万円のようなケース)。

ここにもう一つの魔法がかかります。

課税対象額 = (総収入 - 経費 - 50万円) × 1/2

「残った利益を、さらに半分にしてよし!」

なんという太っ腹。

閉店間際のスーパーでもここまで安くしませんよ。

 

具体的に計算してみましょう。

  1. 収入: 100万円
  2. 経費: 0円(これについては後で詳しくツッコミます)
  3. 控除後: 100万円 - 50万円 = 50万円
  4. 課税対象: 50万円 × 1/2 = 25万円

本来100万円の利益なのに、税務署は

「あなたの収入は25万円増えただけですね」

と認識してくれるわけです。

これに、あなたの所得税率(年収によりますが、だいたい10%〜20%)と住民税(一律10%)がかかるだけ。

だから、実際の納税額は数万円で済むのです。

 

この「1/2課税」というルール、実は労働意欲を削がないための配慮だとも言われています。

「働かずに得たお金に重税を課すと、みんな働くのがバカらしくなるでしょ? だから偶発的な収入は優遇してあげるけど、あくまで『一時的』なものとして扱うよ」

という、なんとも人間心理を突いた設計なんですね。

疑惑の判定:「過去の自腹」は経費にならないの?

ここで、鋭い読者(あるいはゴチのファン)なら思うはずです。

「待って。ピタリ賞を獲るために、過去に何十回も負けて、何百万円も自腹払ってるじゃん! あれを経費として引けないの?」

 

増田貴久さんなんて、通算自腹額は凄まじいことになっていますよね。

あれを「ピタリ賞のための投資」と言わずして何と言うのか。

 

しかし、税務署の壁は厚い。

所得税法上の必要経費は、

「その収入を得るために直接要した金額」

に限られます。

  • OKな例
    競馬で、万馬券が当たったそのレースの馬券代。
  • NGな例
    その前のレースで外した馬券代。

ゴチの場合、ピタリ賞が出た回の食事代は番組が持ちます(タダです)。

つまり、

「その100万円を得るために、その瞬間に支払ったお金」はゼロ円

なんです。

 

過去の敗北(自腹)は、あくまで「過去の別のイベントでの支出」とみなされ、今回のピタリ賞の経費にはできません。

 

「損して得取れ」ということわざがありますが、税金の世界では「損は損、得は得」とドライに切り分けられてしまうのです。

無情ですね。

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第4章:芸能界の深層「自腹」は本当に損失なのか?

さて、ここからは少し視点を変えて、テレビの向こう側の世界、芸能人たちの懐事情に迫ります。

2025年も、ゴチのラストシーズンでは壮絶なクビレースが展開されました。

 

数十万円の領収書を前に、膝から崩れ落ちるスターたち。

あの姿を見て

「かわいそう…」

と同情するのは、半分正解で、半分間違いです。

「ガチ自腹」だからこそ生まれるドラマ

まず大前提として、彼らは本当に支払っています。

「ヤラセ説」は根強いですが、今のコンプライアンス社会で、偽の領収書を切るリスクを冒すテレビ局はありません。

 

ナインティナインの岡村さんも矢部さんも、

「マジで口座から減る」

とぼやき続けています。

あの引きつった笑顔は、演技指導では出せない「本物の痛み」から来るものです。

 

でも、彼らは私たち会社員とは生きる世界が違います。

彼らの多くは「個人事業主」(あるいは個人事務所の社長)です。

ここが最大のポイントです。

自腹は「最強の広告宣伝費」という仮説

私がもしタレントの顧問税理士だったら、こうアドバイスします。

「ゴチの自腹? どんどん払いましょう! 最高の経費ですよ!」

 

なぜか。

一般人の私が友人に20万円奢っても、それはただの散財(家事費)です。

税金は1円も安くなりません。

しかし、タレントにとってテレビ出演は「事業」です。

 

ゴチで自腹を切る行為には、明確なビジネス上のメリットがあります。

  1. 事業遂行上不可欠
    ルールに従わないと番組に出られない(仕事がなくなる)。
  2. プロモーション効果
    「負けて悔しがる姿」が全国に放送され、視聴者の感情を揺さぶり、ファンが増える。
  3. 業界内の付き合い
    接待交際費としての側面。

これらを総合すると、自腹額は

「広告宣伝費」「接待交際費」

として経費計上できる可能性が極めて高いのです。

 

仮に、税率50%(所得税+住民税)の高額納税者であるトップタレントが、ゴチで20万円払ったとします。

これを経費にできれば、利益が20万円減ったことになり、税金が10万円安くなります。

つまり、

財布から20万円消えても、節税効果で実質的なダメージは10万円で済む

わけです。

 

さらに言えば、ゴールデンタイムの全国ネットで、数分間にわたって自分が主役になり、顔と名前が大写しになる。

企業がCM枠を買えば数千万円かかる時間を、たった10万円(実質負担)で独占できる。

そう考えると、ゴチの自腹は

「コストパフォーマンス最強の広告枠」

を買っているようなものです。

 

増田さんがクビになりそうで焦っている時、もちろんクビになればレギュラー報酬が消えるので必死ですが、同時に「今、俺一番おいしい!」と計算している部分も、プロとして絶対にあるはずです。

自腹は「損」ではなく、芸能人としての「投資」。

そう見ると、あの番組が高度な経済ドキュメンタリーに見えてきませんか?

2025年のリアル:インボイスと領収書

そして忘れてはならないのが、2023年から始まったインボイス制度です。

2025年の今、ゴチの現場ではこんな光景が繰り広げられているはずです。

 

収録終了後、カメラが止まった瞬間にマネージャーが店員に駆け寄る。

「すみません、さっきの自腹分、領収書の宛名は『株式会社○○』で。あと、インボイス登録番号の記載、漏れなくお願いしますね」

 

もし店側がインボイス未対応だったら?

「えっ、消費税分の控除ができないじゃないか!」

と、タレント側は別の意味で顔面蒼白になるかもしれません。

 

高級レストランなので対応しているでしょうが、ゲストで行った小さな名店なんかだと要注意です。

「美味しかった」の余韻に浸る間もなく、消費税の計算をする。これが2025年の芸能界のリアルです。

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第5章:【実践編】もしも私が100万円獲ったら主婦の完全防衛マニュアル

さて、ここからは妄想タイム…ではなく、リスク管理の時間です。

もし、私のような一般庶民が、商店街の福引きや、テレビ番組の観覧で100万円を当ててしまったら。

 

「やったー! ハワイだ! 焼肉だ!」

と浮かれる前に、やるべきことがあります。

これは、家庭の平和と会社員としての地位を守るための戦いです。

ステップ1:確定申告からは逃げられない

まず、覚悟を決めてください。

会社員には「給与以外の所得が20万円以下なら申告不要」というルールがありますが、ピタリ賞の課税対象額は25万円でしたよね。

 

25万円 > 20万円

はい、アウト。

確定申告必須です。

 

「バレないでしょ?」

甘いです。

長崎のカステラのザラメより甘いです。

テレビ局は税務署に「誰にいくら払ったか」という

支払調書

を提出しています。

 

税務署のスーパーコンピューター(KSKシステム)は、あなたの口座にお金が入ったことを知っています。

無申告で数年後に「お尋ね」が来た時の恐怖たるや。

追徴課税に延滞税。

素直に申告しましょう。

どうせ税金は5万円程度です。

安心料だと思えば安いものです。

ステップ2:支払調書を死守せよ

賞金が振り込まれる際、多くの場合は

源泉徴収(税金の天引き)

がされています。

100万円の場合、50万円を超える部分の10.21%、つまり51,050円が引かれているはずです。

 

この「引かれた5万円ちょっと」は、あくまで仮払いです。

確定申告をすることで、あなたの本来の税率に合わせて精算します。

 

私の年収なら、たぶん税率はもっと低いので、申告すれば

「払いすぎた税金が戻ってくる(還付)」

可能性が高いんです。

 

番組プロデューサーから送られてくる「支払調書」という紙切れ。

これを捨てたら終わりです。

へそくりの隠し場所と同じくらい厳重に保管してください。

ステップ3:会社バレを防ぐ「住民税ブロック」

これが一番大事です。

私は副業ライターをしているので慣れっこですが、会社に「給与以外の収入」があることを知られたくない人は多いはず。

副業禁止規定が厳しい会社や、詮索好きな経理のお局様がいる職場ならなおさらです。

 

バレる原因は「住民税」です。

賞金の分だけ住民税が高くなると、会社に届く通知書で

「あれ? この人、計算合わないな?」

と怪しまれます。

 

これを防ぐ裏ワザ。

確定申告書の第二表、「住民税の徴収方法」の欄。

ここで

「自分で納付(普通徴収)」

に丸をつける。

ただそれだけです。

 

これを忘れると、会社の給料から天引きされる住民税がいきなり跳ね上がり、翌月の給与明細を見た経理担当に呼び出されます。

「○○さん、何か…ありました?」

この質問に、しどろもどろになりたくなければ、「自分で納付」です。ここテストに出ますよ。

ステップ4:家庭内政治(義実家対策)

これは税金とは関係ありませんが、FPというより主婦としての助言です。

100万円が入ったことが義両親にバレると、「屋根の修理代」やら「親戚の結婚祝い」やらで、謎の圧力がかかる可能性があります。

 

夫には正直に話すとしても(話さないという選択肢もありますが)、使い道は計画的に。

 

私ならどうするか。

まず5万円を納税用に取り置きます。

残りの95万円。

半分は息子の教育費としてNISA枠へ。

残りの半分で、ずっと我慢していたドラム式洗濯機を買います。

 

そして、義母には

「商店街の福引きで洗濯機が当たったんです!」

と嘘をつきます。

嘘も方便。

家庭円満の秘訣です。

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第6章:落とし穴にご用心「現金以外」の賞品の罠

ゴチは現金ですが、番組によっては「車」や「高級家電」「1年分の食料」が賞品になることもあります。

実はこれ、現金より厄介なんです。

貰ったのは「モノ」でも、税金は「現金」で払う

例えば、300万円の新車が当たったとします。

これ、税法上はどう評価されるかというと、

「処分見込価額(通常の定価の60%程度)」

で見られることが多いです。

 

300万円 × 60% = 180万円。

ここから50万円引いて、半分にして…

課税対象は約65万円。

 

税金は10万円以上かかるかもしれません。

でも、手元にあるのは車だけ。現金はありません。

「賞品をもらったのに、税金を払うために貯金を切り崩す」

という、なんとも理不尽な事態が起こり得ます。

 

海外のクイズ番組では、高級車が当たった参加者が、税金を払えなくて泣く泣く車を売却する…

なんて話もよく聞きます。

「タダより高いものはない」

の極致ですね。

おみや代、ニアピン賞の細かい話

ゴチの「おみや代」。

視聴者プレゼントになるやつです。

あれをタレントが支払った場合も、やはり「広告宣伝費」としての経費性が高いでしょう。

「増田貴久からのプレゼント!」と銘打って視聴者に届くわけですから、立派な宣伝活動です。

 

ニアピン賞などの少額賞金。

これは前述の通り、年間50万円以下なら非課税です。

ただし、もしあなたがその年に競馬で大勝ちしていたり、他の懸賞にも当たっていたりしたら、

「すべての一時所得を合算」

して50万円を超えるかどうか判定します。

ラッキーが重なった年は、逆に税金の計算には注意が必要です。

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第7章:未来予報AI時代のゴチと税金

2025年現在、AIの進化は止まりません。

ゴチのピタリ賞予想も、AIが分析する時代が来るかもしれません(番組的には禁止でしょうけど)。

 

もし将来、AIロボットが出演者として参加し、ピタリ賞を獲ったら?

ロボットには人権がないので納税義務もありません。

その所得は所有者(開発企業やテレビ局)の法人所得になるんでしょうね。

 

そんな味気ない未来よりは、やっぱり岡村さんが顔を真っ赤にして喜んだり、増田さんが絶望して突っ伏したりする、人間臭いドラマを見ていたいです。

 

税制も変わるかもしれません。

マイナンバーとの紐付けがさらに進めば、賞金が振り込まれた瞬間に自動的に納税が完了するシステムになるかも。

確定申告の手間がなくなるのは歓迎ですが、「こっそりへそくりにする」という楽しみまで奪わないでほしいものです。

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エピローグ日常への帰還

長々とお話ししてきましたが、そろそろ私の最寄り駅に到着しそうです。

 

ゴチのピタリ賞100万円。

その煌びやかな光の裏には、一時所得という税の優遇があり、自腹という名の投資があり、そして確定申告という現実的な手続きがありました。

 

テレビの中の出来事は、遠い世界のファンタジーのように見えて、実は私たちの生活と地続きのルールの上で成り立っています。

そう思うと、いつもの『ぐるナイ』が、少し違った景色に見えてきませんか?

 

次回の放送で、誰かが自腹を切って叫んでいたら、テレビの前でこう呟いてあげてください。

 

「大丈夫、それ経費になるし、所得税も安くなるから!」

「むしろそのリアクション、広告費換算したら黒字だから!」

 

そんな野暮なツッコミを入れられるようになったら、あなたも立派なマネーリテラシーの持ち主です。

 

さて、電車を降ります。

今日はスーパーで特売の卵を買って帰らなきゃ。

 

100万円の夢は見終わりましたが、私の手の中にある95万円(という妄想)と、現実の家族との夕飯。

どちらが幸せかといえば、まあ、今のところは後者ということにしておきましょう。

(でも、やっぱり100万円当たったら、絶対にドラム式洗濯機を買いますけどね!)

 

それでは、皆様も良き「税金ライフ」を。

ファイナンシャルプランナー兼、しがない主婦ライターがお送りしました。

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