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ハンドメイズ・テイル シーズン6最終回ネタバレ|ジューンの最後、ハンナは戻る?

ハンドメイズ・テイル シーズン6最終回ネタバレ|ジューンの最後、ハンナは戻る?

ここからは、ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のシーズン6第10話までの結末ネタバレです。原作小説『侍女の物語』、続編『誓願』とそのドラマ化は別作品として区別します。

ボストンが自由になれば、ジューンはハンナを抱いて帰れる。長い戦いを追ってきたら、そう期待してしまいますよね。けれど最終回は、勝利と家族の再会がそろわない、苦さの残る結末でした。

ジューンは生き残り、ハンナを取り戻すための活動を続けます。娘の救出は本編の終了までに実現せず、彼女は母ホリーにニコールを託すことに。最後に訪れるのは、侍女として閉じ込められていたウォーターフォード家の部屋なんです。

第9話の飛行機爆破で、ニックとローレンスは死亡する

飛行機爆破とニック、ローレンスの死亡

処刑台から救われたジューンが、反撃を続ける

終盤の大きな反撃は、第8話のセリーナとウォートンの結婚式を利用した襲撃から始まります。侍女たちは薬で眠らせた司令官たちを殺し、脱出へ向かいました。ところが第9話で逃走を阻まれ、ジューンやモイラ、ジャニーンは再び捕らえられるのです。

ウォートンは侍女たちを公開処刑しようとし、リディアも処刑台に立たされます。そこでリディアは、女性たちを苦しめてきた司令官たちを非難。ジューンも処刑を前に抵抗を呼びかけ、首に縄をかけられたまま宙につられてしまいました。

助けに入ったのは、ルークやリタたちを含むレジスタンスのメーデーです。リタがジューンをつるクレーンの操作員を撃ち、彼女を下ろすと、ルークがそばへ来ます。さらに米軍の航空機も攻撃に加わりました。ジューンは命を取り留めますが、逃れた司令官たちの反撃を止める仕事が残っています。

ローレンスは爆弾だけを置いて逃げるはずだった

セリーナはジューンに、ウォートンたちがワシントンDCへ向かう飛行機の情報を渡します。司令官たちを逃がさないため、米国側のマーク・トゥエロとジューンは、ローレンスに機内へ爆弾を持ち込むよう頼みました。彼なら司令官として飛行機に近づける、という作戦です。

予定は、ほかの乗客より早く到着し、爆弾を置いたあとジューンの車で逃げること。経済学者が爆弾を運ぶとは、職業欄からは想像できない仕事ですね。本人も乗り気で引き受けたわけではありません。

しかし、ウォートンたちが早く到着してしまいます。ローレンスは計画をやり遂げるため、自分も搭乗する決断を下しました。隠れているジューンへ胸に手を当てて別れを示す、その短い動作がつらいんです。

ローレンスは脱出をあきらめ、爆弾とともに機内に残ります。ギレアドの仕組みをつくる側にいた人物が、最後にはその司令官たちを倒すため、自分の命を差し出しました。彼の生存を期待する余地は、ここでなくなるのです。

ニックはギレアド側の飛行機に乗ってしまう

ローレンスのあとに現れたのがニックでした。彼はジューンがその場にいると知らず、飛行機に乗り込みます。ジューンは隠れた場所からその姿を見ていますが、呼び止めません。

この搭乗には、それまでのニックの選択がつながっています。彼はジューンたちが高官向けの娼館ジェゼベルで進めていた襲撃計画を漏らし、彼女の信頼を失いました。第9話でも、妻ローズからジューンたちを倒してギレアドへの忠誠を示すよう求められ、ウォートンたちに加わるのです。

機内でニックはローレンスに、勝つ側に加わったのだという趣旨の言葉をかけます。一方でジューンが無事かを尋ねる気持ちも残っていました。その二つを抱えたまま飛行機は離陸し、爆弾が作動。ニック、ローレンス、ウォートンら搭乗した司令官たちは死亡します。

ニックが命をかけてジューンを逃がす結末を想像していた人には、かなり痛い場面でしょう。実際には、抵抗する彼女とギレアド側に残る自分を両立させようとしてきたニックが、最後に後者を選んだ結末でした。

ボストンは解放される。でも、ハンナは戻らない

第10話では、反撃から19日間の戦いを経てボストンが解放されたことが、ジューンの語りで分かります。メーデーと米軍による奪還を経て、かつて支配された街が米国側へ戻ったのです。

ルークは送電網の復旧に加わり、空港を使える状態に戻そうとしています。革命のあとに待っているのが電気の修理。自由になった街にも、明かりは要るんですよね。勝ったあとも仕事が続く様子が、妙に現実的でした。

ボストンの解放は、ギレアド全土の崩壊やハンナ救出の成功ではありません。メーデーの戦いはほかの地域へ続きます。街の勝利を喜んでも、ジューンの腕の中にハンナはいない。その差が、最終回の彼女を苦しめるのです。

ハンナはマッケンジー家とワシントンDCへ移る

トゥエロはジューンに、ハンナを育てているマッケンジー司令官が昇進し、家族とともにコロラドからワシントンDCへ移ることを知らせます。ハンナの居場所が以前より近くなる、という変化でした。けれど娘は、依然としてギレアド側にいます。

近くなったと聞けば、親なら少し期待してしまいませんか? それでも、ジューンが会いに行って抱きしめられる状況にはなっていないんです。彼女はトゥエロと活動を続け、ハンナの救出を目指す意思を固めました。

ジューンとルークは別行動へ。ニコールは母ホリーに託す

ジューンとルークの別行動とニコールの預け先

解放されたボストンへ、ホリーとニコールがやってきます。ようやく家族のそばで暮らせると思いたいところでした。ところがジューンはニコールに、ギレアドにいるほかの女の子たちも守るため、また離れなければならないと話します。

母ホリーも、娘に危険な場所へ戻ってほしくありません。ジューンは、ギレアドが残るかぎり自分たちや次の世代も狙われると考え、戦いを続ける意思を伝えます。

ニコールをホリーに任せ、ジューンはハンナとギレアドの子どもたちのために動き続けます。そばにいない自分を母として責める彼女に、ホリーはそれでも娘を見捨てることにはならないと応じました。そして、体験を本にするよう勧めます。子どもを取り戻せなかった母親たちにも、諦めなかった物語を届けるためです。

ルークも、ジューンの帰りを待つだけの立場ではなくなっています。彼はニューヨークとの境界へ向かうメーデーの活動に加わる予定でした。ジューンはトゥエロと救出に向けた活動を進めるため、二人は一緒に出発しません。

それでもハンナを取り戻したい気持ちは共通。娘のところでまた会おう、という思いを交わしていました。

この場面についての私の解釈は、相手への愛情だけで元の暮らしを取り戻せるわけではない、という別れです。ルークはジューンに、亡くなったニックも含めて大切な人々のことを書くよう勧めます。彼女の過去ごと受け止めようとする言葉に、長く一緒に生きてきた夫婦の重さを感じました。

ジャニーンはシャーロットと再会!リディアとナオミが娘を返す

第9話の混乱でジャニーンは再びギレアド側に連れ去られ、ボストンが自由になったあとも行方が分からないままでした。ジューンはトゥエロに彼女を捜すよう求めます。街の解放だけでは助からない友人が、まだ残っていたのです。

やがてジューンは、トゥエロのいる境界の道路へ呼び出されます。ギレアドの秘密警察「目」の者たちが、傷ついたジャニーンを連れてきました。道路に投げ出された彼女へジューンが駆け寄り、二人は泣きながら抱き合います。

そのあとに現れるのが、リディアとナオミ、そしてシャーロットでした。ナオミたちがアンジェラと呼んで育てていた子で、ジャニーンが産んだ娘です。ここでは名前を取り違えると、別の子が来たように見えてしまいますね。

ナオミが娘を返し、ジャニーンはシャーロットを自分の腕で抱きしめます。やっと、この母娘には本当の再会が来ました! ハンナを取り戻せないジューンのそばで、もう一人の母が奪われた娘を迎える場面なんです。

トゥエロと、米国側に協力するリディアたちによって実現した解放でした。ジューンはリディアに礼を言い、彼女はギレアド側へ戻ります。母娘を助けたリディア自身は、自由なボストンで暮らし始めることなく、その場を去りました。

セリーナは謝罪し、ノアと難民キャンプへ向かう

セリーナの謝罪とノアとの難民キャンプ行き

セリーナは夫ウォートンたちの飛行情報を渡し、反撃に協力しました。しかし最終回で、彼女が安定した新生活を手に入れることはありません。カナダや欧州へ移る見通しも立たず、トゥエロが用意した難民キャンプ行きのバスに、息子ノアと乗ることになります。

バスに乗る前、セリーナはジューンに、自分がしてきたこと、彼女に強いてきたことを恥じていると話します。ジューンは、その恥を感じるべきだと応じました。謝罪の場面でも、被害を小さく見せるために優しい言葉だけを返すことはないんです。

そのうえで、ジューンはセリーナを許すと告げ、彼女を送り出します。長く欲しがっていた言葉をようやく得たセリーナでした。謝罪を受け入れた二人は、一緒に暮らすこともなく、それぞれの道へ向かいます。

最後のセリーナは、避難先でノアを抱き、息子が望んでいたすべてだと語ります。司令官の妻としての地位を失い、先の生活も定まっていません。それでもノアが腕の中にいることを、彼女は喜んでいました。

ここからは私の感想ですが、謝った瞬間に何もかも消えるなら、世の中のけんかは3秒で終わりますよね。この結末でも、ジューンの傷やセリーナのしたことは消えません。許すという言葉を渡して別れる二人に、過去を抱えたまま生きる難しさを感じるのです。

エミリーの帰還、カラオケの空想、燃える赤い侍女服

エミリーは生きていて、家族とも連絡を取っていた

解放された街でジューンに声をかけるのが、エミリーです。かつて一緒に買い物へ行った侍女が、生きたまま戻ってきました。ジューンは彼女を抱きしめ、二人で街を歩きます。

エミリーはギレアドへ戻ったあと、家事を担うマーサとして働きながら抵抗活動を続けていました。仕えた司令官は協力者で、妻シルヴィアや息子オリバーとも連絡を取れています。家族への愛情が、抵抗を続ける理由だったのです。

二人はかつて処刑された人々の遺体がつるされていた壁を通ります。最終回ではそこにギレアド側の護衛兵の遺体がつるされており、街が自由になっても暴力の跡は残ったまま。過去を元通りにしたいジューンに、エミリーは二人とも生きてここにいることを話しました。

亡くなった仲間とのカラオケは、ジューンの想像

ジューンたちがカラオケで笑い、歌う場面もあります。そこにはエミリー、モイラ、リタ、ジャニーンに加え、亡くなったアルマやブリアナの姿もありました。これはギレアドに人生を奪われなければ得られたかもしれない時間を描く空想です。

ジャニーンの両目も、この空想ではそろっています。亡くなった人が復活したり、失った目が治ったりした出来事ではありません。誰も傷つけられず、友人と歌うだけの時間が、ここではかなわなかった願いなんです。

カラオケのあとに「明日も仕事だ」とぼやける暮らしさえ、ずいぶん平和だったんですね。華やかな勝利より、こんな普通の夜を返してほしくなる場面でした。

現実のジューンは、侍女の赤い服を街の火へ投じます。街に明かりがともり、復旧が進んでいることも分かりました。服を燃やして過去の役割を手放しても、彼女が失った人々や時間まで元には戻りません。

ジューンの最後は、元の部屋で自分の物語を録音する姿

元の部屋で録音するジューンと想像のハンナ

ホリーとルークから体験を書くよう勧められても、ジューンはすぐには賛成しませんでした。暴力や喪失の多い自分の話を、どう残せばいいのか。その迷いを経て、彼女は損傷したウォーターフォード家へ歩いていきます。

家に入り、階段を上がって、かつて自分が暮らしていた部屋へ戻るジューン。そこはもう壊れ、以前と同じ姿ではありません。彼女は窓辺に座り、ハンナがそばにいる姿を思い描きました。

この部屋でハンナの手に触れる映像は、現実の母娘の再会ではありません。ハンナは救出されておらず、ジューンの想像の中でそばにいます。ここだけを見て「最後に帰ってきた」と受け取ると、結末そのものが変わってしまうのです。

ジューンは小さな録音機を取り出し、椅子やテーブル、ランプ、白いカーテンの窓がある部屋について語り始めます。ドラマ第1話の冒頭を思い出させる語りでした。そして最後に、侍女として与えられた名、オブフレッドを口にするんです。

ジューンは奪われた人生を、自分の言葉で残し始めたところで本編を終えます。録音は、ハンナへ自分の経験を届けるための語りでもあります。娘を抱く場面を得られなかった彼女が、母親は何をされ、どう抵抗したのかを娘に残そうとしているのです。

ここからは考察ですが、最初と同じ部屋で同じ名を口にしても、ジューンの立場は大きく変わっています。最終回では自分でその場所へ戻り、自分で記録を始めました。私はこの変化に、彼女が自分の人生を語る力を取り戻した結末を感じます。

ドラマ本編はシーズン6第10話で終わる

今回の結末は、Hulu制作のドラマ本編シーズン1〜6、第10話までのものです。原作小説『侍女の物語』のラストと、ドラマで追加された出来事は分けて扱います。

マーガレット・アトウッドの続編小説『誓願』とそのドラマ化も、ドラマ本編とは別作品です。ハンナ救出やギレアド全土のその後を、シーズン6最終話ですでに実現した出来事に足すことはできません。本編で描かれた家族の別れや空想は、その場面のまま受け止めたいですね。

第9話と第10話を見返すなら、搭乗と録音の場面に注目

第9話では、ローレンスとニックがそれぞれ飛行機へ乗る直前の動作を見返すと、二人の選択がはっきりします。第10話では、ホリーとルークが体験を書くよう勧める会話から、ジューンが録音機を取り出すまでを追うと、最後の行動につながるんです。

ジューンたちの反撃を振り返る、Hulu公式のファイナルシーズン本予告です。

FAQ

ハンナは最終回でジューンのもとへ帰ってきますか?

帰ってきません。最終話で分かるのは、ハンナがマッケンジー家とワシントンDCへ移ることです。ジューンが母娘の暮らしを取り戻す場面まで、本編は進みませんでした。

ニックが爆発から助かっている可能性はありますか?

ドラマ本編の結末では死亡しています。第10話も、ジューンがニックを失った状況で進む話でした。

ジューンとルークは離婚したのですか?

描かれるのは、二人が異なる場所で活動するために別れる場面です。ハンナへの思いと互いへの愛情を残しての別れでした。

ドラマ本編はシーズン6で終わりですか?

シーズン6が本編の最終シーズンです。最終話は第10話で、米国での初回配信日は2025年5月27日でした。『誓願』の小説やドラマは、作品名も区別して扱います。

まとめ

『ハンドメイズ・テイル』の終幕で得られるのは、街の自由と、生き残った人々がまた歩き出す時間です。すべての親が子どもを取り返せる結末にはなりませんでした。シャーロットを抱けたジャニーンの喜びと、ハンナを待つジューンの痛みが、同じ最終回に残ります。

ルークやセリーナと別れ、ニコールを母へ任せたジューンが、最後に始めるのは経験の記録。救えなかった娘へ、自分の声を届けようとしています。あの部屋の窓辺まで戻った彼女が、もう一度話し始める。それが、ドラマ本編のジューンの最後でした。

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