原作漫画『暗殺教室』の結末までのネタバレを含みます。
「殺せんせーって、本当に最後は死んでしまうの?」。答えは知りたいけれど、あの先生とのお別れを想像すると、ちょっと身構えますよね。
テレビアニメと実写映画は、それぞれ漫画を映像化した作品です。ここからの結末は、原作漫画の本編全180話のもの。番外編は本編完結後に掲載され、最終21巻にも収録されています。
原作の結末で殺せんせーはどうなる?

殺せんせーは、潮田渚に対触手ナイフで心臓を刺されて死亡し、光になって消えます。
渚が使う「対触手ナイフ」は、殺せんせーにトドメを刺すための武器。最後はE組の生徒たちが先生を押さえ、渚がトドメを刺す役を自分から引き受けるんです。クラス全員の同意を得たうえでの行動で、渚が一人で勝手に決めた暗殺ではありません。
先生を大好きな生徒が、先生の命を終える。題名は最初から『暗殺教室』なのに、そこまできっちり実行されると、読んでいるこちらは困ってしまいますよね。
場面の照合:Wikipedia「暗殺教室」、マンガ愛読者の部屋の結末記事、ciatrの結末記事。
なぜE組は、殺したくない先生を殺すのか
最後の戦いを終えた殺せんせーは、力を使い果たして倒れています。しかも、頭上には先生を殺すためのレーザーがあり、発射の時刻が迫っていました。そのまま待っていても、先生との別れは避けられない状況なんですね。
生徒たちは先生を殺したくない。けれど、レーザーに任せるか、自分たちの手で暗殺をやり遂げるかを問われ、全員で後者を選びます。先生を憎む気持ちからの選択ではありません。
渚が刺すという結果だけを聞くと、冷酷な場面を想像するかもしれません。実際には、先生と過ごした一年を思い返しながら、涙を流して出した答えなんです。私はここを、生徒たちが自分で先生を見送る決断として受け止めています。
決断の場面の照合:MOEダイアリーの第176話感想、ヤマカムの第176話感想。両記事とも原作漫画の場面を扱っています。
最後のお別れでも、先生は出席を取る
トドメの前に、殺せんせーは生徒一人ひとりの名前を呼び、最後の出席確認をします。全員の返事を聞いてから、渚のナイフを受けるんです。
毎朝なら、返事をして終わる出席確認。まだ半分寝ていても何とかなる時間なのに、ここでは一人の返事も聞き逃したくなくなりますよね。最後まで先生のままなのが、余計につらいです。
渚が心臓を刺すと、殺せんせーは光になって消え、生徒たちは泣きます。暗殺の成功を喜んで終わる場面にはなっていません。
出席確認の照合:Wikipediaの殺せんせーの項、MOEダイアリーの第177話感想。
殺せんせーとの別れは20巻。本編は21巻まで続く
殺せんせーが命を終えるのは、20巻の第177話「卒業の時間」。本編の最終話は、21巻の第180話「殺しの時間」です。
先生が死ぬ場面と、漫画の最後の場面は別なんですね。殺せんせーを見送ったあとにも、E組の卒業と、その後の人生が描かれます。20巻で読むのを止めると、まだ生徒たちの未来を見届けていません。
殺せんせーは、生徒一人ひとりにアドバイスブックも残しています。先生がいなくなったあとも、教え子たちが進む道を考えて用意した一冊です。
お別れの準備だけでもつらいのに、その後の相談まで一人ずつ考えてくれる。先生、最後まで仕事をしすぎです! そんな本を受け取ったら、さすがに「あとで読もう」と机に積んでおけません。
収録話:集英社の20巻の書誌・目次と21巻の書誌・目次。第177話の場面はMOEダイアリーと亜細亜ノ蛾の感想記事でも一致。アドバイスブックはWikipediaとciatrで照合しています。
原作ラストの7年後、渚は教育実習生として教壇へ
原作の終幕では7年後が描かれ、渚は教師の道を選んでいます。本編の最後に登場する渚の立場は、「極楽高等学校」の教育実習生です。
教育実習生は、教師になるために学校で授業を経験する学生のこと。渚は不良たちのいるクラスに入り、E組で身につけた力で相手を驚かせ、授業を始めます。
教育実習で不良たちが相手とは、なかなかの試練ですよね。普通なら自己紹介の声がひっくり返りそうですが、渚にはあの教室で積み重ねた経験があります。
殺せんせーにトドメを刺した生徒が、今度は教える立場になる。私は、このつながりが好きです。先生の死を描いたあとに、生徒が何を受け継いで生きるのかまで見せてくれるんですね。
原作本編の最後では、渚はまだ教育実習中。正式な教師として採用された後の姿ではありません。
渚の立場と終幕の照合:Wikipediaのあらすじ・潮田渚の項、ciatrの「7年後」の節、亜細亜ノ蛾の第180話感想。
原作・アニメ・実写・番外編は、どこが違う?
『暗殺教室』には漫画、テレビアニメ、実写映画があります。さらに原作の番外編もあるので、「最終回」とだけ聞くと、どれの最後なのか分かりにくいんですよね。
漫画の結末を確かめるときは、本編第180話までと、別の媒体・追加作品を区別してください。
| 作品 | 結末を確かめるときの注意 |
|---|---|
| 原作漫画 | 全21巻。本編は第180話で完結し、殺せんせーとの別れの後、7年後の渚まで描かれます。 |
| テレビアニメ第2期 | 全25話。第24話「卒業の時間」、第25話「未来の時間」はアニメ側の話数・題名です。 |
| 実写映画『暗殺教室〜卒業編〜』 | 2016年3月25日公開の実写作品。原作漫画の第177話・第180話とは別の映像作品です。 |
| 原作の番外編 | 本編完結後に4週連続で掲載され、21巻にも収録。本編第180話までとは別に扱います。 |
実写映画『卒業編』を見ても、原作第177話や第180話を読んだことにはなりません。漫画のコマ、アニメの映像、実写の演技は、それぞれの作品で味わいたいですね。
原作本編が完結したのは、2016年3月19日発売の『週刊少年ジャンプ』16号です。その後、4月4日発売の18号から番外編の掲載が始まりました。
番外編が収録されていることを理由に、原作本編での殺せんせーの死を、生存という結末に読み替えるのは誤りです。本編は先生の死を経て、7年後の渚へと続きます。
完結・番外編・実写の公開日:MANTANWEBの2016年3月19日記事。番外編の収録:集英社の21巻紹介。アニメの話数・題名:Wikipediaの各話リストとciatrの作品情報。
テレビアニメ第2期の公式PV
avex pictures公式の、テレビアニメ『暗殺教室』第2期プロモーションビデオです。
結末を読み返すなら、20巻から21巻へ

最後の別れと、その後の渚を続けて読むなら、原作20巻と21巻です。20巻の第177話「卒業の時間」を読んだあと、21巻の本編最終話まで進むと、先生の死から生徒たちの未来までを追えます。
すでに途中まで読んでいるなら、手元の巻数を確認してから買い足してください。最終巻の21巻だけでは、殺せんせーが死ぬ第177話は読めません。
- 集英社の20巻紹介・収録話:第170話から第177話まで。
- 集英社の21巻紹介・収録話:第178話、第179話、本編最終話に加え、番外編などを収録。
読むなら、少し落ち着いて過ごせる時間がいいですね。「あと一話だけ」と続けて、目を腫らしたまま翌朝の予定に出るのは、ちょっと困りますから。
FAQ|暗殺教室の原作の結末でよくある質問
殺せんせーを殺したのは誰ですか?
潮田渚です。E組全員が同意し、生徒たちが先生を押さえる中で、渚が対触手ナイフで心臓を刺します。殺せんせーは死亡し、光になって消えるんです。
殺せんせーが死ぬのは、本編の最終話ですか?
いいえ。別れの場面は20巻の第177話「卒業の時間」で、本編最終話は21巻の第180話「殺しの時間」です。先生との別れの後にも、卒業と7年後が描かれます。
渚は原作の最後に何をしていますか?
7年後、「極楽高等学校」の教育実習生として教壇に立っています。殺せんせーを見送った渚が、教師の道へ進む姿で本編は終わるんですね。
全180話なのに、21巻に番外編があるのはなぜですか?
本編の第180話で連載が完結した後、番外編が4週連続で掲載され、それも21巻に収録されたためです。本編の最終話と番外編は別なので、結末を確かめるときは、第180話までの内容を区別して読んでください。
まとめ
原作『暗殺教室』では、潮田渚が対触手ナイフで殺せんせーの心臓を刺し、先生は死亡して光になって消えます。その別れは20巻の第177話で、本編は21巻の第180話まで続くんです。
そして7年後、渚は教育実習生として教壇に立ちます。先生の命を終えた生徒が、今度は誰かを教える立場になる。私は、この渚の姿まで含めて、殺せんせーとの一年が終わったと感じます。