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ダークソウル1 ストーリー ネタバレ|火継ぎは救い?二つの結末

ダークソウル1 ストーリー ネタバレ|火継ぎは救い?二つの結末

グウィンを倒した。篝火にも触れた。それなのに主人公が燃え始めて、「え、これでよかったの?」となった人もいるのではないでしょうか。私もあの場面は、勝った喜びより先に背筋が冷える結末だと感じます。

初代『ダークソウル』の最後は、自分を燃やして火を継ぐか、火を継がずに去って闇の王になるかの二択です。世界を救う使命として差し出されたものが、最後には主人公自身の犠牲を求める。その重さが、長い旅の終点に待っています。

『ダークソウル』は2011年発売の作品です。ここから結末までネタバレします。

最初の火が生まれ、グウィンたちが世界を変えた

古竜の時代を終わらせた王のソウル

遠い昔、世界は霧と大樹、朽ちぬ古竜に覆われていました。そこへ最初の火が生まれます。私たちが冒険する世界には、火が生まれる前の時代もあったんです。

火の中から強大な王のソウルを得たのが、太陽の光の王グウィン、最初の死者ニト、イザリスの魔女たち。そして、小人が得たのがダークソウルです。この小人と人間の関係は、後にカアスが主人公へ語る話にもつながります。

グウィンたちは古竜と戦い、白竜シースは同族を裏切って彼らに協力しました。グウィンの雷、魔女たちの炎、ニトの死の力によって古竜の支配は崩れ、火の時代が始まります。終盤で倒す相手の何人かは、そもそもこの世界を作った側の存在なんですよね。

火の衰えと、不死人の呪い

ところが、火の時代は永遠に続きません。最初の火は衰え、グウィンは自分を火に捧げて、その命脈をつなぎました。主人公の旅より前に、すでに一度、王自身が薪になっているわけです。

旅の時代には、不死人の呪いも広がっています。不死人は死んでも蘇る一方、やがて正気を失った亡者になってしまう存在です。何度でも立ち上がれる主人公の力には、こんな怖さもあります。

ゲームでは篝火へ戻ればまた挑戦できますが、不死人には正気を失う危険がつきまといます。再挑戦の便利さを、急に喜べなくなる設定ですよね。

不死院から二つの鐘へ、託された使命を追う

不死院からアノール・ロンドまでの旅

アストラの騎士オスカーが主人公を助ける

主人公は北の不死院の牢で目を覚まします。助けとなるのは、鍵を持つ死体を牢へ落としたアストラの騎士オスカーです。彼自身は重傷を負い、自分が果たせなかった使命を主人公に託します。

オスカーは、不死人が不死院を出て古い王たちの地へ巡礼し、鐘を鳴らせば使命を知る、という伝承を託します。さらに回復用のエスト瓶も渡してくれました。何度も助けられるあの瓶は、旅の最初に別の不死人から受け継いだものなんです。

主人公を見送ったオスカーはそこで力尽きます。不死院へ再訪すると、彼は亡者になって敵対してきました。最初の恩人さえ、穏やかに旅を終えられない。この出来事が、不死人の呪いをぐっと身近にします。

主人公は不死院のデーモンを倒し、巨大なカラスに運ばれてロードランへ渡ります。着いた先は火継ぎの祭祀場。立派な歓待があるかと思えば、まずは自分で道を探すところからです。

ガーゴイルとクラーグを倒すと、センの古城へ進める

鳴らす鐘は二つあります。一つは城下不死教区の屋根にいる鐘のガーゴイルを倒した先、もう一つは病み村の底からたどり着く、混沌の魔女クラーグの住処の奥です。高い場所と地下を行き来する旅になります。

二つとも鳴らすと、センの古城への道が通れるようになり、祭祀場には世界蛇フラムトが姿を現しました。鐘の目的は、この先の使命と案内役へ主人公を導くことだったんです。

フラムトは主人公をグウィンの後継者候補として迎え、王の器を求めてアノール・ロンドへ行くよう促します。ただ、その道中には振り子刃や大岩の罠だらけのセンの古城が待っています。世界を救ってほしい相手に、ずいぶん厳しい通路を用意したものですよね!

古城の頂上でアイアンゴーレムを倒すと、主人公は翼のある生き物たちに運ばれ、神々の都アノール・ロンドへ到着します。荒れた土地を抜けた先に現れる、光に満ちた巨大な都。その眺めには、王たちの世界がまだ健在だと思わせる迫力があります。

王の器を授けるグウィネヴィアは、幻だった

アノール・ロンドで立ちはだかるのは、竜狩りオーンスタインと処刑者スモウです。二人を倒した主人公は、グウィンの娘である太陽の光の王女グウィネヴィアに迎えられ、強大なソウルを捧げるための「王の器」を授かります。彼女も父を継いで世界の火を守るよう求めてきました。

ただし、主人公の前にいるグウィネヴィアは、グウィンドリンが作った幻です。本物の王女はロードランを離れており、主人公を迎えるのは王女をかたどった姿なんです。

幻のグウィネヴィアを攻撃すると姿が消え、アノール・ロンドも暗くなります。明るく荘厳だった都が、別の顔を見せる場面です。あの景色と王女に励まされて進んできたぶん、裏切られたように感じる人もいるでしょう。

ここを私は、火継ぎの使命を疑い始める場面だと解釈しています。主人公を歓迎する姿そのものが幻だったと知れば、「立派な使命だから従おう」と素直には思えなくなりますよね。なお、グウィンドリンとの戦闘は、プレイヤーが選べる任意のボス戦です。

四つの王のソウルを集める旅で、古い支配者たちが倒れる

王の器を据えて最初の火の炉へ進む流れ

王の器を火継ぎの祭壇へ据えると、王たちのもとへ向かう道を塞いでいた金色の霧が消えます。主人公はニト、混沌の苗床、白竜シース、四人の公王を倒し、そのソウルを器へ捧げることになります。

ここは少し名前が紛らわしいところです。ニトと混沌の苗床から得るのは「王のソウル」、シースと四人の公王から得るのは「分け与えられた王のソウル」。後者は、グウィンのソウルの一部です。

墓王ニトは、巨人墓場で主人公に倒される

最初の死者ニトは、地下深くの巨人墓場にいます。古竜との戦いで死の力を振るった存在が、今は骸骨に囲まれて眠っているんです。主人公は墓地と暗い地下を抜け、その領域まで踏み込んでいきます。

ニトを倒すことで、主人公は彼の王のソウルを手に入れました。かつて火の時代を始めた存在の力が、新しい火継ぎのために奪われる。後半の旅には、こんな残酷なつながりがあります。

混沌の苗床は、火を作り直そうとした魔女の末路

イザリスの魔女は、衰えた最初の火を自分の力で再現しようとしました。しかし生まれたのは、制御できない混沌の炎です。魔女自身はその炎に取り込まれ、デーモンを生む混沌の苗床となってしまいます。娘たちの一部も、混沌の力で怪物へ変わりました。

廃都イザリスで主人公が対峙するのは、巨大な木のような姿をした苗床です。左右の核を壊し、中央にいる小さな虫のような存在を倒すと、戦いが終わります。主人公はここでも王のソウルを得ることになりました。

火を絶やさないための試みが、魔女自身と周囲を変えてしまった。その結末を知ると、最後に主人公へ求められる火継ぎも、軽い気持ちでは引き受けられませんよね。

白竜シースは、結晶による不死を失う

白竜シースは古竜を裏切り、公爵の地位を得ました。グウィンからは王のソウルの一部も与えられています。鱗を持たない彼は不死を研究し、その探求の中で狂気に陥ります。主人公が訪れる公爵の書庫は、その研究の場です。

書庫での最初のシース戦は、通常の進行では勝てません。主人公は倒され、牢へ送られます。ようやく相手に会えたと思ったら投獄。ここまで来ても、まったく丁寧に迎えてもらえないんです。

牢を脱した主人公は、結晶洞穴でシースと再び戦います。彼を不死にしている原始結晶を破壊することで、今度は倒せる状態になりました。シースが守ろうとした不死を崩し、主人公は分け与えられた王のソウルを回収します。

四人の公王を倒すには、シフの指輪が必要になる

小ロンドの四人の公王も、グウィンのソウルの一部を持つ支配者たちです。小ロンドの街は、水に沈んでいました。主人公は水を抜き、その底へ進むことになります。

深淵で活動するために必要なのが、指輪「アルトリウスの契約」です。主人公は黒い森の庭で灰色の大狼シフを倒し、指輪を手に入れます。先へ進むために、墓を守る狼の命まで奪うんですよね。

指輪を装備して深淵へ降り、四人の公王を倒すと、もう一つの分け与えられた王のソウルを得られます。そして、王の器を祭壇へ据える前にこの戦いを終えていれば、世界蛇カアスとの対話も可能です。

四つのソウルが王の器へ揃うと、最初の火の炉への道が通れるようになります。王たちを倒して集めた力は、最後にグウィンのもとへたどり着くために必要だったんです。

フラムトとカアスは、主人公へ逆の使命を示す

フラムトは、火継ぎと呪いからの救済を約束する

フラムトの話では、主人公の使命はグウィンを継いで火を守り、不死人の呪いをなくすことです。呪われた身で始まった旅に、救済という目的が与えられます。これを信じて頑張る気持ちは、よく分かるんですよね。

ただ、グウィンが火をつないだ方法を思い返すと、後継者の役目も違って見えてきます。最初の火へ力を捧げ、その火を存続させる存在になる。「王を継ぐ」という言葉が最後に求めるのは、主人公自身が新しい薪になることです。

カアスは、人間の闇の時代を迎えるよう促す

一方、深淵で会うカアスは、小人を人間の祖先として語り、火の時代の次には人間の闇の時代が来るはずだったと主張します。グウィンが火を継いで神々の時代を延ばし、人間の時代を遅らせた、という話です。

だから火を継がずに闇の王となるべきだ、とカアスは誘います。フラムトが救済として示した行為を、こちらは人間の時代を妨げるものとして批判するんです。同じ旅でも、どちらの話を聞くかで目的がひっくり返ります。

私はこの二匹の話を聞くと、主人公が誰かの望む後継者にされかけているように感じます。フラムトは火を、カアスは闇を選んでほしい。それぞれの願いを聞いたうえで、最後の行動を決めるのはプレイヤーです。

なお、カアスとの面会や誓約加入は、闇の王エンディングの条件ではありません。彼に一度も会わず、フラムトの案内で旅を進めても、最後に火継ぎを拒めます。

グウィンを倒したあと、二つのエンディングはこう終わる

火継ぎと退出で分かれる二つの結末

最初の火の炉で待つのは、薪の王グウィン

最後の相手は、世界を変えた太陽の光の王グウィン。その現在の姿が「薪の王グウィン」です。火に自分を捧げた王が、最初の火の炉で主人公を待っています。

グウィンを倒した先にあるのが、二つの結末を選ぶ場面です。戦いのあと、炉に残った篝火へ火を継ぐか、その場を離れるかを選ぶことになります。ずっと案内されてきた旅が、最後に自分の判断を求めてくるんです。

「火を継ぐ者」では、主人公が炎に包まれる

グウィン撃破後の篝火に火を継ぐと、主人公は大きな炎に包まれ、「火を継ぐ者」のエンディングを迎えます。

主人公は自分を火へ捧げ、グウィンが守ってきた火の時代を延ばします。古い王を倒して、その王が引き受けていた役目を自ら背負う結末です。篝火のそばで一休みするつもりの動作が、ここでは自分を燃やす選択になる。これは重いです!

炎に包まれた主人公の姿が、火継ぎの最後の場面です。救済を信じて旅をした人にとっても、手放しで喜びにくい終わり方ではないでしょうか。

「闇の王」では、火を継がずに炉を去る

グウィンを倒したあと、篝火に火を継がず、入ってきた通路から炉を去ると、「闇の王」のエンディングになります。炉の外では、世界蛇たちが主人公を闇の王として迎えました。

こちらは、主人公がグウィンの火継ぎを引き受けず、闇の王になる結末です。世界蛇たちの出迎えが、新たな王の誕生を告げます。カアスが勧める人間の時代と、世界蛇たちに迎えられる最後の場面。その先を想像させたまま、物語は終わります。

新しい王として迎えられても、私は少し落ち着かないんですよね。ずっと使命を語ってきた世界蛇たちが、新しい王を待ち構えている。自由を手にしたようにも、別の役目を背負ったようにも感じる結末です。

ソラールの結末は、発狂する場合と救われる場合がある

ソラールの発狂と生存から共闘への分岐

主人公とは別に、自分の太陽を探す旅を続けるのが、太陽の戦士ソラールです。道中で会話し、ボス戦では召喚して共闘できます。あの明るさがあると、殺伐としたロードランでも少し息をつけますよね。

イベントが悲劇へ進むと、ソラールは廃都イザリスで太陽虫に取りつかれ、正気を失って主人公へ襲いかかります。戦って倒せば、彼はそこで命を落としました。仲間だった騎士の旅が、探していた光に似たものによって壊れる結末です。

一方、ソラールが太陽虫に取りつかれる前に、廃都イザリスへの近道にいる虫をすべて倒しておくと、発狂を防げます。生存させて会話イベントを進めれば、最後のグウィン戦でも彼を召喚できるんです。虫への事前の対処が、ソラールの生存と最後の共闘につながります。

ただ虫を見逃すかどうかで、頼もしい仲間が最後の戦いにいるか、敵として剣を向けるかが変わる。頼もしい仲間の旅を救い、最後の戦いを一緒に迎えられることが、私はうれしいです。

火継ぎでは自分を捧げ、闇の王では世界蛇たちに迎えられる

初代本編の結末は、火を守る側と火継ぎを拒む側の二つです。

フラムトが約束した救済を思うと、私は主人公を包む炎にためらいを覚えます。闇の王として世界蛇たちに迎えられる場面にも、頼もしさと不気味さを感じました。火を守るために自分を捧げるか、火継ぎを拒んで闇の王になるか。主人公が最後に引き受ける役目は、大きく変わります。

選んだあとで「もう片方なら、私はどう感じただろう」と考えてしまう。自分が引き受けた役目を思い返すところまで、このゲームの余韻だと感じます。

考察:主人公は、誰の願いを引き受けるのか

私は火継ぎを、今ある世界を続けるために、自分の身を差し出す選択だと感じます。闇の王は、その犠牲を拒み、神々の火の時代から離れる選択として受け止めました。どちらも、牢から出た一人の不死人が世界の行く末を背負う結末です。

この旅でつらいのは、ニトやシースを倒したあとも、グウィンとの戦いと火継ぎの選択が待っているところなんですよね。オスカーが託した願い、ソラールと並んで戦った記憶、幻の王女に迎えられた経験。その全部を持って、最後の篝火の前に立つことになります。

それまでの旅を守るために燃えるのか、それまで導かれてきた使命を拒むのか。私はこの選択こそ、初代の結末を読み返したくなる理由だと思っています。

エンディングを選ぶ前に、やり残した探索を済ませる

これから自分で結末を選ぶなら、エンディングのあと、自動で次の周回へ進む点には注意してください。残した用事を今の周回で片づけられるのは、グウィン戦の前までです。訪ねたい人物や未探索の場所があるなら、戦いに挑む前に済ませておきましょう。

選びたい結末グウィン撃破後の行動
火を継ぐ者炉の篝火で火継ぎを行う
闇の王火継ぎをせず、来た通路を戻って炉の外へ出る

フラムトの案内で進めても、最後に火継ぎと退出の両方を選べます。最後の場面で、自分が望む方の行動を取れば大丈夫です。カアスの話も自分で聞きたい場合は、王の器を設置する前に四人の公王を倒す必要があります。

リマスターの公式映像で、ロードランの風景を振り返る

フロム・ソフトウェア公式の『ダークソウル リマスタード』プロモーショントレーラーです。

よくある質問

カアスに会い忘れたら、闇の王にはなれませんか?

会い忘れていても選べます。最終戦を終えて火継ぎを行わずに退出すれば、主人公は闇の王として迎えられます。分岐が決まるのは、グウィン撃破後に取った行動です。

リマスターには三つ目のエンディングがありますか?

本編のエンディングは、オリジナル版と同じ二種類です。追加編の収録によって、グウィン撃破後の選択肢が三つに増えることはありません。

グウィンを倒すだけで、火継ぎは完了しますか?

火継ぎには、勝利後に篝火での行動が必要です。その火へ自分を捧げると、主人公がグウィンの役目を引き継ぐ結末になります。

ソラールが発狂したら、戦って殺すしかありませんか?

その場から逃げることも可能です。襲いかかる彼を倒すと死亡します。共闘に必要なのは、太陽虫に取りつかれる前の対処です。

まとめ

初代『ダークソウル』では、鐘を鳴らして使命を知った不死人が、王たちの力を集め、グウィンのもとへたどり着きます。旅の果てに差し出されるのは、救済という言葉では想像しきれなかった、自分自身を捧げる役目です。

炎の中に留まる主人公と、世界蛇たちの前へ歩み出る主人公。二つの最後は、ここまで出会った人々や信じた言葉を、どう受け止めたかによって違って見えるでしょう。クリア後に手が止まるのも分かります。あの篝火、最後には自分を捧げる場所になるんですよね。

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