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インターステラーネタバレ|映画の結末でクーパーはどうなる?

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宇宙の果てまで行ったと思ったら、目の前に娘の本棚。ようやく会えた娘は、自分よりずっと年を取っています。『インターステラー』の終盤、リモコンを握ったまま「ちょっと待って」となりませんか?

クーパーは生還し、老いたマーフィーと再会したあと、アメリア・ブランドを探すために再び宇宙へ出発します。娘を救う約束には決着がつきますが、ブランドとの再会までは映画に映りません。

ここからは、2014年の映画『インターステラー』本編の結末ネタバレです。本棚で何が起きたのか、時計の信号がなぜ人類を救えたのかを、クーパーが帰るまでの出来事とつなげて追います。

クーパーがガルガンチュアへ落ちるまで

娘を救う計画に、必要なデータが欠けていた

クーパーが地球を離れたのは、作物が育たなくなり、人類の暮らしが追い詰められていたからでした。NASAは人が住める惑星を探していましたが、計画には二つの行き先があります。

プランAは、重力の問題を解いて大規模な宇宙居住施設を地球から送り出し、地上の人々を救う計画。プランBは、凍結した受精卵を別の惑星へ運び、人類を新しく育てる計画です。後者だけでは、地球で待つマーフィーは助かりません。

ところが、ブランド教授はブラックホール内部のデータがなければプランAを実現できないと知り、その行き詰まりを隠していました。娘を助けられると信じて出発したクーパーには、厳しい裏切りですよね。

教授の死に際にその事実を知っても、成長したマーフィーは研究を続けます。終盤の時計から届くのは、この行き詰まりを破るためのデータなんです。

参照:RENOTEの物語解説、ciatrの計画A・Bの解説

船を救うため、クーパー自身も切り離される

マン博士の惑星では、移住に向くという調査結果が偽りだったと分かります。孤独な死を恐れたマンは救助を呼ぶためにデータを偽造し、クーパーを襲いました。アメリアに助けられたクーパーは生き延びますが、マンは宇宙船エンデュランスとの接続を無理に進め、爆発で命を落とします。

クーパーは回転するエンデュランスへの接続を成功させます。しかし、船の損傷と燃料不足のため、地球への帰還はできなくなりました。残る希望は、アメリアをエドマンズの惑星へ送り届けることです。

そこでブラックホールのガルガンチュアの重力を利用して、船を加速させます。さらに船を軽くするため、ロボットのTARSが乗る小型船に続いて、クーパーの小型船も切り離されました。

クーパーの落下は、アメリアとエンデュランスを先へ進ませるための犠牲です。娘に会いたくて出発した父親が、自分の帰路を手放すところまで来てしまいます。ここは、操縦が上手ければ解決する話ではありませんね。

参照:Den of Geekの終盤解説、Looperの船の損傷と落下の解説

本棚の向こうで、クーパーは娘に何を伝えた?

文字のない本棚が星空へ続く

最初の合図は、過去の自分への「留まれ」

ガルガンチュアへ落ちたクーパーは、娘の部屋のさまざまな時点を本棚越しに見られる、不思議な空間にたどり着きます。作中でテッセラクトと呼ばれる場所です。地球の家にそのまま帰宅したのではなく、娘の部屋につながる空間にいるんですね。

出発前の幼いマーフィーを見つけたクーパーは、本を落として、短い合図と長い合図を組み合わせるモールス信号を送ります。内容は「留まれ」。過去の自分に、宇宙へ行くなと伝えようとしたのでした。

けれど、娘はその合図を受け取っても、父の出発を止められませんでした。宇宙の果てでやろうとしたのが「昔の自分に待ったをかける」こと。規模は壮大なのに、後悔は妙に身近なんです。

幼いマーフィーが「幽霊」だと思っていた相手は、未来のクーパー自身でした。終盤で新しい幽霊が現れたのではなく、冒頭からの怪現象の送り手が分かる場面です。

「留まれ」とNASAの座標は、別のメッセージ

クーパーはやがて、出発を取り消そうとすることから、娘へ必要な情報を渡すことへ考えを変えます。TARSと協力し、過去の部屋へNASAの施設の座標も送りました。床に積もった砂の模様を、かつてのクーパーが読み解いたあの場面につながります。

本棚の合図は出発を止めるため、砂の座標はNASAへ導くため。同じ父親から届くには、だいぶ気まずい組み合わせですよね。でも、送り手が置かれた状況と目的が違います。

この流れでは、未来からの信号によって、クーパーが宇宙へ行くきっかけも作られています。別の人生を最初からやり直す展開はなく、冒頭で起きていた出来事に終盤の行動がつながる形です。

参照:RENOTEの本棚と砂の描写、Looperの合図と座標の解説、SparkNotesの因果関係の解説

腕時計の秒針が、マーフィーの研究を完成させる

TARSは、ブラックホール内部で重力の問題を解くために必要なデータを観測していました。クーパーはそれを、出発前に娘へ渡した腕時計の秒針に、モールス信号として送ります。映画の設定では、重力を通じて時計へ働きかけられるんですね。

大人になったマーフィーは昔の部屋で父からの合図だと気づき、時計の信号を読み取ります。そこで得られたデータを研究に使い、ブランド教授が完成させられなかった重力方程式を解きました。

観測したのはTARS、送ったのはクーパー、方程式を完成させたのはマーフィーです。腕時計から答えが丸ごと出てきたわけではありません。娘が積み重ねた研究に、足りなかった情報が届いたんです!

それによって、大規模な居住施設を宇宙へ送り出すことが可能になり、地球から人々が脱出できました。ブランド教授の見通しで止まっていたプランAを、マーフィーが実現させます。

私はここが好きです。クーパーは娘を幼いころのまま連れ戻せませんが、娘には父の送った情報を使う力があります。父親だけが活躍して終わる救出劇にはならないんですね。

参照:RENOTEの時計と方程式の描写、SparkNotesのデータ通信とプランAの解説、ciatrの秒針と移住の解説

土星で救助された父と、老いた娘の再会

帰った場所は、地球の農場ではない

通信を終えるとテッセラクトは閉じていき、クーパーは土星付近の宇宙空間へ戻されます。そこで救助され、目を覚ました場所が宇宙の居住施設、クーパー・ステーションでした。

名前を聞くと、主人公の功績をたたえた施設だと思いますよね。実際に名前の由来になったのは、人類を救った娘のマーフィーです。クーパーにとっては、自分の名字が付いた施設で娘の偉業を知ることになります。

父が送った情報を娘が解き、その成果で生まれた社会に父が救い上げられる。病室で目を覚ます場面まで、親子の働きがつながっています。

参照:RENOTEの救助場所と施設名の解説、映画ウォッチの帰還の描写、SparkNotesの施設名の解説

マーフィーは、父を引き留める娘ではなくなっていた

クーパーは病床のマーフィーと再会します。娘は老い、子や孫に囲まれていました。父は帰るという約束を果たしたものの、二人が離れていた年月は元には戻りません。

その隔たりは、旅の途中から描かれています。ミラーの惑星での探索後、母船では23年が過ぎ、クーパーは家族から届いた映像で長い年月を知りました。映画では宇宙と地球側で経過する時間が異なり、最後には娘のほうがずっと年老いています。

子どもの昔の写真を見るだけでも、時間の速さには驚きます。それが、自分より老いた娘との再会ですからね。うれしいのに、取り戻せない日々も見えてしまう場面です。

マーフィーは、自分の死を父に見届けさせたくないと伝え、アメリアのもとへ行くよう促しました。家族に囲まれているマーフィーは、エドマンズの惑星にいるアメリアが一人だと伝えます。

出発のときは父を引き留めた娘が、最後には父を送り出す。私はこの変化に、マーフィーが父の帰りを待つだけではなかった人生を感じます。

参照:Wikipediaの23年と家族の映像の記述、RENOTEの家族の映像と父娘の別れの描写、Looperの娘が父を送り出す理由の解説

アメリア・ブランドが最後にたどり着いた場所

惑星そばのリング状ステーション

アメリアはエドマンズの惑星に到着します。しかし、かつての恋人で先行調査員だったエドマンズは亡くなっており、彼女は墓標の前に立ちました。期待していた恋人との再会はかなわなかったんです。

一方で、この惑星には呼吸できる空気があり、住める場所にたどり着いたことが示されます。アメリアはロボットのCASEとともに、新しい居住地の準備を進めていました。人間の仲間はその場にいません。

この場面は、受精卵を運んで新たな人類を育てるプランBにつながります。地球側で人々を脱出させたマーフィーと、新しい惑星で準備を始めるアメリアは、別の場所で役割を果たしているんですね。

マーフィーに背中を押されたクーパーは、TARSと小型船に乗り、アメリアを探しに出発します。父と娘の再会で幕を下ろすと思ったら、まだ飛ぶんです! ただ、今度の出発には娘の送り出す言葉があります。

映画に描かれるのは、クーパーの出発とアメリアの惑星での準備までです。二人が対面する場面や、その後の暮らしは映りません。期待したくなるラストですが、到着して再会したという出来事を足すと、映画の結末から先へ進んでしまいます。

参照:ciatrのエドマンズの惑星の描写、RENOTEのCASEと最後の出発の描写、SparkNotesの二つの最終場面の解説、Den of Geekのエドマンズと未描写部分の解説

結末で取り違えやすい、時間と「彼ら」の話

本棚の過去に触れても、昔の親子には戻れない

幼い娘の部屋へ信号が届く場面と、老いた娘に会う場面は、別々に受け取ると分かりやすいです。本棚では過去へ情報を伝えられますが、クーパーが幼いマーフィーの横に立って、一緒に暮らし直す場面はありません。

また、地球にいる家族全員が、同じ時間だけクーパーを待っていたわけではないんですね。マーフィーは研究をし、自分の家族を持ちました。父の生還は、その人生を消して出発前へ戻すものではありません。

未来の人類という説明と、想像したくなる部分

テッセラクトを用意した「彼ら」について、クーパーは遠い未来の人類だと理解します。土星付近のワームホールによる支援も含め、未来の人類が過去の人類を助けていた、というのがクーパーの説明です。「彼ら」自身の姿や社会が紹介されるわけではありません。

未来の人類の支援で人類が生き残り、生き残った先の人類が過去を助ける。因果が輪になる構成なので、どこを始点にするのか考えると、頭が忙しくなりますよね。

とはいえ、「最初は支援なしで誰かが人類を救い、二度目に歴史を書き換えた」という別の経緯は本編に出てきません。映画が示す輪の外側に、もう一本の歴史を作る必要はありませんね。

本棚の空間や時代をまたぐ時計の通信は、映画の物語上の設定です。愛についてのせりふも、誰にどう情報を届けるかという親子の関係と重なっています。現実の通信方法として受け取る説明ではありません。

参照:Looperの「彼ら」と過去への合図の解説、Den of Geekの未来の人類と因果の解説

見直すなら、本棚・時計・最後の病室に注目

もう一度本編を再生するなら、子ども部屋の本が落ちる場面と、床の砂の模様を見比べると、同じ部屋に別の情報が届いていることが分かります。時計を渡す場面では、終盤の通信に使うものが、親子の別れの時点ですでに登場しているんですね。

最後の病室では、マーフィーの周りにいる家族と、父を送り出す言葉に注目したいです。本棚の仕組みだけを追っていると、娘が自分の人生を生きたことを見過ごしてしまいます。私は、そこを見直すと最後の出発の切なさが増します。

公式予告で作品の雰囲気を確かめる

ワーナー ブラザース公式チャンネルの、ブルーレイ&DVD版予告編です。

予告は作品の映像や雰囲気を確かめるものです。本棚から秒針へのつながりや親子の最後の会話は、映画本編の該当場面で追ってください。

よくある質問

娘に届いたのは、父の声ですか?

本や時計の動きに託した信号を、マーフィーが読み取っています。別の時代にいる二人が、普通の電話のように会話して解決する場面ではありません。

ブランド教授のプランAは、結局失敗ですか?

マーフィーが研究を引き継ぎ、教授の諦めていた計画を成功させました。受精卵だけを残す案とは救う対象が違い、地上で暮らしていた人々を宇宙へ逃がせるようになった点が決着です。

マーフィーは、父と会った直後に亡くなりますか?

病床にいて死が近いことは会話から分かりますが、臨終そのものは描かれていません。あの部屋で父が受け取るのは、帰還を喜ぶ気持ちと、アメリアへ向かってほしいという娘の願いでした。

最後はクーパーとアメリアが一緒に暮らす結末ですか?

共同生活を始める映像はありません。地球側を離れたクーパーが、別の惑星で働くアメリアを目指すところで物語が閉じます。二人の将来は、再出発に込めた希望として残るんですね。

まとめ

『インターステラー』の結末では、宇宙で得られた観測情報が、親子の持つ腕時計を通って地上の研究に届きます。マーフィーが成し遂げた移住によって、クーパーにも生還して娘と会う場所ができました。

ただ、帰ってきても、失った子育ての年月は戻りません。娘のそばには次の世代の家族がいて、父には助けに向かう相手がいる。再会の喜びと別れの寂しさが重なるから、最後の旅立ちが胸に残るんです。

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