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ゴールデンカムイ結末ネタバレ|金塊は誰の手に?鶴見の最後は?

ゴールデンカムイ結末ネタバレ|金塊は誰の手に?鶴見の最後は?

原作漫画全31巻の結末ネタバレです。 あれだけ命を懸けて奪い合ったお宝の最後が、白石の顔つき金貨だなんて、ちょっと笑ってしまいます。

最終話は第314話「大団円」。単行本31巻には、描き下ろし「一枚の写真」が加わっています。

杉元は生き残り、梅子に金を届けたあと、アシリパと北海道へ帰ります。アシリパが守ったのは、アイヌの土地の権利書。五稜郭に残された金塊は、後に白石が運び出して南の島の王国を作る資金になります。

鶴見は杉元と一緒に機関車ごと海へ落ちますが、31巻の加筆はその生存を強く示唆する結末です。金塊、権利書、それぞれの人生。最後に手にしたものは、人物ごとにずいぶん違うんですよね。

ゴールデンカムイの結末は、金塊と権利書で行き先が分かれる

金塊と権利書の最後の行き先

争奪戦で得たもの最後の行き先
金塊で購入された土地の権利書アシリパが守り抜き、北海道の土地と森を残すために使います。
杉元が持ち出した金塊東京で暮らす梅子と息子の寅太郎に贈った分け前です。
五稜郭の井戸に残った金塊白石が運び出し、南の島で王様になります。

鶴見と土方は、金塊をもとに国や軍の力を動かそうとしていました。アシリパが選ぶのは、故郷の森を守る道。杉元は戦死した親友との約束を果たし、白石は自分の国まで手に入れます。

脱獄王から国王へ。白石だけ、肩書の振れ幅が大きすぎます! ただ、この明るい落ちに着くまでに、仲間たちは大きな犠牲を払っています。

のっぺら坊の正体はウイルク――父の名が五稜郭を指す

杉元の約束と、アシリパが父を追う旅

杉元が北海道で砂金を探していたのは、日露戦争で亡くなった親友・寅次の妻、梅子の目を治すお金を得るためです。そこで耳にしたのが、アイヌの金塊と、隠し場所の暗号を背負った脱獄囚の話でした。

刺青を集めれば、金塊の場所へたどり着ける。杉元はアイヌの少女アシリパと手を組み、白石も旅に加わります。金を求める杉元と、父の死の真相を追うアシリパの目的が、ここで重なるんです。

刺青を彫った囚人「のっぺら坊」の正体は、アシリパの父ウイルクでした。網走監獄で杉元は本人と会いますが、ウイルクは尾形に狙撃されて死亡。杉元も撃たれ、アシリパはキロランケや尾形と樺太へ渡ります。

生き延びた杉元はアシリパを追い、樺太で再会します。その旅の間に、アシリパは父の過去と、父が娘に託した暗号の鍵を思い出していました。

暗号の鍵は、父のアイヌ名「ホロケウオシコニ」

暗号を解く鍵は、ウイルクのアイヌ名「ホロケウオシコニ」です。アシリパが父から教わった名に、刺青の文字を解く手掛かりが隠されていました。

北海道へ戻ったアシリパは、鶴見に捕らえられ、脅されるなかでその名を口にします。有古の助けで杉元たちと合流したあと、杉元・土方側と鶴見側がそれぞれ解読を進め、同じ場所へ行き着くのでした。

刺青の暗号が示したのは、函館の五稜郭です。謎を先に解いた側が独り占めできる状況から、二つの陣営が同じお宝へ向かう全面衝突へ変わります。

五稜郭で見つかった金塊と、アシリパが守りたかった森

先に出てきたのは、兵糧庫の土地の権利書

五稜郭へ先に着いた杉元たちは、土方の刺青を手掛かりに、兵糧庫で土地の権利書を発見します。先人のアイヌたちは、蝦夷共和国の榎本武揚と契約を結び、金塊と引き換えに北海道の広い土地の権利を確保していました。ウイルクは後年その権利を知り、娘のアシリパへ託そうとします。

アシリパが喜んだのは、森を守る方法が形になっていたから。森が残れば、動物も、狩りも、アイヌの暮らしも残せます。先人たちが金塊で確保した土地を守るという選択は、彼女自身が望んでいた未来に重なるんですよね。

ほかの面々が金塊を期待していたぶん、最初は落胆も広がります。ところが、まだ半分ほどの金塊が残っていました。

門倉の刺青を手掛かりに、今度は埋められた馬用の井戸を発見。杉元とアシリパが降りたその底には、本当に大量の金塊が眠っていました。長い旅の目的地へ、ようやく到着です。

第七師団の包囲で、金塊発見がそのまま戦場になる

鶴見率いる第七師団は、駆逐艦の砲撃と地上からの攻撃で五稜郭を包囲します。杉元と土方、ソフィアたちは迎え撃ち、永倉らはかつて隠された回天丸の主砲を使って艦隊に反撃しました。

戦いが激しくなると、杉元たちは金塊を井戸に残し、権利書を矢筒に入れて脱出を図ります。鶴見が狙う権利書は、アシリパの故郷を守るための書類であると同時に、中央政府との取引にも使える品です。

金の山を目の前にして、命懸けで持ち出すのが紙の束。家の契約書一枚でも失くすと青ざめるのに、こちらは森と民族の未来がかかっています。

杉元は五稜郭で二階堂との因縁に決着をつけ、二階堂は爆死します。ソフィアは仲間を逃がすために第七師団を足止めし、鶴見に撃たれて命を落としました。アシリパに自分の未来を選ぶよう促して、彼女を送り出す最期です。

谷垣の救援も受けて五稜郭を離れた一行は、函館行きの汽車へ乗り込みます。ところが車内には、第七師団の増援兵が待っていました。

暴走列車で土方・牛山・尾形が迎えた最期

牛山・土方・尾形の列車での最期

汽車は運転する者を失って暴走し、杉元たちは車内で第七師団と戦うことになります。狭い車両にはヒグマまで入り込む始末。敵兵だけでも手いっぱいなのに、熊まで同乗とは……。

牛山はアシリパを救い、土方は杉元に刀を託す

牛山と戦っていた月島は、手榴弾を使う捨て身の攻撃を試みます。月島が止めに来た鯉登に気を取られた隙に、牛山が彼を投げ飛ばしました。手から離れた手榴弾がアシリパたちの近くへ転がり、牛山はとっさに飛び込んで爆発を受けます。

牛山はアシリパの無事を確かめ、命を落とします。圧倒的な強さで皆を守ってきた人が、最後までアシリパを気遣う。ここは、読み返しても胸が詰まるところです。

牛山の死にアシリパが動揺する隙をつき、月島は権利書の入った矢筒を奪います。それが鶴見の手に渡り、杉元たちは奪還のために先頭へ向かうのでした。

一方、土方は鯉登との斬り合いで頭に深い傷を負います。それでもヒグマや兵士を相手に戦い続け、若い日の新選組の姿を見ながら、目の前の杉元に自分の刀・和泉守兼定を渡しました。

最後は駆け付けた永倉に、これからもっと暴れたかったという悔しさを口にして息を引き取ります。土方が杉元へ託した刀は、鶴見との戦いに使われ、その後も榎本武揚との面会で二人を助けるのでした。

尾形は勇作への罪悪感と向き合い、自らを撃つ

尾形の狙いは、第七師団長になること。鶴見を追い詰め、自分の出世のために働かせようとしていました。鶴見は、尾形が第七師団長になり、偽物でも成り上がれると証明したいのだと見抜きます。

その後、尾形は杉元と対決。杉元に銃を向けた尾形を止めるため、アシリパは毒矢を放ちます。杉元と運命を共にする覚悟で、彼女自身が選んだ攻撃です。

毒の影響で錯乱する尾形の前に、自分が殺した異母弟・花沢勇作の幻が現れます。尾形は、弟への罪悪感と、自分を愛してくれた弟の存在に向き合うことになりました。

そして、銃口を自分へ向けて発砲し、列車から落下します。尾形の直接の死因は自分を撃ったこと。

鶴見の最後は海への転落――31巻の写真は生存を示唆する

妻子の遺骨より権利書をつかみ、杉元と海へ

鶴見は機関車と客車の連結を外し、前方へ離れていきます。アシリパは杉元と白石を危険から遠ざけようと、一人で権利書を取り戻す決意をしますが、杉元は彼女を抱えて機関車へ飛び移りました。

杉元はアシリパを、一緒に戦う相棒として選びます。二人で乗り込んだ先で、鶴見は権利書を持ち去り、金塊を杉元に譲る取引を持ちかけました。

杉元は戦いを続け、ポケットに忍ばせた金塊を鶴見に投げつけ、土方の刀で斬りかかります。その一撃で、権利書を入れた矢筒と、鶴見が持ち続けていた妻子の指の骨が落ちかけました。

鶴見がとっさにつかんだのは矢筒です。遺骨が砕かれたことに気を取られた隙に、アシリパが権利書を奪い返します。鶴見の顔に浮かぶ悲しさが、ここだけは痛いほど生々しいんですよね。

アシリパを支えた杉元の胸を、鶴見が刀で刺します。それでも杉元は彼女を列車の外へ投げ、馬で並走していた谷垣と白石へ託しました。権利書を守ったアシリパは、ここで生還します。

機関車に残った杉元は、鶴見とつかみ合い続けます。暴走する機関車は函館駅へ突っ込み、二人を乗せたまま海へ転落するのでした。

考察:描き下ろし「一枚の写真」の男をどう読むか

31巻に加わった「一枚の写真」には、マッカーサーと、その後ろに立つ黒い帽子の男が写っています。マッカーサーの遺品に残っていた写真と、まだら模様の金貨。これが鶴見のその後につながる手掛かりです。

加筆のエピローグでは、日本人がマッカーサーに大統領選への資金援助を約束していました。北海道へ米軍のB29を飛来させてソ連を牽制した行動に、その資金話が結びつきます。大金の存在を信じさせ、彼を動かしたという仕掛けです。

写真の男を鶴見と読むと、海への転落後も生き延び、金貨を手掛かりに金塊の存在を信じさせて、北海道を守るために動いた結末になります。白石が持ち出したお宝を、今度は大国の軍人を動かす餌にしたという解釈です。

妻子の骨を失い、部下たちとも離れた鶴見が、戦後も国防のために動き続けたと読む。あの執念深い人なら、と思ってしまいます。海に消えた一人の男が、遠い時代の写真へつながる余韻は大きいですね。

半年後、杉元は梅子に金を渡し、アシリパと北海道へ帰る

杉元が梅子に金を渡し北海道へ帰る流れ

梅子はすでに手術を受け、東京で花屋を営んでいる

最終話は、列車の戦いから半年後の東京です。杉元は生きていました! アシリパと白石も一緒に東京へ来ており、杉元は梅子の店を訪ねます。

再会した時点で、梅子は再婚し、目の手術も済ませています。杉元が金を届ける場面は、治療を終えた彼女と寅太郎に、自分の分け前を渡す場面です。

杉元は寅太郎に、父の寅次が自分の命を救った英雄だと話します。親友の家族がこれから暮らしていくために金を渡し、立ち去る。金塊探しを始めた約束が、ここで果たされるんです。

干し柿を食べた杉元が選ぶ、今の自分と故郷

アシリパは、杉元が懐かしがっていた干し柿を一緒に食べ、何か変わったかと尋ねます。杉元が答えるのは、役目を果たすために頑張った今の自分が好きだという気持ちでした。

戦争で変わった自分や、旅で背負ったものも抱えて生きていく。そのうえで杉元は、自分が幸せになれそうな場所を見つけたと話し、アシリパに「故郷へ帰ろう」と告げます。

帰る先は北海道です。長い旅を共にした相棒と、食べて、狩って、生きていく場所。杉元がようやく自分のために選んだ暮らしが、私はいちばんうれしいですね。

アシリパは権利書で土地を守り、白石は残った金塊を運び出す

梅子との再会の一か月前、杉元とアシリパは榎本武揚を訪ねています。土方の刀が、二人の面会を助けました。榎本の助力で、権利書をもとに政府と交渉する道がつながったのです。

アシリパは北海道へ戻り、権利書をもとに土地と森を守り続けます。その土地の多くが後に国立公園や国定公園になるという、物語の後日談です。

争いを呼ぶ残りの金塊については、井戸を埋めたままにすることを選んでいました。ところが三年後、二人のもとに白石から金貨が届きます。刻まれているのは、白石本人の顔でした。

白石は五稜郭の金塊を運び出し、南の島で王様になっています。静かな北海道暮らしに、やけに景気のいい便り。白石、その近況報告は反則でしょう。

白石と親しかった海賊房太郎も、自分の国を作る夢を抱いていました。白石の王国を房太郎の夢の引き継ぎと読むのは、二人の関係から生まれる解釈です。軽やかな最後にも、旅で出会った人の思いを感じますね。

鯉登と月島、谷垣たちも、それぞれの人生へ進む

列車で傷ついた月島がなお鶴見へ従おうとするのを、鯉登は引き止めます。月島が十分に働いたことを認め、彼を助けようとしたのです。

戦いのあとも鶴見を捜していた月島に、鯉登は自分を助けてほしいと呼びかけました。中央から部下たちを守るために、月島の力が必要だったんですね。

鯉登は後に最後の第七師団長となり、月島はその右腕として支え続けます。誰かの計画のために命を差し出していた月島が、生きて誰かを助ける役目を持つ。この着地にも、ちゃんと救いがあります。

人物最終話の後日談
谷垣・インカラマッ阿仁へ帰り、15人の子を育てる家族に。
永倉新八剣道を教え、新選組の手記を残して余生を送ります。
奥山夏太郎羊を育てる牧場を始め、後に大牧場主へ。
門倉・キラウシ・マンスールアメリカへ渡り、三人で映画を作りました。
ヴァシリ生き残って画家となり、尾形を思わせる絵画「山猫の死」を残した人物です。

家族が食卓を囲むだけで、もう立派な宴会ですね。死闘の先に、こういう忙しくて温かな暮らしが続くところも、最終回の好きなところです。

最終第314話と単行本31巻では、加筆の分だけラストが違う

最終話と単行本の加筆の違い

漫画は2022年4月28日発売の「週刊ヤングジャンプ」22・23合併号で完結し、最終31巻は同年7月19日に発売されました。単行本には最終戦の加筆修正と、描き下ろし「一枚の写真」があります。

白石の金貨で終わる第314話に加え、「一枚の写真」が戦後へ時間を進めます。鶴見の最後を考えるときに印象が変わるのは、この単行本の追加部分です。

また、アシリパと杉元の着地は、北海道へ帰る相棒の暮らし。帰郷の言葉を恋愛面から読む楽しさもありますが、三年後の二人も同じ場所で共に過ごしています。

権利書による土地の保護や、マッカーサーをめぐる金貨の話は、漫画の後日談です。

31巻の加筆で、土方の刀と鶴見の写真をもう一度味わう

土方が杉元へ渡した刀は、鶴見との決戦を経て、榎本との面会にも役立ちます。戦うための刀が、アシリパの土地を守る交渉へつながる。この一連の場面は、最終巻で続けて読むと感慨が深いんです。

単行本31巻の書誌と試し読みは、『ゴールデンカムイ』31巻の商品ページにあります。「一枚の写真」まで収めた最終巻として、連載の結末を知っている人にも読み直す楽しさがありますね。

連載完結記念の公式映像「THE SNOW COMIC」では、北海道の雪原に杉元とアシリパを描きます。

二人が過ごす北の大地を、雪の上の足跡で描く映像です。金貨のにぎやかな落ちを味わったあとに眺めると、北海道へ帰った二人の暮らしが、また恋しくなります。

FAQ|ゴールデンカムイの結末で気になること

杉元は最終回で生きていますか?

はい。海への転落を生き延び、半年後には東京の梅子を訪ねています。親友の家族への約束を果たし、アシリパのいる北海道を帰る場所に選びました。

鶴見中尉の最後は死亡ですか?

本編では杉元と共に海へ転落し、消息不明となります。31巻に追加された写真の男と金貨は、生存を示す手掛かりです。その人物を鶴見と捉えると、戦後の北海道を守る働きまで結びつきます。

金塊を最後に手に入れたのは誰ですか?

土地の購入分と杉元の取り分を経て、井戸に残った金塊を回収するのは白石です。彼が王となったことは、杉元たちに届く肖像入りの金貨で明らかになります。

杉元とアシリパは結婚したのですか?

原作の結末は、相棒として故郷へ戻る二人と、その三年後の暮らしです。杉元の帰郷の言葉を求婚として受け取るのは、恋愛面からの解釈ですね。

尾形はアシリパに殺されたのですか?

毒矢を受けた尾形は、勇作の幻を前に自分の罪悪感に直面します。最後に自分の銃で自らを撃ち、命を絶ちました。

まとめ

『ゴールデンカムイ』のラストで、杉元が得たのは、約束を果たしたあとの新しい故郷です。アシリパは先人たちの土地を守り、白石は残った財宝で国王に。鶴見には単行本の写真が、戦後へ続く生存の可能性を残します。

牛山、土方、尾形を失った旅の先で、生き残った人たちはそれぞれの暮らしを選びました。干し柿を一緒に食べて、北海道へ帰る二人。あの騒がしくて物騒な冒険が、この穏やかな時間へたどり着いたことに、しみじみします。

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