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ルシファー(ドラマ)最終回ネタバレ、なぜクロエを残して地獄へ?

ルシファー(ドラマ)最終回ネタバレ、なぜクロエを残して地獄へ?

最終回までのネタバレがあります。『LUCIFER/ルシファー』は2016〜2021年の実写ドラマで、全6シーズン、シーズン6第10話で完結しました。

クロエは死後、地獄でルシファーと再会し、永遠のパートナーになります。ただ、クロエが生きている間は離れて暮らすことに。そこに深く関わるのが、未来から来た2人の娘ロリです。再会にはほっとするのに、地上で一緒に過ごせたはずの時間を思うと、私は素直に喜びきれません。

神の後継候補になったルシファーに、未来の娘が会いにくる

もともとのルシファーは、地獄の支配者の仕事を投げ出し、ロサンゼルスでナイトクラブ「ラックス」を営んでいました。そこで刑事クロエ・デッカーと出会い、事件捜査の相棒になります。捜査と恋愛、天使たちとの衝突を重ねるうちに、クロエは彼にとって命を懸けて守りたい人になったんです。

シーズン5の終盤では、神の後継を争うミカエルとの戦いでクロエが命を落としました。ルシファーは天国へ向かい、リリスの指輪の力でクロエを地上へ戻します。自分を犠牲にした彼も帰還し、天使たちはルシファーを新たな神として認めました。

それでも、シーズン6の彼は神としての就任をためらい続けます。クロエも警察を辞め、彼との新しい生活を考えていた時期です。そこへ、父親に怒りをぶつける天使ロリが現れました。神の就任式より先に、家族会議です。

ロリはクロエとルシファーの娘で、父の不在に怒っていた

ロリは人間のクロエと天使のルシファーの間に生まれる、未来の娘です。父は彼女が生まれる前に地上から去り、クロエが育てました。ロリは理由を知らず、父に捨てられたと思って成長します。

父への激しい怒りから、ロリは過去へ移動する力を発現させました。来た先には、自分が生まれる前の両親がいます。ルシファーにとっては初めて会う娘でも、ロリにとってはずっと会いたかった、そして責めたかった父なんですよね。

ロリが覚えている父の失踪日は8月4日。ルシファーとクロエは、家族を置いて去る自分など想像できず、彼が殺される可能性を探り始めます。ルシファーはロリと過ごすうちに父親としての愛情を深め、娘の人生に関わりたいと願うようになりました。

一方、神が不在の間に、天使たちは人間の祈りに勝手に応じて混乱を起こします。ルシファーは最終的に神の役目を辞退しました。代わってアメナディエルが、神の仕事と子育てを両立する決意を固めるんです。

ダンが天国へ行けたのは、トリクシーと話せたから

トリクシーの言葉でダンが天国へ進む流れ

もう1人、最終回の気づきを支えるのがダンです。クロエの元夫で、娘トリクシーの父。シーズン5でレメックに殺され、死後は地獄にとどまっていました。

このドラマの地獄では、魂が自分の罪悪感に縛られ、苦しい出来事を繰り返します。ダンも自分を責める気持ちから抜け出せずにいたんです。ロリに地上へ連れてきてもらった後は幽霊となり、生きている娘に思いを届ける方法を探します。

第9話でダンは、脱獄したレメックを追ううちに、偶然その体へ入り込みました。自分を殺した男の体で娘に会うことになるなんて、つらい巡り合わせです。ルシファーから大切な人と時間を過ごすよう促され、ダンはトリクシーのいるキャンプへ向かいました。

父の友人を装って、ダンは娘に父親の気持ちを話します。彼が抱えていたのは、娘を残して死に、よい手本になれなかったという後悔。ところがトリクシーは、父を誇りに思っていると答えました。

トリクシーの言葉で罪悪感を手放したダンは、レメックの体を離れて天国へ進みます。父親自身が失敗ばかり数えていたところに、娘がちゃんと愛情を受け取っていたと分かる。この別れは、何度思い返しても胸にきますね。

最終回の救出劇、ロリは父のために怒りを手放す

第9話の終わり、ルシファーとクロエは8月4日が終わるまで安全な部屋にこもっていました。日付が変わり、2人はひとまず喜びます。直後にかかってきた電話の相手はレメックで、ロリを人質に取っていました。

指定されたのは、ロリが父の失踪場所として覚えていたヴァン・ナイスの一角です。レメックは、ダンが自分の体に入った際に、ルシファーやロリの事情を知っていました。ルシファーは罠を承知で救出を決め、妊娠中のクロエも相棒として同行します。

娘の翼が、父を傷つける武器にされる

ロリの翼の羽根は、鋭い刃になっています。レメックたちはそれを抜き取り、ルシファーにも傷を負わせられる武器に加工していました。娘を人質にするうえ、その翼まで利用する男です。

2人は協力して見張りを倒しますが、クロエは肩を刺されてしまいます。未来のロリから自分が長生きすると知っているクロエは、ルシファーを娘のもとへ向かわせました。ロリは翼を鎖につながれ、レメックに命を脅かされています。

ルシファーが一番望んだのは、娘の成長をそばで見守ること

レメックは、ルシファーのせいで苦しんでいると思い込み、復讐を狙います。ルシファーは、その苦痛がレメック自身の罪悪感から生まれていると指摘しました。さらに、相手を本当に苦しめるには、その人が一番望むものを知らなければならないと話します。

普段はルシファーが人に尋ねる「望み」を、今度は彼自身が問われるんです。答えは、娘の成長を見届け、必要なときにそばにいて、よい父親になることでした。

ルシファーはロリの命と引き換えに、自分を殺すよう持ちかけてひざまずきます。それを見たロリは鎖を引きちぎり、父を助けました。彼女はレメックの首をつかみ、怒りのままに殺そうとします。

ロリの顔は悪魔の顔へ変わり始めていました。ルシファーは、自分が長く抱えてきた怒りや自己嫌悪を娘にも背負わせたくないと必死に訴えます。ロリはその声を聞き、レメックを放しました。父が救ったのは娘の命と、娘がこの先抱えるはずだった苦しみです。

レメックを止めたのは、戻ってきたクロエ

父娘が抱き合う隙に、レメックはもう一度ルシファーへ襲いかかります。そこでクロエが発砲! 後ろへ倒れたレメックは、ロリの羽根で作った刃に貫かれて死にました。

死の直前、レメックはダンが見た光を自分も見たいと願います。彼を迎えたのは暗闇です。その言葉から、ルシファーはダンが天国へたどり着いたと知りました。

なぜルシファーはクロエを残して地獄へ行く?

父の不在とロリの約束がつながる時間の輪

救出後も、ロリは過去にとどまっていました。父が無事で、8月5日を迎えたことを喜ぶルシファーに対し、ロリは父の不在につながる未来がまだ続いていると考えます。本人が生き延びても、失踪の理由は解けていなかったんです。

ダン、リー、ロリの救済から、自分の使命を知る

3人が話すうちに、ダンが天国へ行けたきっかけはルシファーの助言だったと分かります。以前にもルシファーは、地獄にいたリーが罪悪感と向き合う手助けをしていました。リーは地獄の苦しい繰り返しから抜け出し、天国へ進んだ魂です。

そしてロリも、ルシファーに止めてもらったことで、怒りに任せた殺人を思いとどまりました。ルシファーは3人への関わりから、自分が得意とする仕事に気づきます。彼が選んだ使命は、地獄の魂が罪悪感を乗り越え、天国へ進めるよう助けることです。

リンダの相談室で自分の悩みを話してきた経験が、今度は人を助ける仕事につながりました。地獄を治めて罰を管理していた悪魔が、一人ずつ話を聞く側になる。ずいぶん大きな転職ですが、彼が人間たちと過ごした時間には確かな意味があったと思います。

ロリ自身が、父の不在を変えない約束を求めた

ルシファーは、地獄で仕事をしながら家族のもとへ帰ることを考えます。それに待ったをかけたのがロリでした。彼女が守ろうとする時間の輪は、次のようにつながっています。

  1. 父が地上から去り、ロリはクロエに育てられます。
  2. 父の不在への怒りが、過去へ移動する力を生みました。
  3. 過去で父に会ったロリは、救出の際に怒りから救われます。
  4. ダンやロリへの助けを振り返り、父は地獄での使命に気づきました。
  5. ロリはその経験と自分の人生を守るため、父に同じ未来を選ぶよう求めます。

父の不在と、その理由を知らずに育つ経験までが、ロリの求めた約束に入っています。クロエも、幼いロリに真相を伏せて育てることになるんです。ロリは母と生きてきた自分を大切に思い、人生を変えてほしくないと望みました。

父に一番いてほしかった瞬間に、父は自分を救ってくれた。その事実を受け入れたロリは、未来へ戻り始めます。ルシファーは苦しみながらも約束を交わし、娘は両親への愛情を伝えて去りました。

つまり、父を責めるために来た娘が、最後には父が去る理由を自分で作る結末です。時間の輪が閉じる瞬間は分かっても、娘の誕生日をそばで祝いたいという父の願いまで思い出すと、やっぱりつらいですよね。

クロエの人生は続き、死後にルシファーと再会する

クロエの地上の人生から死後の再会まで

ロリを見送った後、ルシファーとクロエはラックスで別れの時間を過ごします。クロエは、離れていても彼とともにいると気持ちを伝えました。ピアノの前で寄り添う2人からは、これから一緒に暮らしたい願いが伝わってきます。

その後、ルシファーは地獄へ戻ります。クロエは警察の仕事に復帰し、ロリを育てながら地上での人生を全うしました。昇進も果たし、生まれたロリを連れて帰宅すると、仲間たちが迎えます。

未来へ戻ったロリは、母の最期に真相を理解している

成長したロリが戻った先は、年老いたクロエの病床でした。今のロリは、父が去った理由も、母が秘密を守っていた理由も知っています。苦しい時間を耐えてくれた母と、最後にその気持ちを分かち合うんです。

クロエは娘への愛情を抱いたまま息を引き取りました。死後、若い姿のクロエを迎えるのが、新たな神になったアメナディエルです。彼に導かれ、クロエはルシファーのもとへ向かいます。

最後の場所は地獄の相談室、2人は再び相棒になる

地獄では、ルシファーがリンダの相談室に似た部屋で、魂たちの話を聞いていました。相談相手には、ロリを誘拐したレメックもいます。暴力へ頼ろうとする彼に、ルシファーはさらに時間が必要だと応じます。自分と家族を傷つけた男にも、変わる機会を与えているんですね。

扉をノックする音がすると、ルシファーは注文したドーナツが届いたと思います。地獄にもおやつ休憩は欲しいところ。訪ねてきたのはクロエでした。

ルシファーはクロエに「刑事」と呼びかけ、彼女は相棒が必要だと思ったと応じます。2人はキスを交わしました。生前には犯罪を追っていた相棒が、今度は魂の罪悪感に向き合う仕事をともにする。地獄で愛する人と再会し、一緒に働くことがクロエの選んだ幸せです。

アメナディエル、メイズ、エラたちはどうなった?

アメナディエルや仲間たちの最終的な着地

最後には、仲間たちの暮らしも動き出しています。神になる人、家庭を育てる人、地上で好きな仕事を続ける人。それぞれが自分の居場所を選びました。

人物最終シーズンの着地
アメナディエル新たな神に就任。地上にも戻り、息子チャーリーとの時間を持ちます。
リンダとチャーリーリンダはカウンセラーとして仕事と子育てを続け、チャーリーは2歳の誕生日に天使の翼が生えました。
ダンとシャーロット天国で再会。ダンは好物のチョコレートプリンも楽しんでいます。
メイズとイヴ結婚し、夫婦で賞金稼ぎの仕事を続けました。
エラルシファーたちの正体を知り、キャロルとの関係を育てます。理工系を目指す女子を支える財団にも取り組みました。

アメナディエルは、神の仕事と地上の家族を両立する道を選びます。翼が生えたチャーリーを見て大喜びする姿には、こちらも笑顔になりますね。神になっても、息子の成長がうれしいお父さんです。

エラが正体を知った際に傷ついたのは、仲間が自分に秘密を話してくれなかったことでした。その怒りを乗り越え、キャロルと人を助ける活動に進みます。メイズとイヴも、愛する相手と仕事を続ける未来を手にしました。

結末を考察すると、再会の喜びと別離の痛みが残る

2人の再会は、クロエが地上での人生を終えた後です。その前には、ロリの成長をそばで見たいと望んだルシファーと、真相を胸に育児を続けるクロエの別離があります。結末を考えるとき、私はこの時間の重さがいちばん気になります。

ルシファーの成長には胸を打たれました。怒りや自分への嫌悪を経験してきた彼が、娘を同じ苦しみから救い、地獄の魂にも手を差し伸べる。その仕事は、彼がリンダやクロエに支えられた経験につながっています。

一方で、父親の不在を経験したロリ自身が、その未来を守るよう両親に頼む選択は痛いです。母娘で過ごしてきた時間を大切にする気持ちも、幼い娘のそばに父がいてほしい気持ちも、私は両方あります。最後のキスで救われた気持ちになりつつ、途中の家族の時間も欲しかった。そんな感想が残る結末だと思うんです。

ダンの別れとロリの約束を見返すなら、第9話と第10話

シーズン6第9話では、ダンとトリクシーの会話、3人で過ごす海辺の時間、ロリの誘拐を知らせる電話が続きます。第10話はその救出から始まるので、2話を続けるとダンの救済とルシファーの決断がつながります。

特に、第9話で父を誇るトリクシーの言葉と、第10話で父の助けを受け入れるロリの姿は胸に残りました。どちらも、父親が自分だけで考えていた「よい父」の答えを、娘の側から返す場面です。

作品ページはNetflixの『LUCIFER/ルシファー』です。シーズン6は全10話で、2021年9月10日に配信されました。

シーズン6の公式予告編

Netflix Indiaによる最終シーズンの公式予告編です。

FAQ|最終回で気になること

ルシファーは最後に死んだのですか?

最終話の襲撃を生き延びて、本人の意思で地獄に戻りました。終幕ではカウンセラーとして働いており、魂の救済が彼の生きる目的になっています。

クロエも地獄で罰を受けるのですか?

クロエが向かったのは、愛する人のいる場所です。天国で迎えたアメナディエルが彼女を案内し、ルシファーの仕事を支える相棒として合流します。

ロリは消えた後、どこへ行ったのですか?

時間移動で、自分が育った未来へ帰りました。年老いた母のそばに戻った時点で、父との約束も母が守った秘密も理解しています。

最後に神になったのは誰ですか?

ルシファーの兄、アメナディエルが引き継ぎました。天国での役目を果たしながら、チャーリーの父として地上にも関わります。

まとめ

最終回でルシファーが得たのは、苦しむ人に向き合う仕事と、父として娘を救えた実感でした。ロリはその出会いへつながる人生を守るため、両親に別離を伴う約束を求めます。

クロエは仕事と子育てを続け、人生の終わりに長い秘密を娘と分かち合いました。その先で、かつての刑事と悪魔は永遠の相棒に。最後の相談室は、2人がようやく肩を並べて過ごせる場所なんです。

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