ここから、2026年10月1日(木)放送の『ブラッサム』第4話のネタバレがあります。
珠の作文を聞いて、清治が笑う。ようやく親子で気持ちが通じたと思ったら、今度はカナリアが逃げ、リョウまで家を出てしまいます。ちょっと待って、と言いたくなる展開ですよね。
家出のきっかけは、リョウが誤ってカナリアを逃がしたことと、それに激怒した清治です。ただ、作文と家出をつなぐカナリアの存在を追うと、珠が最後に鳥を探すと決めた切なさまで見えてきます。
ブラッサム第4話の作文で、清治はなぜ喜んだ?
珠(村上蘭)は、父について書いた作文を参観で発表します。初めはあまり関心を示さなかった清治(渡部篤郎)も、珠の発表の番になると教室にやってきました。書いた相手がその場に来る作文発表。先生に提出して終わり、とは緊張の度合いが違います。

作文には、清治が周囲から放蕩無頼と見られていることも出てきます。好き勝手に遊び暮らす父への、穏やかとは言えない評判ですね。親に読まれるなら、そこだけ消したくなりそうですが、珠は父の困ったところも言葉にします。
そのうえで書いたのが、カナリアを見つめる父の横顔でした。いつもの厳しい父とは違う、鳥に心を寄せる姿。清治は作文を聞いて笑い、上機嫌になります。参観の時点では、NHK財団のステラnetによる第4回案内にもあるとおり、珠の発表に清治が現れることが大きな出来事でした。
珠の作文は、父の悪評と、自分が見たカナリアへのまなざしを両方書いたものでした。私は、清治が喜んだのは、娘が自分の別の顔まで見てくれていたからだと受け取りました。きれいな褒め言葉だけでは届かなかった気持ちが、あの横顔の描写にはあったのかもしれません。
作文を聞く前なら、父が怒る方を心配しますよね。ところが笑ってくれた。ここだけなら、参観の帰り道まで安心して見ていられそうなのに!
カナリアが逃げて、リョウはなぜ家を出た?
リョウ(国仲涼子)がカナリアに餌をやっているとき、末弟・英男が泣きます。そちらに気を取られた隙に、鳥が逃げてしまいました。誰かが計画して逃がした場面ではありません。

清治は大切なカナリアがいなくなったことに激怒し、リョウを怒鳴ります。その後、リョウは家を出て、珠が残されました。作文で清治が笑顔を見せたことから、カナリアの失踪とリョウが姿を消すところまでの流れは、日刊スポーツの第4話報道(StartHome配信)でも伝えられています。
リョウの家出につながったのは、カナリアが逃げた事故と、清治の激しい怒りです。珠の作文が家出を引き起こしたわけではありません。作文で父娘の距離が近づいたあと、その作文にも登場した鳥を失って、家の空気が変わってしまうんです。
餌をやる最中に子どもが泣けば、そちらを見る。リョウの動きは、家で何かしているときに別の用事で呼ばれる、あの慌ただしさと重なります。手がもう一本あれば、と思う場面ですよね。そこへ怒鳴り声まで加わるのは、見ていてつらい。
カナリアは、清治の穏やかな顔を珠に見せた鳥でもあります。その同じ鳥がいなくなったことで、清治は家族に怒りをぶつける。このつながりが、第4話の落差を大きくしていると感じます。
珠がカナリアを探すと決めたのは、母に戻ってほしいから?
家に残った珠に、清治は珠だけが置いていかれたという趣旨の言葉を向けます。珠は、自分がカナリアを探すと決意しました。父に作文を認めてもらった喜びのあとで、今度は大好きな母がいない現実に向き合うことになります。

私はこの決意を、鳥を見つけて、リョウが戻れるようにしたいという願いとして読みました。カナリアが戻れば父の怒りも収まり、母も帰ってこられる。珠がそう期待しているように見えるから、ただの鳥探しとして見ていられないんですよね。
珠にとってカナリアを探すことは、家族が一緒にいる時間を取り戻そうとする行動にも見えます。作文では言葉で父に近づき、終盤では自分が動いて家族をつなごうとする。その一生懸命さに胸が詰まります。
鳥を逃がしたのも、母を怒鳴ったのも珠ではありません。それなのに子どもが後始末を引き受けようとしている。大人が先に何とかしてほしい! 私はそう思ってしまいます。
第4話の珠・清治・リョウは誰が演じている?
第4話の珠は少女時代なので、演じているのは村上蘭です。清治とリョウは、それぞれ珠の父と継母にあたります。
| 人物 | 俳優・珠との関係 |
|---|---|
| 葉野珠(少女時代) | 村上蘭。父についての作文を発表する主人公です。 |
| 葉野清治 | 渡部篤郎。珠の父で、カナリアを大切にしています。 |
| 葉野リョウ | 国仲涼子。珠と血のつながらない継母です。 |
岩田幸三を演じるのは八嶋智人で、珠の幼なじみ・梅の父です。役と俳優の対応は、オリコンの作品・登場人物情報でも確認できます。
人物や作品の雰囲気が分かる、NHK公式の2分予告です。作品全体の予告映像を含みます。
清治の寂しさが見えても、家族への怒りはつらい
作文で笑う清治には、娘に分かってもらえたことを喜ぶ子どものような顔が見えます。一方、カナリアを失うと取り乱し、リョウに怒りをぶつける。私は、愛されたい気持ちと、自分の寂しさを周りに背負わせてしまう身勝手さが、同じ人の中にあるように感じました。
日刊スポーツの報道では、清治を子どものように感じた声や、珠だけが残されたことを気にかける声も紹介されています。寂しげな横顔に目が止まる気持ちは分かるんです。けれど、鳥をかわいがる優しさを、家族にも向けてほしいですよね。
清治の寂しさが見えたことと、リョウを怒鳴る振る舞いを受け入れられるかは、別の話です。笑顔になっただけで、もう安心できる父になったとは思えません。珠が父の別の顔を見つけた喜びと、その父の怒りで母がいなくなるつらさ。その両方が残る回でした。
見返すなら、作文の横顔と家出後の珠の言葉に注目
もう一度見るときは、珠が作文で父の横顔をどう書いたかと、家出後にカナリアを探すと決める場面を続けて見たいところ。最初は父を知るためのカナリアだったのが、最後には母を取り戻したい気持ちと結びついて見えます。
見逃し配信は、NHK『ブラッサム』番組ページからNHK ONEで確認できます。探す回は「第4回」、放送日は「2026年10月1日」です。
NHKの案内では、見逃し配信は放送後1週間。第4話を探すなら、10月8日ごろまでが目安になります。これは一般の配信期間から計算した日付で、第4話の終了時刻は配信画面で確認してください。詳しくはNHKのNHK ONE・オンデマンド案内に掲載されています。
「1週間あるから週末に」と後回しにせず、見る前に第4回の配信終了日時を確認してください。受信契約のある世帯は追加の負担なく利用でき、利用にはNHK ONEアカウントなどの手続きが必要です。朝の支度中に台詞だけ聞き逃した方も、あの作文から見返したくなりますね。
よくある質問
第4話でカナリアを逃がしたのは誰?
リョウです。餌やり中に英男の泣き声へ気を取られ、誤って逃がしてしまいました。
珠の作文が原因でリョウは家出したの?
直接のきっかけは、カナリアの失踪と清治の激怒です。清治は作文を喜びますが、その後に鳥が逃げてリョウが家を出ます。
清治が作文を喜んだ理由は?
作文には父の悪評だけでなく、珠が見たカナリアへのまなざしも書かれていました。娘に自分の別の顔まで見てもらえたことがうれしかった、と私は受け取っています。
第4話の最後に珠は何を決めた?
自分でカナリアを探すと決めます。母がいなくなった家で、その原因になった鳥を見つけようとする珠が切ないんです。
見逃しはどこで探せる?
NHKの番組ページから、NHK ONEの「第4回」を確認してください。放送日は2026年10月1日で、配信終了日時はその回の画面に表示される案内を見ます。
まとめ
『ブラッサム』第4話では、珠がカナリアを見つめる父の横顔まで作文に書き、清治が喜びます。ところが、そのカナリアをリョウが誤って逃がし、清治の激怒から家出へとつながりました。
最後に珠が鳥を探すと決めた姿には、母とまた一緒にいたい願いが重なって見えます。父に分かってもらえた喜びのすぐあとで、母がいない不安を抱える珠。作文の場面で笑ったぶん、終盤の小さな決意がつらく残ります。