ここから先は、漫画『東京喰種トーキョーグール』と続編『東京喰種トーキョーグール:re』の結末ネタバレです。
カネキがひどく傷ついた場面だけ覚えていると、「あのまま死んだの?」が気になりますよね。無印の終盤で読むのを止めた人なら、なおさらでしょう。
アニメ第2期『√A』は原作と異なる展開をたどる作品。アニメ『:re』も漫画の展開を省略しているので、ここで扱う結末は原作漫画『:re』の最終回です。参考:TBSチャンネルの√A紹介、アニメと原作の対応
:reの結末でカネキはどうなる?
カネキは最後まで生きています。竜との戦いのあと濁流に飲まれますが救出され、最終回では6年後、娘や仲間に囲まれて暮らす姿が描かれます。無事に発見されて仲間と再会するところまで、物語の中で答えが出ているんです。
「生死不明のまま終わるのか」と心配していた人には、ここがいちばん大きな答えでしょう。ちゃんと、その後の暮らしがあります!
ただ、竜を倒した瞬間から、何もかも平和になるわけではありません。最終回の東京にも敵や戦いが残り、カネキは新しい組織に協力する立場で生きています。
| 場面 | カネキの状態 |
|---|---|
| 地下での最後の戦い | 旧多二福を倒し、竜の核であるリゼを仕留める |
| 竜を討ったあと | 竜の体液の濁流に飲まれるが、救出される |
| 最終回の6年後 | 娘のいる暮らしを送り、喰種の共同戦線に協力する |
最後の濁流まで、気が抜けませんね。寝る前にあの場面で本を閉じると、続きが気になって眠れなくなりそうです。

結末の照合:ciatrの最終巻紹介、マンガマニアックスの最終話記事、第179話のあらすじ
無印の終わりから:reへ、カネキの人生はどうつながる?
カネキの最後を理解するには、無印の終盤と『:re』の始まりをつなぐと分かりやすいですね。別の主人公に交代して、前の主人公を置き去りにした話ではありません。
リゼの臓器を移植され、人間と喰種の間で苦しむ
もともと人間だった金木研は、喰種のリゼに襲われて重傷を負い、彼女の臓器を移植されたことで半喰種になります。喰種は、人間の肉を食べて生きる存在。人間としての感覚を持ったまま体が変わってしまうのです。
おなかがすいたから、いつもの食事を食べる。その当たり前ができなくなるところから、カネキの苦しみは始まります。喫茶店「あんていく」に受け入れられ、人間と喰種の両方を知る立場になりました。
物語が戦いへ進んでも、この最初の問題はずっと残ります。片方を敵と決めつければ、自分の中のもう片方まで否定することになる。カネキには、それが簡単にできないんですよね。

参考:ciatrの金木研紹介、原作序盤の食事とあんていく、withnews・集英社提供の回顧記事
無印終盤では有馬に敗れるが、カネキの物語は続く
無印の終盤、カネキは喰種を取り締まるCCGの捜査官・有馬貴将に敗れ、深い傷を負います。あの状態なら「助かるの?」と思うのも無理はありません。
そして『:re』では、佐々木琲世(ハイセ)という捜査官が登場。ハイセの正体は、記憶を失ったカネキ本人です。死んだカネキの代わりに似た人が現れた、という展開ではないんです。
名前まで変わると、久しぶりに読む側は「せめて名札を!」となりますよね。ここは、金木研と佐々木琲世が同じ人だと分かればつながります。
ハイセは、喰種の能力を得た人間の部隊「クインクス」を指導する立場。かつて追われていた側のカネキが、今度はCCGの中で暮らしている。この立場の変化も『:re』の大きな特徴でしょう。
参考:無印終盤の有馬との戦い、カネキとハイセのつながり、ciatrのハイセ紹介、TBSチャンネルの:re最終章紹介
カネキとして戻り、喰種と人間が分かり合う世界を目指す
カネキは自分の過去と向き合い、金木研としての記憶を取り戻します。その後、「隻眼の王」を受け継ぎ、喰種の組織「黒山羊」を立ち上げました。
カネキが目指すのは、人間と喰種が分かり合える世界です。人間だった自分も、喰種として知った仲間も、どちらも人生の一部になっている。その願いが終盤の戦いにつながっていきます。
ただ、その願いを持つカネキ自身が、巨大な怪物「竜」へ変わり、東京を脅かす事態に。救出のためにCCGと喰種が協力する展開まで進むので、「主人公が敵を倒せば終わる」というだけの話には収まりません。
参考:集英社の『:re』10巻、14巻、15巻、ドル漫の最終巻レビュー
竜との戦いで、旧多とリゼはどうなる?
カネキが生きて帰るまでには、旧多とリゼ、それぞれとの決着があります。順に追うと、竜を倒したのにカネキの生死が気になる理由も分かるでしょう。
旧多はカネキに敗れ、普通に生きたかった本音を残す
地下でカネキの前に立ちはだかるのが、旧多二福(ふるた・にむら)です。カネキと戦い、最後は敗れて命を落とします。
旧多は自分が短命だと知り、世界を壊そうとする人物。それでも最期には、リゼと家庭を築くような、普通の暮らしへの願いが見えてくるんです。
その本音は、旧多が起こしたことを帳消しにはしません。ただ、破壊を望んだ人間にも、別の人生への願いがあった。読み終えたあとも引っかかるのは、私はそこだと思います。
参考:ドル漫の旧多との決着、旧多の最期、ciatrの旧多紹介
竜の核はリゼ。カネキが自ら仕留める
旧多との戦いのあと、カネキは毒の根源へ進み、竜の核であるリゼを殺します。「竜」という怪物との戦いは、カネキの体が変わるきっかけとなったリゼとの、最後の別れでもあるのです。
カネキは、ただ憎しみだけでリゼを倒すわけではありません。彼女に出会ってからの人生には苦しみがあり、それと同時に大切な人との出会いもあった。感謝を伝えて決着をつけます。
つらい出来事をなかったことにはできない。それでも、そのあとに得たものまで否定しない。この別れを私はそう受け取りました。最初の出会いから読むと、ずいぶん遠くまで来たと感じますね。
濁流に飲まれたカネキは発見され、仲間のもとへ戻る
竜を討ったあと、カネキは竜の体液の濁流に飲まれます。敵を倒したのに、帰り道まで無事とは限らない。もう十分戦ったでしょう、と声をかけたくなりますよね。
カネキを救ったのは、地下へ一緒に向かったアヤトです。生き延びたカネキは仲間と再会し、物語はその戦いから6年後へ移ります。
参考:ciatrのカネキの生存説明、最終話の救出に関する記述、第179話の救出とその後
6年後の東京は、完全なハッピーエンドなの?
カネキ個人には、娘のいる暮らしと、仲間とのつながりが残りました。ヨモこと四方蓮示らの助けも受けています。それまでの戦いを知っていると、娘のいる日常には、ちょっと頬が緩みますね。
あのヨモにも子どもの相手をする時間があるんです。強い大人がそばにいても、子どもの遊びはなかなか終わりませんからね。そういう日常を想像できること自体が、うれしい着地だと思います。
一方、東京には「竜遺児」が残っています。竜から生まれた、人間と喰種に共通する敵です。
東京のCCGは解体され、新たにTSC、東京保安委員会が発足。喰種側の「共同戦線」と協力して、残る脅威に対応します。
喰種が食べられる人工食物も開発されました。人間と喰種の争いには「生きるために何を食べるか」が深く関わっているので、食べ物の変化は暮らしそのものの変化につながります。
結末では、人間と喰種が協力できる社会へ進んでいるんです。ただし6年後も戦いは続いています。カネキも共同戦線の協力者として生きているので、完全に戦いから離れた隠居生活とは違うんですね。
「幸せな結末か」と聞かれたら、私はカネキには幸せがあると答えます。傷つくばかりだった人に、帰る暮らしができた。その一方で、世界の問題はまだ残る。両方を描いたラストでしょう。
参考:ciatrの6年後の世界、第179話のTSC・人工食物・カネキの暮らし、娘とヨモの場面
√Aとアニメ:reのラストを、原作の全展開と混ぜないで
久しぶりに作品へ戻ると、漫画の記憶とアニメの記憶が混ざりますよね。カネキの結末を確かめるときは、作品名をもう一度見ておきたいところです。
√Aは原作と違う選択から進む別ルート
√Aの展開を、そのまま原作漫画の出来事に置き換えると、カネキの行動を取り違えます。たとえば√Aではカネキが「アオギリの樹」に加わりますが、原作では加わらず、自分の仲間と行動します。
この分岐があるため、√Aの終盤の印象だけで原作の最後を決めることはできません。TBSチャンネルも、√Aを原作と異なる展開の作品として紹介しています。
別ルートのカネキを味わう楽しさはあります。ただ、原作完結時の生死を知りたいなら、無印から漫画『:re』へ続く物語で確かめる必要があるんです。
参考:TBSチャンネル、原作の独立行動と√Aでの加入、所属組織の違い
アニメ:reは結末まで進むが、漫画の描写を省略している
アニメ『:re』は、前半と最終章を合わせて24話。原作漫画『:re』全16巻の結末まで進みますが、途中の会話や人物の描写には省略があります。
アニメの最終章を見終えても、漫画『:re』の全場面を見たことにはなりません。「どうしてその行動を選んだのか」が気になったら、原作を読む余地があるんですね。
地下でのカネキと旧多の戦いは、アニメ第24話でも描かれます。漫画なら、そこへ至る会話や人物の心の動きも、自分のペースで追えるでしょう。
参考:原作16巻とアニメ24話の対応、アニメで省かれた描写、公式第24話あらすじ
アニメ:reの雰囲気を確かめる公式予告
マーベラス公式の『東京喰種:re』ティザーPVです。
結末を原作で確かめるなら、どの巻を読む?
最後の決着とその後を読みたいなら、漫画『東京喰種トーキョーグール:re』16巻です。無印の14巻と取り違えないように、表紙の「:re」を確かめてください。
本棚で同じ作品名が並ぶと、数字だけで手を伸ばしたくなりますよね。「14巻まで読んだぞ」とひと息ついたら、続編が16巻。カネキの人生、まだまだ長いんです。
| 確かめたいこと | 読む作品 |
|---|---|
| 無印終盤の戦い | 『東京喰種トーキョーグール』14巻 |
| ハイセとして始まる生活 | 『東京喰種トーキョーグール:re』1巻 |
| 旧多・リゼとの決着と6年後 | 『東京喰種トーキョーグール:re』16巻 |
初めからカネキの変化を追うなら、無印全14巻のあとに『:re』全16巻。漫画本編は合わせて30巻です。結末だけを知ったあとでも、そこまでの人間関係を読んでいくと、最後の家庭の場面への感じ方が変わるでしょう。
『:re』の最終話は第179話です。連載は2018年7月5日発売の『週刊ヤングジャンプ』31号で終了し、最終16巻は同年7月19日に発売されました。
集英社の『:re』16巻ページに、書誌情報と試し読みへの案内があります。巻を確認してから読むなら、こちらが便利ですね。
巻数・完結の確認:集英社の無印14巻、withnewsの完結記事、MANTANWEBの最終16巻案内、第179話の掲載号
東京喰種の結末についてよくある質問
カネキは最終回で死ぬのですか?
原作『:re』の最終回では生きています。竜を討ったあと濁流に飲まれますが救出され、6年後には娘のいる暮らしが描かれるんです。
佐々木琲世とカネキは別人ですか?
同じ人物です。『:re』では、記憶を失ったカネキが佐々木琲世としてCCGの捜査官を務めます。「似ている別の主人公」ではありません。
竜の核になったリゼはどうなりますか?
原作終盤で、カネキが竜の核であるリゼを殺します。出会いからの人生への感謝も伝え、最後の別れを迎えるのです。
人間と喰種の争いは全部なくなりますか?
6年後も戦いは残ります。一方でTSCと喰種の共同戦線が協力し、人工食物も開発されるなど、共存へ向かう変化が描かれました。
無印14巻を読めば、カネキの最終的な結末が分かりますか?
無印14巻のあとも物語は『:re』へ続きます。カネキの最後の戦いとその後は『:re』16巻で描かれるので、無印の終わりだけで生死を決めないでください。
まとめ
原作『東京喰種:re』の結末で、カネキは旧多とリゼとの戦いを終え、濁流から救出されて生き延びます。6年後には娘や仲間との暮らしがあり、物語は死や生死不明のままでは終わりません。
東京には戦いが残りながらも、人間と喰種が協力する社会へ進みました。√Aの別ルートや、アニメ『:re』で省かれた場面とは区別して、原作最終16巻までの着地を受け止めたいですね。
カネキにとっては、大切な人と一緒に生きられる結末。あれだけ傷ついてきた人に、その続きがあってよかった。私には、それがいちばんうれしいラストです。