2026年9月28日、Huluは『水車館の殺人』を「館」シリーズ実写第3弾として発表し、2027年3月の独占配信を案内しました。原作との違いで公式に明かされたのは、江南孝明を登場させるドラマオリジナルの展開です。
水車館は、江南の登場が「大きな改変」

綾辻行人さんは、原作の「水車館」事件に江南はまったく関係していないと説明しています。ドラマでは江南が水車館に乗り込む展開を加え、綾辻さん自身がその部分を「大きな改変」と表現しました。Huluの発表全文はこちら。
原作の水車館事件に江南は関わらず、ドラマでは江南が館へ向かうオリジナル展開が加わります!
奥智哉さん(江南孝明)と青木崇高さん(島田潔)は続投。脚本の戸田山雅司さんは、江南と島田の掛け合いを今作でも生かすため、原作にはいない江南を登場させる決断をしたと語っています。
「骨格を歪めない」は作者・脚本家の制作コメント
綾辻さんは、ドラマオリジナルの展開を入れながらも「原作のミステリーとしての骨格を歪めない」とコメント。戸田山さんも、原作の世界観やミステリーの「驚き」を大切にしながら、新しい魅力を加えるため監督と打ち合わせたと説明しています。
公式発表で確認できるのは、江南を加えることと、作者・脚本家が原作の骨格や世界観を大切にすると語ったことです。「骨格は歪めない」と聞くと、原作のどの部分だろうと赤ペンを持ちたくなります。けれど、Huluの発表文は「骨格」の具体的な範囲や各場面の変更を説明していません。
十角館は1986年設定、ドラマでは江南を主役に

綾辻さんは『十角館の殺人』の時代設定を、原作どおり1986年にするよう希望したとインタビューで話しています。内片輝監督からは、江南をドラマの主役に立て、島田とのバディ感を描きたいという提案がありました。綾辻さんは、江南の事件との関わり方や最終的な顛末が原作から変わらないよう希望した、と答えています。
十角館で公に語られたのは、1986年設定と江南・島田の見せ方、作者が変えないよう希望した物語上の点です。Hulu公式も「衝撃の“あの1行”」を実写化したと告知しています。
原作を片手に配信を一時停止して見比べると、文庫とリモコンの二刀流。飲み物はその間に冷めます。
この動画は、水車館の予告ではなく、Hulu Japan公式の『十角館の殺人』30秒特報です。
時計館は原作シリーズ第5作、各話の差分は未確認
『時計館の殺人』は原作「館」シリーズの第5作で、江南も原作側の物語に関わる人物です。水車館のように、原作事件にはいない江南をドラマで新たに登場させる変更とは性質が異なります。
綾辻さんはHulu公式のコメントで、全8話の脚本から内片監督がなるべく原作に忠実に映像化しようとする意気込みが伝わったと話しました。一方、公式資料に各話ごとの具体的な変更点一覧はありません。「忠実」「ちょっと違う」という感想だけで、場面ごとの変更を断定することはできません。
公式資料で確認できること、確認できないこと

「大きな改変」と聞くと、どこまで変わるのか気になりますよね。今、公に確認できる内容を作品ごとに並べると、次のとおりです。
| 作品 | 公式資料で確認できること | 資料だけでは確認できないこと |
|---|---|---|
| 水車館 | 江南をドラマオリジナルで登場させること | 追加した展開が各場面や事件にどう影響するか |
| 十角館 | 1986年設定、江南を主役にする提案、島田とのバディ感 | 原作と映像の細かな差分の一覧 |
| 時計館 | 原作シリーズ第5作であること、忠実な映像化を目指したという作者コメント | エピソード単位の具体的な変更点 |
「概ね忠実」「ちょい違い」は感想の表現です。制作側が個別の変更を発表した事実とは別に扱います。
公式ページで発表を確認
水車館の配信時期や続投キャストは、Hulu Newsの発表に載っています。
十角館の制作コメントは綾辻行人さんのインタビュー、時計館の情報はHulu公式ページです。
よくある質問
水車館の原作に江南は登場しますか?
原作の「水車館」事件に江南は関係していません。江南が水車館に乗り込むのは、ドラマオリジナルの展開です。
「骨格を歪めない」は、原作と完全に同じという意味ですか?
Huluの発表は、江南を加える改変と、原作の骨格を大切にするという作者コメントを伝えています。個々の場面が原作と完全に同じだと説明しているわけではありません。
時計館の原作との差は分かりますか?
Hulu公式は『時計館』を原作シリーズ第5作と紹介し、綾辻さんは原作に忠実な映像化を目指した制作姿勢について語っています。各話ごとの具体的な変更点は、公式資料で確認できません。
まとめ
水車館ドラマで公式が明かした大きな改変は、原作事件に関係しない江南をドラマオリジナルで登場させることです。
十角館では1986年設定や江南を主役にする演出について作者と監督が語り、時計館は原作シリーズ第5作として紹介されています。現時点で、時計館の各話ごとの変更点は公式に公表されていません。