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ドント・ブリーズネタバレ|地下室の秘密、老人は最後に死んだ?

ドント・ブリーズネタバレ|地下室の秘密、老人は最後に死んだ?

ここから結末までのネタバレです。『ドント・ブリーズ』は、フェデ・アルバレス監督の2016年の映画です。

盲目の老人の家に盗みに入った三人が、逆に追い詰められる『ドント・ブリーズ』。ソファで観ているだけなのに、お菓子の袋を触る音まで気になる映画ですよね。こちらの居間には誰も追ってこないのに。

最後に脱出するのはロッキーで、妹とカリフォルニアへ向かいます。ただし、ロッキーが倒した盲目の老人は生きています。地下室での監禁も、最後のニュースでは表に出ません。家から逃げ切っても、すっきり安心させてくれないんです。

結末の生存者は?ロッキーは脱出し、老人も生きている

ロッキーと老人の生存、ほかの人物の死亡

強盗に入った三人のうち、生還するのはロッキーだけです。マネーとアレックスは老人に射殺され、地下室にいたシンディも老人の銃弾で命を落としました。

ロッキーは老人が死んだと思ったまま、金を持って家を離れます。生きていると知るのは、後日のテレビのニュースです。

人物最後にどうなる?
ロッキー生存。現金を持って脱出し、妹とカリフォルニアへ出発
アレックスロッキーを救ったあと、玄関で老人に撃たれて死亡
マネー侵入直後、持ち込んだ銃を奪われて射殺される
シンディ地下室から逃げる途中、老人の誤射で死亡。胎児も死亡
盲目の老人地下室へ落とされるが生存。終幕のニュースでは入院して回復中

老人が失った娘の代わりに産ませようとしていた子供は、シンディのお腹の子です。ロッキーへの人工授精は、アレックスの救出によって阻止されました。

三人はなぜ盲目の老人の家に入った?

三人の侵入と老人の反撃を描いた、ソニー・ピクチャーズの公式予告です。

ロッキーが欲しかったのは、妹と家を離れるためのお金

舞台はデトロイト。ロッキーは恋人のマネー、友人のアレックスと空き巣を繰り返しています。盗んだ品を売っても、買い取り額は期待ほど増えません。

ロッキーは養育を放棄する母親のもとから、幼い妹を連れてカリフォルニアへ行きたいと考えていました。二人で暮らしを変えるには、まとまった資金が必要でした。

アレックスは、警備会社で働く父親の鍵や情報を盗みに利用し、防犯装置にも詳しい人物です。今回の強盗にはためらいますが、ロッキーへの好意もあって参加します。マネーの勢い、ロッキーの切実さ、アレックスの迷い。同じ家に入る三人でも、気持ちは揃っていません。

示談金の大金と、ひとり暮らしの元軍人

マネーが得た情報は、娘を交通事故で失った元軍人が、示談金の30万ドルを家に置いているというもの。周囲には空き家が多く、老人は犬と暮らしています。三人は下見で、彼が目の見えない人だと知りました。

マネーは相手の失明を、強盗が簡単に済む理由だと受け取ります。でも、老人は自分の家の構造を熟知し、音から相手の居場所を探れるんです。侵入者が廊下や部屋を探りながら進む間にも、彼は迷わず追ってきます。

三人は夜、犬に薬入りの餌を与えて眠らせ、家の防犯警報を解除します。マネーは老人の寝室にも催眠ガスを置きました。あとは現金を見つけるだけ、という計画だったはずです。

マネーの銃声で強盗は失敗し、家から出られなくなる

地下室へ通じる扉には鍵がかかっていました。マネーはその奥に金があると思い、持ち込んだ拳銃で錠を壊そうとします。音を立てずに盗むはずの計画なのに、マネーはいちばん大きな音を立ててしまいます。

銃を見たアレックスは計画から離脱しようとしますが、マネーは撃ってしまいます。その音で老人が目を覚まし、マネーの銃を奪って射殺しました。ロッキーは近くに隠れ、声を出さずにやり過ごすしかありません。

銃声を聞いて戻ったアレックスも、マネーの死を知ります。一方、ロッキーは老人が隠し金庫を確かめるところを目撃。老人が去ったあとに現金を取り、バッグへ詰めました。もう一刻も早く帰りたいところですが、彼女はその金を持って逃げるつもりなんです。

老人は脱ぎ捨てられた靴から、家にいるのがマネー一人ではないと気付きます。金庫が空になったことも分かり、出入り口を塞いで残る侵入者を探し始めました。ロッキーとアレックスは合流し、屋外に通じる出口を求めて地下室へ下ります。

地下室のシンディは誰?娘の事故と強制妊娠の秘密

娘の事故とシンディ監禁の関係

監禁されていたのは、老人の娘を事故で死なせた女性

二人が見つけたのは、拘束され、口も塞がれた妊娠中の女性でした。彼女はシンディ。新聞記事から、老人の娘を車ではねて死なせた女性だと分かります。

事故の示談金を受け取った老人は、シンディを拉致して地下に監禁していました。彼女は老人に、本人の意思に反して人工授精で妊娠させられています。失った娘の代わりとなる子供を産ませるためだったんです。

娘を失った苦しみはあっても、シンディの体を使って別の子供を得る権利があるはずもありません。老人は彼女の人生を奪い、自分が望む出産まで支配しようとしていました。

救出は失敗し、シンディと胎児が死亡する

ロッキーとアレックスはシンディの拘束を解き、三人で地下室の外へ逃げようとします。しかし、出口で待ち構えていた老人が発砲。銃弾がシンディに当たり、彼女とお腹の子供は命を落としました。

老人はシンディの遺体を抱いて嘆きます。彼が望んでいた子供を失わせたのは、自分が撃った弾でした。それでも、後にはロッキーに償いを求めるんです。

さらに老人は明かりを消し、地下室を真っ暗にします。普段から見えない老人は動けても、ロッキーとアレックスは周囲を確かめられません。逃げるために動けば音が出る、止まれば追い付かれる。二人は暗闇で襲撃をかわし、アレックスが老人を倒した隙に上階へ戻ります。

スポイトの場面で何をしようとした?アレックスが救出

地下室を出ても、犬と老人の追跡は続く

地下室の扉を塞いだ二人の前に、眠っていた犬が現れます。寝室へ逃げ込んでも、そこから簡単には外へ出られません。ロッキーは通気口へ入り、アレックスは部屋に残りました。

犬に襲われたアレックスは窓から落ち、下の天窓に叩き付けられます。さらに老人がそのガラスを撃ち割り、アレックスは家の中へ転落。逃げ込んだ部屋でも老人との争いになり、大きな植木ばさみを振り下ろされました。

ロッキーにも犬が通気口まで追ってきます。逃走の途中で老人に捕まり、気を失った彼女が目覚めた場所は、また地下室でした。今度は自分がシンディと同じように拘束されているんです。

老人はシンディの代わりに、ロッキーに子供を産ませようとする

老人はロッキーに、シンディが自分の子供を妊娠していたことを明かします。失った娘の代わりを得るための妊娠だったことも、ここでロッキーは知りました。

そしてシンディと胎児の死をロッキーのせいにし、今度は彼女に子供を産ませようとします。保存していた自分の精子を大きなスポイト状の器具に吸い上げ、拘束したロッキーへ注入する準備を始めるのです。

老人は子供を産めば解放すると言いますが、ロッキーに選ぶ余地はありません。逃げられないロッキーに妊娠と出産を強いる、性暴力の場面です。老人の落ち着いた手つきも不気味ですよね。

アレックスが生きていた理由は、マネーの遺体

精子を注入される直前、死んだと思われていたアレックスが現れ、ハンマーで老人を殴ってロッキーを救います。ロッキーへの人工授精は実行されずに終わります。

では、植木ばさみを振り下ろされたアレックスは、どうして生きていたのでしょうか?老人が刺したのは、同じ部屋にあったマネーの遺体でした。アレックスは老人に死んだと思わせ、救出に戻ったんです。

二人は老人を手錠で拘束します。助かったロッキーは、精子の入った器具を老人の口へ突っ込みました。

しかし、自分たちの強盗が警察に知られれば、盗んだ金も手放すことになるんです。二人は通報せず、現金と防犯装置のリモコンを持って玄関へ向かいました。ここまで来たら助かってほしい!そう思った直後に、老人は拘束から抜け出し、アレックスを撃ち殺します。

アレックスはロッキーを助けることには成功しましたが、一緒に家を出ることはできません。彼の最期は植木ばさみの場面ではなく、この玄関での銃撃です。

ロッキーの最後の反撃は、防犯警報とバール

防犯警報とバールによるロッキーの脱出

アレックスが撃たれ、ロッキーは一人で屋外へ走り出します。しかし犬が追いかけてきて、車に逃げ込んでも攻撃は続きました。家の外に出ても、犬の追跡は続きます。この犬、仕事熱心すぎます。

ロッキーは犬を車のトランクに閉じ込め、ようやく車外へ出ます。ところが、今度は老人に殴られて捕まり、家へ連れ戻されました。道路を引きずられるこの場面が、映画の冒頭に映っていた出来事です。

家の中でロッキーは、アレックスの手にある防犯装置のリモコンを見つけます。警報を鳴らして老人を混乱させ、バールで反撃するのが脱出の決め手です。大きな音が響く間、老人は彼女の動きを追いにくくなりました。

ロッキーは老人の頭をバールで何度も殴り、地下室へ落とします。落下した拍子に銃が発射され、老人自身の脇腹に当たりました。ロッキーは彼が死んだと思い、現金を持って警察の到着前に逃げ切ります。

侵入したときには警報を止め、最後には自分から警報を鳴らすんです。さっきまで音を立てないで、と願っていたのに、今度はもっと鳴らして、と願ってしまいます。観ているこちらも忙しいですね。

最後のニュースは何を意味する?老人の秘密が残るラスト

老人生存の報道と公にならない人物や現金

二人の強盗を撃退した事件として報じられる

ロッキーは妹とカリフォルニアへ出発する前に、テレビのニュースを目にします。老人は病院で回復中。バールで殴られ、転落し、銃弾も受けたのに、生き延びていました。

ニュースでは、盲目の老人が二人の侵入者を正当防衛で撃退した事件として報じられます。死んだ二人はマネーとアレックスです。三人目のロッキー、監禁されていたシンディ、盗まれた現金の話は公になっていません。

老人は警察に、家へ入ったのは二人の強盗だったと話しています。ロッキーは捕まらずに済みますが、シンディへの行為も暴かれません。生き残った老人が、また自宅へ戻れる状況なんです。

考察:ロッキーを黙って逃がしたのは、秘密を守るため?

ロッキーを三人目の侵入者として警察に話せば、彼女が捕まり、地下室の監禁や強制妊娠を証言する可能性があります。私は、自分の犯罪を隠すために老人が黙っていた、と読むのが自然だと思います。

それでも、老人に復讐心が残っていると考えると気味が悪いですよね。妹との出発を果たしたロッキーには、新しい暮らしのためのお金があります。同時に、あの家で何があったかを知る老人も生存しているのです。

本編は、ロッキーが妹と街を離れるところで終わります。彼女が逃げた事実は変わりませんが、老人の生存を知ってしまったあとでは、出発の喜びだけで終われない結末です。

後半には性暴力と強制妊娠の場面がある

本作には銃撃、刺す動作、激しい殴打に加え、拘束された女性に精子を注入しようとする場面があります。追いかけられる怖さだけを想像していると、地下室の性暴力の描写はかなりつらいかもしれません。

家族や友人と観るときにも、この場面があることは知っておきたいですね。性暴力や妊娠を強いられる描写が苦手なら、視聴を見送る判断でかまいません。

もう一度観るなら、警報の操作とニュースの人数に注目

観返すときは、侵入時に解除する防犯装置と、ロッキーが最後に使うリモコンを追ってみてください。同じ警報が、家に忍び込むためにも、老人を退けるためにも使われます。息を潜め続けた彼女が、騒音で生き延びるところが面白いんです。

ラストでは、ニュースの侵入者の人数を、実際に家へ入った人数と比べます。二人と三人の差で、ロッキーが見逃されたことと、家の中の秘密が隠されたことが分かります。

本編を探すときは、『ドント・ブリーズ』の公式作品ページで配信サービスやブルーレイ・DVDの案内をチェックしてください。

FAQ:『ドント・ブリーズ』の結末で気になること

盲目の老人は最後に死んだ?

いいえ。終幕のテレビで入院先での回復が分かり、死亡したと思っていたロッキーも生存を知ります。

ロッキーは老人の子供を妊娠した?

ロッキーへの人工授精は未遂です。アレックスが注入の直前に助けたので、妊娠させられたシンディとは結果が違いました。

アレックスは植木ばさみで死んだのでは?

そのとき刃が刺さったのはマネーの死体です。アレックスは生き延びて救助に向かい、脱出直前の玄関で銃撃されて亡くなります。

なぜニュースの強盗は二人だけなの?

老人がロッキーの存在を警察に明かしていないからです。地下室の監禁を警察に知られたくなかった、と私は読みました。

まとめ

地下室にいたのは、老人の娘を事故で死なせたシンディでした。老人は彼女に自分の子供を産ませようと監禁し、その企ては誤射によって終わります。続いて標的になったロッキーを救ったのが、アレックスです。

ロッキーには妹との新生活へ向かう道が残りました。けれど、アレックスとマネー、シンディは帰ってきません。老人は生き残り、監禁の事実も隠されたまま。家から出られた喜びと、あの老人がまだいる嫌な感覚が、両方残るラストなんです。

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