ここからは『銀魂』原作77巻・第704訓までの結末ネタバレです。
銀時は死にません。原作の最後で万事屋へ帰り、新八・神楽との日常を取り戻します。
銀ノ魂篇まで見たのに、銀さんが最後にどうなったのか分からない。『THE FINAL』という映画もあるし、新劇場版もある。ちょっと待って、どの「最後」の話? 作品名を追うだけでも、なかなかの仕事量ですよね。
原作の物語は、全77巻で完結しています。テレビ版の第367話と、漫画の最終訓・第704訓は別の区切りなんです。
銀ノ魂篇とTHE FINAL、原作の最終訓はどこにある?
「銀ノ魂篇」は漫画とテレビアニメの両方にある長編名です。ここがややこしいところ。同じ篇の名前でも、テレビで放送された範囲と、漫画で描かれた範囲は一致しません。
| 作品・区切り | 媒体と範囲 | 原作の結末との関係 |
|---|---|---|
| 原作『銀魂』の最終訓 | 漫画77巻・第704訓 | 銀時たちの戦いと、その後の日常まで描く |
| 銀ノ魂篇 | 漫画66〜77巻・第596〜704訓/テレビ第342〜367話 | 漫画は最終訓まで。テレビ第367話は漫画の最終訓と別の区切り |
| 銀魂 THE SEMI-FINAL | 全2話のアニメ特別編 | 映画『THE FINAL』の前日譚 |
| 銀魂 THE FINAL | アニメ映画 | 原作のラストをもとにした作品 |
| 新劇場版 銀魂 -吉原大炎上- | アニメ映画 | 吉原炎上篇を映画化した別作品 |
テレビ第367話を見終えても、原作第704訓の結末まで見たことにはなりません。映画公式も『THE FINAL』を原作のラストをもとにした作品として紹介しています。
範囲の参照:銀ノ魂篇・公式20周年サイト、THE SEMI-FINAL・映画公式告知、THE FINAL・映画公式紹介、吉原大炎上・公式作品情報
原作の結末で銀時はどうなる?
銀時は死にません。最後の戦いを生き延び、万事屋へ戻って、新八・神楽と日常を取り戻します。
途中では万事屋を離れていますが、不在のまま物語が終わるわけではありません。第704訓で、いつもの3人がそろうところまで描かれるんです。銀さん、ちゃんと帰ってきます!

結末の照合:ciatrの原作最終回記事、ぱっつぁん[オルタ]の第704訓感想。3人が走り出すラストはMANTANWEBの歴代担当編集座談会でも言及されています。
万事屋を離れた時期は、銀時の死亡ではない
終盤には、大きな戦いのあとに2年が過ぎ、万事屋が解散している時期があります。銀時が姿を消し、新八は万事屋の仕事を続けていました。
途中までのあらすじで「銀時がいない」「万事屋が解散」と読むと、そこで終わってしまうのかと身構えますよね。けれど、銀時は生きていて、その後も物語は続くんです。
この不在と、最終決戦を終えたあとの帰還は分けて考えてください。最終訓で銀時は新八・神楽と再び一緒にいるので、離れ離れだった時期が万事屋の最終状態ではありません。
離別の時期の照合:ciatr、ぱっつぁん[オルタ]の第688訓感想
戻った銀時は、いつもの万事屋の銀さん
帰還後の万事屋では、新八がリーダー役になっています。定春も戻り、神楽を含めて見慣れた顔ぶれがそろう光景です。
世界を救う規模の戦いを越えても、銀時が急に立派な上司になって、整然と仕事を回し始める展開ではありません。そこは相変わらず。新八、お疲れさまです。
私はこの帰還が好きです。遠い英雄になった姿より、また新八にツッコまれている銀さんのほうが、そばに帰ってきた感じがするんですよね。ちゃんと暮らしが続いている、という安堵があります。
高杉は死ぬ。虚との最後の戦いで銀時が失うもの
高杉晋助は最後の戦いで命を落とし、銀時がその最期を見届けます。銀時が生きて帰る一方で、高杉との別れは残る結末です。
第703訓で銀時が向き合うのは、高杉の体に入り込んだ虚。高杉も体の内側から虚に抗い、銀時と力を合わせて虚を倒します。
虚は消滅し、高杉は銀時と最後の言葉を交わしたあと、息を引き取ります。虚を倒したことと、高杉を失ったこと。その両方が、銀時の最後の戦いに起きているんです。
第703訓の核心の照合:ciatrの「高杉の最期と夜明け」、ぱっつぁん[オルタ]の第703訓感想
銀時は高杉に別れを告げてから、松陽のもとへ向かう
銀時たちの師である吉田松陽は、暴走するターミナルを止めようとしています。高杉を看取った銀時も、その施設へ急ぎました。
第704訓では、銀時が松陽のもとにたどり着き、新八・神楽と一緒に彼を支えます。
昔の弟子と師匠だけの再会で終わらず、そこに新八と神楽もいる。私は、銀時が歩んできた時間を、松陽にも見てもらえた場面として読みました。高杉との別れの直後なので、うれしさだけでは読めないところもありますね。
ターミナルの暴走は食い止められ、物語は戦いのあとの暮らしへ移ります。銀時の生存と万事屋への帰還は、その後の描写で確かめられます。
第704訓の再会と戦いの収束の照合:ciatrの「ターミナルの消滅とたまの記憶」、ぱっつぁん[オルタ]の第704訓感想
最終訓のラストで、万事屋の3人は走り出す
原作の最後は、銀時・新八・神楽が万事屋として走り出す場面です。大きな戦いの決着から、いつもの仕事へ。あの3人がまた動き出すところで、漫画は幕を閉じます。
高杉を失った悲しみはあるのに、万事屋のにぎやかさも戻っている。泣く準備をしたまま、笑うほうにも付き合わされるんですよね。ティッシュをしまうタイミングくらい、こちらに決めさせてほしいです。

ただ、笑える日常が戻ったからといって、高杉との別れが消えるわけではありません。私は、大切な人を失った悲しみを抱えながらも、残った人たちと生きていくラストだと受け取りました。
この帰還について、MANTANWEBの座談会では、担当編集の井坂尊さんが、空知英秋さんは銀時たちが戻ることを意識して最後の場面を描いたと語っています。読者として感じる「また会える気がする」は、あのラストの描き方とも重なるんですね。
ラストの参照:MANTANWEBの歴代担当編集座談会。場面はciatrと第704訓感想でも照合。
「最終回」の話数と新劇場版を取り違えないで
原作の完結は第704訓、収録は77巻
原作『銀魂』が完結したのは、2019年6月20日。銀魂公式アプリで最終訓が配信され、同年8月2日発売の77巻に収録されました。
最終訓は第704訓「天然パーマにロクな奴はいない」です。第1訓の「天然パーマに悪い奴はいない」とは、題の言葉が違います。
ほんの一語ですが、最初と最後を確かめるなら見落とせません。最終訓の題はオリコンとMANTANWEBで一致しているので、77巻を探すときは「ロクな奴」のほうですよ。
巻数・発売日の参照:オリコンの完結報道、MANTANWEBの最終77巻紹介、集英社の77巻の書籍情報。第1訓の題は小学館集英社プロダクションの公式発表でも確認できます。
新劇場版の吉原大炎上は、原作最終訓の続きではない
『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』を、原作第704訓の後日談と取り違えないでください。公式が案内しているのは、吉原炎上篇の映画化です。
新しい映画でも、原作の完結後の物語を描くとは限りません。銀時の結末を確かめたいときは、原作77巻と『THE FINAL』がそれぞれどんな作品かを確認します。
「新」と「FINAL」が並ぶと、どちらが最後の話なのか迷いますよね。作品名に加えて、あらすじの長編名も読むのが確実です。
作品の範囲:吉原大炎上の公式作品情報、THE FINALの公式紹介
原作の結末を読むなら77巻、映像ならTHE FINAL
漫画で最終訓まで確かめたい人は77巻へ
銀時の生死だけでなく、高杉との別れから万事屋の最後まで漫画で確かめるなら、集英社の『銀魂』77巻が該当巻です。最終訓まで収録されています。
銀ノ魂篇全体を読み直すなら、原作66〜77巻が対象。すでに77巻まで読んだ人が、結末のために別の続刊を探す必要はありません。
高杉と虚の決着は第703訓、松陽との再会と戦いのあとの万事屋は第704訓。この2つを続けて読むと、銀時の最後に残った悲しみと、戻ってきた日常の両方を確かめられます。
テレビ第367話まで見た人は、特別編と映画の作品名を確認
テレビ第367話の題は「悪役にもやっていい事と悪い事がある」です。その先の映像作品として、全2話の『THE SEMI-FINAL』と、原作のラストをもとにした映画『THE FINAL』があります。
物語の前日譚は『THE SEMI-FINAL』、映画は『THE FINAL』。配信開始日は前日譚のほうが後で、第1話は2021年1月15日、第2話は1月20日でした。映画の公開日は1月8日。前日譚なのに公開後、という少しひねった並びなんです。
物語を前日譚から追いたい人は『THE SEMI-FINAL』全2話のあとに『THE FINAL』を視聴します。映画公式は、映画だけでも楽しめると案内しています。
漫画の最終訓そのものを読みたい場合は、77巻へ。『THE FINAL』は原作のラストをもとにした映画なので、「漫画77巻の全ページがそのまま映像になっている」と考えずに選んでください。
映像の参照:テレビ第367話の公式あらすじ、特別編の映画公式告知、CINRAの配信発表記事、映画公式紹介
ワーナー ブラザース公式チャンネルの『銀魂 THE FINAL』予告です。
FAQ|銀魂の結末でよくある疑問
銀時は最終回で死ぬの?
死にません。原作の最終訓で万事屋へ帰り、新八・神楽と一緒にいる姿が描かれます。途中の不在と、最終回の生死を混同しないようにしてください。
高杉と虚は最後にどうなる?
虚は倒されて消滅し、高杉も命を落とします。高杉の体に入り込んだ虚との戦いが、第703訓で決着するんです。銀時が生き残ることとは別に、高杉との別れがあります。
万事屋は解散したまま終わる?
最後は銀時・新八・神楽がそろい、万事屋の日常が戻ります。定春も帰還。3人がまた仕事へ走り出すのが、原作のラストです。
テレビアニメの第367話が原作の最終回?
原作の最終回とは違います。漫画の最終訓は第704訓で、77巻に収録。テレビ第367話のあとに作られた『THE FINAL』は、原作のラストをもとにした映画です。
THE SEMI-FINALとTHE FINALはどちらが先?
物語では『THE SEMI-FINAL』が前日譚です。ただし公開・配信は逆で、映画が2021年1月8日、特別編が1月15日と20日でした。物語を前日譚から追うなら、特別編全2話を先に視聴してください。
まとめ
原作『銀魂』の結末で、銀時は生きて万事屋へ帰ります。高杉は命を落とし、虚との戦いは決着。最終訓の第704訓では、新八・神楽とともに日常へ戻った銀時が描かれます。
悲しい別れを越えても、最後の3人は万事屋として走り出す。私は、あの騒がしさが戻ったところでやっと、銀さんが帰ってきたと感じるんです。