ここから先は、『進撃の巨人』終盤と最終話のネタバレです。
「結局、エレンはどうなったの?」「巨人の力は残ったの?」。長い物語を振り返ると、ラストの出来事と、あとで読んだ考察が頭の中で混ざりますよね。読み返そうとして別の巻を取り出すことも。栞を挟んだ自分、もう少し頑張ってほしい!
原作の結末では、ミカサがエレンを討ち、エレンは死にます。巨人の力も世界から消えました。ただし、残された人々の争いまで終わる結末ではないんです。
出典:Wikipedia・原作のあらすじ、ComicBook.com・原作最終話のエレンの最期
原作の最終話は第139話「あの丘の木に向かって」、最終巻は34巻です。アニメでは、完結編の前後編に加えて、各話版の第88〜94話という形でも物語が区切られています。
出典:マガポケの完結記念案内、原作最終話の掲載ページ、アニメ公式の放送・配信案内
エレンの最期と、ミカサの選択【原作】

決着の前に、ハンジとジークも命を落とす
エレンとの決着までには、仲間たちの犠牲もありました。ハンジは飛行艇を飛ばす時間を稼ぎ、命を落とします。
その後、リヴァイがジークを討ち、地鳴らしは止まります。ただし、その時点ではまだエレンとの決着が残っていました。
出典:Wikipedia・原作終盤、ComicBook.com・原作のハンジの死、Screen Rant・ジークと地鳴らしの停止
巨人の口の中にいるエレンの首を切る
巨人の口の中にいる、人間のエレンの首を切ったのはミカサです。第139話では、エレンの首を持ったミカサがアルミンの前に現れます。
ミカサがエレンを討つ決着と、その後の出来事までが原作34巻に収録されています。最終話は、エレンを倒した後に何が残ったかを描く話でもあるんですね。
出典:Attack on Titan Wiki・原作終盤のあらすじ、原作第139話のあらすじ、ComicBook.com・原作138話の決着、ComicBook.com・原作最終話の死亡確認
ミカサの選択が始祖ユミルを解放する
最終話でエレンがアルミンに語るのは、始祖ユミルがフリッツ王への愛に縛られていたこと。ユミルは、その苦しみから解放してくれる人物を求めていました。鍵になったのがミカサなんです。
ミカサがエレンを討つ選択によってユミルは解放され、巨人の力の消失につながります。ユミルを縛っていた愛は、彼女を長く苦しめるものでした。
出典:Attack on Titan Wiki・原作第139話、Animehunch・最終話のユミルとミカサ
巨人化した人々は人間に戻る
巨人の力は世界から消え、巨人になっていた人々は人間に戻ります。巨人化能力者たちも、その力を失いました。
エレンが死んでも巨人だけが残る、という結末ではありません。
出典:Wikipedia・原作の結末、Animehunch・巨人の力の消失と人々の復帰
アルミンたちは戦いの後、何をする?【原作】
地鳴らしの犠牲は人類の8割
地鳴らしで命を落としたのは、人類の8割です。エレンはアルミンとの会話で、その被害を告げます。地鳴らしが止まっても、奪われた命は戻りません。
出典:Attack on Titan Wiki・原作第139話、Post Apocalyptic Media・原作第139話のエレンとアルミンの対話
3年後、和平交渉の使節としてパラディ島へ向かう
天と地の戦いから3年後、アルミンたちは和平交渉の使節として、船でパラディ島のエルディア国へ向かいます。同じ船にいるのは、アルミン、ジャン、ライナー、アニ、コニー、ピーク。かつて敵味方に分かれた人たちが、今度は和平のために行動しているんです。
一方、島ではイェーガー派が軍を編成していました。女王はヒストリアです。アルミンたちが和平交渉へ向かう姿は描かれますが、交渉が成功したかどうかまでは描かれていません。
巨人の力が消えれば、みんな仲良く暮らせるはず。そう願いたくなりますよね。でも、島と外の世界には戦いの後も対立が残ります。
出典:Attack on Titan Wiki・原作の3年後、CBR・使節と島の軍、リアルサウンド・使節の顔ぶれと交渉の描写
丘の木とマフラー、その先のラスト【原作34巻】
ミカサはエレンを丘の木の下に葬る
ミカサはエレンを、子供のころ彼が居眠りしていた丘の木の下に葬ります。戦いの後、ミカサが座っている木のそばにはエレンの墓があるんですね。
そこへ飛んできた鳥が、緩んだミカサのマフラーを嘴で巻き直して飛び去りました。ミカサは、マフラーを巻いてくれたことをエレンに感謝します。大きな戦いの後に残るのが、こんな小さなしぐさなんです。
出典:Attack on Titan Wiki・墓とマフラーの場面、ComicBook.com・埋葬、CBR・ミカサの言葉、リアルサウンド・木と鳥の描写
単行本の加筆では、戦争の後に少年と犬が木へ近づく
単行本34巻には、雑誌掲載時にはなかった後日のページが加えられています。そこでは、パラディ島の遠い未来が描かれるんです。
エレンを葬った木は、年月とともに大きくなりました。周囲の街は発展しますが、のちの戦争でシガンシナは破壊されます。そこで景色が終わるわけでもないんですね。
さらに時が過ぎ、少年と犬が、巨大になったその木へ近づくところが原作のラストです。木は、始祖ユミルが巨人の力を得た木を思わせる姿に育っています。巨人の力をなくした後も戦争が起きるところまで描くので、読み終えてすぐには「よかったね」で閉じられません。
出典:Attack on Titan Wiki・34巻の加筆と最後の場面、Wikipedia・加筆エピローグ、CBR・少年と犬、巨大な木、Screen Rant・34巻の追加エピローグ、リアルサウンド・戦争の後の最後のカット
地鳴らしを止める戦いは、こう進む【アニメ版】
エレンが壁の巨人を動かす
地鳴らしは、壁の巨人たちが進み、進路上の土地や命を踏み潰していく出来事です。第88話では、ジークとの接触を経て始祖の巨人の力に目覚めたエレンが、パラディ島の外の世界を滅ぼす道を選びます。
それを止めようと、ハンジたちは海路で先回りしていました。エレンの前へ行くためには、移動手段を確保しなければならないんですね。
ハンジが時間を稼ぎ、アルミンに団長を託す
第89話では、一行が港町オディハで飛行艇を確保します。ところが、フロックの銃撃で燃料タンクに穴が開き、出発が危うくなりました。
ハンジはアルミンに調査兵団団長の権限を渡し、修理の時間を稼ぐため、迫ってくる超大型巨人の群れへ一人で突入します。飛行艇を出すまでの時間を、自分が引き受ける選択なんです。
言葉で止めたいアルミンに、エレンが戦いを求める
第90話では、エレンは地鳴らしを止めたければ自分の命を絶つよう求めます。一方、アルミンとミカサが望んでいたのは、言葉での解決でした。
第91話で仲間たちは要塞の上空へ到着するものの、歴代の九つの巨人に襲われ、アルミンまで捕らえられます。旧友に会って説得するだけでは終わらない状況です。
出典:Hulu・第90話「絶望の淵にて」のあらすじ、第91話「天と地の戦い」のあらすじ
リヴァイがジークを討ち、地鳴らしが止まる
第93話では、アルミンが生還。リヴァイがジークの首をはね、地鳴らしが停止します。
ただ、アルミンの超大型巨人の爆発でも、エレンは死にませんでした。地鳴らしの停止と、エレンとの決着は別の出来事なんです。
最終話で巨人の力はどうなる?【アニメ版】
アニメ第94話「あの丘の木に向かって」では、巨人の力が世界から消えています。天と地の戦いは終わりましたが、その犠牲は人類の8割。勝った、よかった、と一息つける数字ではありません。
また、始祖ユミルを苦しみから解放する力を持つ人物がミカサだと、エレンはアルミンに伝えていました。ミカサへの想いも含め、エレンが打ち明けていた内容をアルミンが思い出すのが、最終話の出来事です。
放送済みの完結編(後編)でも、ミカサがエレンを討ち、エレンは死亡します。巨人の力の消失、丘の木の下の墓、のちの戦争、木へ近づく少年と犬まで、原作と共通する結末が描かれました。
出典:Attack on Titan Wiki・アニメ完結編(後編)、SlashFilm・放送後の完結編レビュー
漫画の139話とアニメの94話を混ぜない

原作の最終話は第139話、アニメの各話版の最終話は第94話です。同じ数字で探すと、違う場面を探すことになりますね。
アニメ公式は、完結編を前後編で配信する場合と、各話版で配信する場合があると案内しています。「最終話がない?」と思ったら、話数とともに「完結編(後編)」という作品名も確かめてください。
漫画のラストを知りたいときは原作34巻、アニメのラストなら完結編(後編)または各話版第94話。「Final」と書いてあるだけで安心したくなりますが、最後の話名まで確かめたいところです。
出典:原作の最終話番号、アニメ公式の放送・配信案内、アニメ第94話の作品ページ
原作34巻とアニメ完結編を読み返すなら
漫画の結末を読み返すなら、講談社の『進撃の巨人(34)』商品ページで巻を確かめられます。マガポケにも最終話「あの丘の木に向かって」の掲載ページがあります。
アニメは、利用しているサービスの作品一覧で「The Final Season 完結編(後編)」か、各話版の第91〜94話を探してください。「最後だけ」のつもりが前の話も気になって、夜が延びることがありますよね。寝る前の一話、なかなか一話で終われません。
完結編(後編)の公式予告
TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(後編)の公式PV第1弾。予告にも終盤の映像が含まれます。
FAQ
エレンは最後に死にますか? 誰が討ちますか?
エレンは死にます。原作終盤でミカサが人間のエレンの首を切り、第139話ではその死と戦いの後が描かれました。アニメ完結編(後編)でも、ミカサがエレンを討っています。
巨人の力が消えるのは、ミカサがユミルを解放したからですか?
原作では、ミカサがエレンを討つ選択がユミルの解放につながり、巨人の力が消えます。巨人になっていた人々は人間に戻り、巨人化能力者も力を失う結末です。
アルミンは戦いの後、どうなりますか?
原作では、戦いから3年後に和平交渉の使節としてパラディ島へ向かいます。同行するのはジャン、ライナー、アニ、コニー、ピーク。交渉の成功まで描いた結末ではありません。
原作34巻の加筆部分では、最後に何が描かれますか?
エレンの墓がある木は巨大になり、周囲の街は発展した後、戦争で破壊されます。さらに時が過ぎ、少年と犬がその木へ近づくのが最後の場面なんです。
漫画の最終話は何巻に収録されていますか?
最終巻の34巻です。原作は第139話「あの丘の木に向かって」で完結しました。
アニメの各話版では、何話が最終話ですか?
第94話「あの丘の木に向かって」です。前後編で配信されている場合は、「完結編(後編)」を確かめてください。
アニメの結末で、巨人の力は残っていますか?
巨人の力は消えています。第94話の公式配信あらすじにも、その結末が明記されていますね。
まとめ
原作の結末では、ミカサがエレンを討ち、エレンは死にます。ミカサの選択で始祖ユミルが解放され、巨人の力も世界から消えました。残されたアルミンたちは、3年後に和平交渉の使節としてパラディ島へ向かうんです。
ミカサはエレンを丘の木の下に葬ります。34巻の加筆部分では、その木が巨大になる年月と、のちの戦争が描かれました。最後は、少年と犬が木へ近づく場面です。
原作は第139話・34巻、アニメは完結編(後編)または各話版第94話でラストを確かめられます。巨人の力が消えた後の人間まで描くから、エレンの死だけでは語り切れない結末なんですね。