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ヘビーレイン 犯人は誰?選択で親子の結末はどう変わる?【ネタバレ】

ヘビーレイン 犯人は誰?選択で親子の結末はどう変わる?【ネタバレ】

犯人と結末のネタバレがあります。

私立探偵として被害者の家族を訪ねていたスコット。あの人が折り紙殺人鬼だったの? しかも、ショーンを助けたはずなのに、イーサンが死んでしまった……。

『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』(ヘビーレイン)は、犯人が判明したあとも気持ちが落ち着かないゲームです。ショーンを救ったイーサンが、倉庫の外で警察に撃たれて死亡する結末があります。

PS4リマスターは、2010年のPS3版と同じ物語を収録しています。

先に答えると、折り紙殺人鬼はスコット・シェルビーで、選択を変えても犯人の正体は同じです。変わるのは、ショーンが助かるか、救出に向かった人が帰ってこられるか、そして犯人が裁かれるか。

ヘビーレインは、四人の主人公が一人の少年を捜す物語

操作するのは、息子を誘拐された父親イーサン・マーズ、記者マディソン・ペイジ、FBI捜査官ノーマン・ジェイデン、私立探偵スコット・シェルビーの四人です。同じ事件に関わっていても、知っている情報と目的は違います。

イーサンは息子を取り戻すために動き、マディソンは彼を助けながら事件を調べます。ノーマンは警察と捜査を進め、スコットは被害者の遺族から話を聞く。最初は協力できそうな顔ぶれなのに、一人だけ事件を起こした側が混ざっているのが厄介です。

雨に濡れた街や、四人を切り替えて進む雰囲気がわかるPlayStation Taiwan公式のPS4版『HEAVY RAIN 心の軋むとき』予告映像です。

犯人スコットの「聞き込み」は、自分の証拠を消すためだった

スコットの聞き込みと証拠隠し

スコットは、折り紙殺人鬼に子どもを奪われた家族を訪ねます。その一人が、息子を殺されたローレン・ウィンター。彼女はスコットと一緒に犯人を追うようになりますが、頼った相手が自分の息子を殺した人物でした。

初めは捜査資料に見えた手紙や携帯電話も、正体がわかると意味が変わります。スコットは自分の犯行につながる品を回収し、終盤で焼却するのです。遺族に話を聞いて回った行動が、証拠隠しだったと判明します。

骨董店のマンフレッドも、この裏切りを具体的に示す人物です。彼は犯人の手紙に使われたタイプライターを見分け、所有者を調べられる顧客名簿を取りに行きます。ところが、その直後に店の奥で殺された状態で見つかる。

この殺害もスコットの仕業です。プレイヤーが操作していたから無実だろう、という安心が通用しません。

スコットは店から自分たちの指紋を拭き取って去ります。初回はローレンを巻き込まないための行動に見えても、犯人を知ったあとでは証拠隠滅として見えてくる。親切そうな探偵の場面が、あとから怖い場面に変わるわけです。

イーサンは長男を失い、今度はショーンを誘拐される

平凡な家族の一日が、ジェイソンの事故で崩れる

物語の始まりは、イーサンと妻グレース、長男ジェイソン、次男ショーンの暮らしです。買い物を運び、食卓の準備をして、子どもと遊ぶ。夕飯前の家の中って、こういう細かな用事で埋まりますよね。

その日常を壊すのが、ショッピングモールでの事故。家族とはぐれたジェイソンが道路へ飛び出し、イーサンは息子を守ろうとしますが、車にはねられてジェイソンが亡くなります。

事故の後、夫婦は別れて暮らし、イーサンは深い罪悪感と記憶が途切れる症状を抱えています。ショーンと過ごしていても、以前のような家族には戻れていない。その状態で公園に出かけ、イーサンの意識が途切れた間にショーンが消えてしまうのです。

雨が降るほど、息子を助ける猶予が減っていく

ショーンをさらったのは、少年を雨水で溺死させる折り紙殺人鬼。被害者には折り紙と蘭が残され、雨が事件の期限を決めるのです。雨が降るほど、ショーンを救出する猶予が減っていきます。

犯人から届いた手紙をたどると、駅のロッカーに靴箱が入っています。中身は携帯電話、銃、そして五つの折り紙。携帯に映るショーンは、格子でふさがれた穴の中に閉じ込められ、水位が上がり続けています。

課されるのは、息子のためにどこまで犠牲を払えるかという試練。成功するたび、監禁場所の住所の一部が手に入ります。父親の必死さを利用して、救出への情報を少しずつ渡す仕組みです。

五つの試練は、危険から「自分の命」へ進んでいく

イーサンに課される試練の内容

危険を冒すこと、痛みに耐えること、体を傷つけること、他人を殺すこと、自分の命を差し出すこと。試練が進むにつれ、要求が変わっていきます。

試練イーサンに要求されること物語で問われる犠牲
クマ高速道路を車で逆走する自分を危険にさらせるか
チョウ割れたガラスの通路を進み、電流の流れる区画を抜ける痛みに耐えられるか
トカゲ指の一部を切断する体の一部を失えるか
サメ指定された麻薬売人を殺す息子のために他人の命を奪えるか
ネズミ死に至ると告げられた毒を飲む自分の命を差し出せるか

とくに麻薬売人の場面では、相手も娘たちの父親だとわかります。イーサンは自分の子を助けるために、別の子の父親を殺すのか。売人を撃つ選択も、殺さずに立ち去る選択もあり、後者ならその試練の情報は得られません。

ただし、試練をすべて成功させなくても、ショーンの救出は可能です。住所の不足分を推理する場合も、別の人物から監禁場所を教わる場合もあります。

毒を飲んだイーサンは、それが原因で死ぬのか

最後の試練では、飲めば一時間後に死ぬと告げられます。ショーンの居場所と引き換えに、自分の命を渡す覚悟を求められる場面です。

けれども、その液体でイーサンは死にません。飲んだあとに時計を見る姿が不安をあおりますが、告げられた死は訪れないのです。

飲まない場合も、集めた住所の文字と携帯電話の音から場所を絞れることがあります。五つの試練を前にすると、「一度でも断ったら終わりだ」と思ってしまいますよね。でも、息子の居場所を知る方法は、ほかにもあるのです。

警察の疑いと、マディソンへの不信が追い打ちをかける

イーサンには記憶の欠落があり、折り紙を持っていたこともあります。警察は彼を犯人だと疑い、刑事ブレイクはその線で追跡を進めます。一方、ノーマンは現場に残された証拠から捜査を続けました。

追われるイーサンを支えるのが、モーテルで出会ったマディソンです。彼女は傷を手当てし、二人が親密になる展開もあります。ところが、彼女が記者だとわかると、イーサンは自分が取材の材料にされていたのかと不信を抱く。

彼女を許すか、関係を断つかは、救出後の暮らしにも関わります。さらにモーテルには警察が迫り、逃げ切れなければイーサンは収監されて救出の現場へ行けません。

マディソンとノーマンは、別々の証拠から倉庫に迫る

マディソンは独自の調査で、犯人の部屋までたどり着く

マディソンは不眠に悩む記者です。イーサンを助けつつ独自の調査も進め、試練に使われた部屋をたどって医師の家へ向かいます。そこで捕まった場合には、監禁されて命を狙われるのです。

生き延びて調査を続けると、クラブ「ブルーラグーン」のパコへつながります。彼から情報を引き出すための接近も危険で、マディソンは脅されながら反撃して尋問する。取材という言葉では収まらない現場です。

さらに、ジョン・シェパードという少年の過去を調べ、母親アン・シェパードを訪ねます。彼女の記憶を呼び戻すことで、亡くなった少年の双子の兄弟がスコットだと知るのです。

スコットのアパートでは、隠された部屋とパソコンからショーンの監禁場所を突き止められます。ところがスコットに見つかり、建物に火を放たれる。ここを脱出できれば、マディソン自身が倉庫へ向かったり、イーサンかノーマンに場所を知らせたりする道が残ります。

ノーマンは捜査を進めながら、薬物依存にも苦しむ

ノーマンが使うのは、眼鏡型の装置で証拠を読み取り、仮想空間で分析する捜査装置ARIです。雨の中の現場からタイヤ痕などを集め、犯人の移動や監禁場所を調べていきます。

こんなに高性能な眼鏡があっても、定時で帰れそうな仕事にはならないんですね。ノーマンは薬物への依存を抱えていて、捜査中にも禁断症状に苦しみます。廃車置き場のマッド・ジャックとの対決では命を落とす可能性もある。捜査を続けるには、まず本人が生き延びなければなりません。

パコのクラブへ向かうと、パコはすでに殺され、室内には折り紙殺人鬼がいます。ノーマンは襲われながら抵抗し、その戦いで犯人の服から落ちる証拠を得られる場合があります。調べる相手が殺され、自分も襲われる。事情を聞くどころではありません。

持ち帰った映像、車の情報、レシートなどを分析して倉庫を絞り込めれば、最終場面へ進めます。捜査を諦めたり、別の人物を犯人だと決めつけたりすれば、自力での到達は失敗。マディソンからの連絡で居場所を知る可能性も残っています。

スコットの動機は、双子の兄弟を救わなかった父親への怒り

ジョンは雨水の中で死に、助けを求めたスコットが残された

スコットの過去には、双子の兄弟ジョン・シェパードの死があります。子どもだった二人が工事現場で遊んでいたとき、ジョンの足が排水管に挟まり、雨で水位が上がっていきました。

スコットは父親に助けを求めますが、酔った父親は動いてくれません。幼いスコットだけではジョンを引き上げられず、戻った彼の目の前で兄弟は溺死します。生き残った少年は別の家に引き取られ、後のスコット・シェルビーとなりました。

大人になったスコットが探したのは、自分の父親とは違う、息子のために犠牲を払える父親です。そのために少年を誘拐し、父親に試練を課す。子どもが雨水に沈む状況も、父親が助けに来るか試すことも、兄弟を失った過去と結びついています。

「父親の愛を確かめたい」という理屈で、無関係の家族を壊している。

ゴーディの疑惑と、ローレンを救うかどうか

捜査中には、富豪の息子ゴーディ・クレイマーも疑われます。父親チャールズが認めるのは、息子が別の少年を殺した模倣事件。連続事件を仕組んだ折り紙殺人鬼はスコットです。

クレイマー側に襲われたスコットとローレンは、車ごと水に沈められます。スコットは脱出できますが、意識を失ったローレンを助けるかどうかは選択次第。彼女を置いて出れば、ローレンは溺死してしまいます。

ここで彼女が生きているかは、スコットの後日談を大きく変えます。犯人自身を操作して、後に彼を追う人物の生死を選んでいたのです。正体を知ると、車の脱出場面まで落ち着かなくなりますね。

倉庫でショーンを救ったあと、イーサンが警察に撃たれることもある

ショーン救出後に分かれる父親の生死

三人がそろうと、救出・犯人との戦い・警察への対応を分担できる

ショーンが閉じ込められているのは、古い倉庫の中の、雨水がたまる穴です。イーサン、マディソン、ノーマンは、それまでの行動によってここへ来られる場合と来られない場合に分かれます。

三人が到着する展開では、イーサンが格子を外してショーンを引き上げ、呼吸の止まった息子を蘇生させます。ノーマンはスコットと戦い、マディソンは外に集まった警察への対応に走る。それぞれの行動が、別の危険を引き受ける場面です。

ブレイクたちはなおイーサンを犯人だと思い、倉庫を包囲しています。マディソンが中へ進んで警察の危険を知らせ、父子が一緒に外へ出られる展開なら、救出が父親の生存にもつながります。

ようやく息子を抱きしめられたのだから、そのまま帰してほしい! でも、このゲームは倉庫の外まで油断させてくれません。

息子が生き返っても、父親が警察に撃たれる結末がある

イーサンがショーンを救っても、警察の危険を回避できない展開では、外に出たイーサンが撃たれて死亡します。

子どもの救出、犯人との戦い、警察への対応が別々に進むため、「助けたのに父親が死んだ」が起こるのです。

イーサンが不在でも、ほかの人物がショーンを助けられる

イーサンが収監中でも、マディソンやノーマンが倉庫へ到着してショーンを救える分岐があります。

ノーマンだけが到着した場合は、自分でショーンを引き上げ、スコットとも戦います。マディソンだけなら、犯人との対決を乗り越えなければ救出まで届かない。誰が来るかによって、助ける手順も危険も変化します。

誰も間に合わず、救出されない場合はショーンが死亡します。犯人の正体を知っていても、ショーンが助からないなんて、つらい結末です。

エンディングで、四人とローレンはどうなるのか

ローレンの生死で変わるスコットの後日談

イーサン:息子との新生活、無実の証明、そして死

イーサンとショーンがともに生き残れば、父子が新しい住まいを探す結末があります。マディソンとの関係を選び、彼女も生存していれば、三人で新生活へ進む形も。

イーサンが収監されていても、ほかの人物がショーンを救い、彼の無実が明らかになる結末があります。自由になったイーサンは、グレースと一緒にいるショーンに再会するのです。

一方、救出後にイーサンが撃たれた場合は、グレースとショーンが彼の墓を訪れます。助けられた息子は生きているのに、その父親はもういない。

ショーンを失った場合は、イーサンがモーテルの部屋で自殺する結末、マディソンがそばにいても息子の墓で自殺する結末があります。さらに、犯人として収監されたままショーンが亡くなる分岐では、牢の中で命を絶つ。

マディソン:新生活、事件の本、不眠から抜け出せない日々

マディソンには、イーサンとショーンとの暮らしを選ぶ着地がある一方、事件について書いた本が成功し、記者として注目される結末もあります。本の題名は『HEAVY RAIN』。テレビ出演やサイン会まであり、事件後の彼女の立場が大きく変わります。

ただ、そのサイン会では、彼女にもっと手ごわい相手が必要だと言う謎の人物が現れます。彼女が顔を上げると、相手はもういない。

監禁場所を突き止められず、生き延びた場合には、不眠と侵入者の幻覚に苦しむ日常へ戻る結末もあります。

医師の家、スコットのアパートの火災、倉庫での対決などで死亡した場合は、彼女の墓が映る後日談になります。マディソンを失うと、イーサンへの手当てや警告、もう一つの救出経路も失われる。

ノーマン:事件解決、FBI退職、救出失敗後の死

事件を解決して生き残ったノーマンには、功績を認められてテレビに出演し、薬を捨てる結末があります。依存から離れようとする行動までが、彼の着地なのです。

自分では捜査を完遂できなくても、ほかの人物がショーンを救った場合には、FBIを辞める結末があります。子どもは助かったけれど、本人は仕事を離れる。

捜査を諦め、ショーンも助からない展開では、ノーマンが死亡する結末になります。また、廃車置き場やクラブ、最終決戦で死ぬ分岐もあり、長時間のARI使用も命に関わる危険です。

捜査中や倉庫の対決で死亡した場合の後日談「Uploaded」では、ブレイクが残されたARIを使い、その中にノーマンの姿が現れます。

スコットとローレン:倉庫での死、復讐、犯人の逃げ切り

スコットが倉庫の対決で死亡すると、犯人の墓が映ります。ローレンが生きていれば、彼女はその墓に唾を吐く。自分の息子を殺した男に、悲しむような別れはしません。

スコットが倉庫を生き延びても、ローレンが生存していれば、彼女に撃たれて死ぬ結末があります。

そして、スコットが生き残り、ローレンも亡くなっている条件では、処罰されず街を歩く結末があるのです。主人公の一人であるスコットが生存しても、それは犯人が逃げ切る結末になり得ます。

人物ごとの後日談とPS4版の収録内容

エンディングは人物ごとの後日談で構成される

このゲームのエンディングは、各人物の後日談を組み合わせたものです。父子が新生活を始めても、ノーマンがFBIを辞める結末はあります。

救出側にとって望ましいのは、ショーンが助かり、助けた人たちも生きて帰り、犯人の逃亡が終わる組合せでしょう。

攻略で使われる「七つのセット」も、個別の後日談を集めるための分類です。

イーサンの記憶が途切れる場面と折り紙は、彼を疑わせます。

「Uploaded」ではブレイクがARI内にノーマンの姿を見ますが、その姿が現れる仕組みは不明です。

PS4版はPS3本編のリマスター

PS4版にPS3の追加編「クロニクル エピソード1/The Taxidermist」は含まれません。セットに入る『BEYOND: Two Souls』も独立した作品です。

再プレイで選択を変えると、結末はどう変わるのか

倉庫へ到着した人物やローレンの救助によって、各人物の後日談が変わります。

ショーンを救ったイーサンも、マディソンの警告で警察の危険を回避できれば、生きて帰れます。スコットの後日談には、倉庫での対決と、沈む車でのローレンの救助が関わるのです。

再プレイでは、変更した章から選択をセーブしながら最後まで続けると、変更が結末に反映されます。途中の章を飛ばして最終章だけ再生すると、変更前の選択が残り、期待した結果になりません。

今度こそ息子と一緒に帰宅して、普通の夕飯を迎えてほしいところです。

FAQ

選択によって別の人物が犯人になりますか?

真犯人が入れ替わる仕掛けはありません。操作の結果で変わるのは、捜査が届くかどうかや、事件に関わった人たちの生死です。

売人を殺さないと、ショーンは助かりませんか?

殺害を拒んだプレイでも救出の可能性は残ります。父親が住所を割り出す方法と、ほかの人物が場所をつかむ方法があるためです。

イーサンが逮捕された時点で、息子との再会はなくなりますか?

まだ再会できる場合があります。救出を託されたほかの人物が成功すれば、収監中の父親の無実が判明し、親子が会える後日談につながります。

助けるのは、操作できる四人全員ですか?

事件の中心で救出を待っているのはショーンです。

まとめ

ヘビーレインの裏切りは、頼れる探偵だと思っていたスコットが、遺族の目の前で自分の犯行の痕跡を片づけていたことにあります。兄弟を失った怒りから始めた試練も、ほかの家族を傷つける犯罪でした。

そして最終場面では、少年を水から引き上げること、父親を警察の銃撃から守ること、殺人鬼の逃亡を終わらせることが、それぞれの人物に託されます。

最初は安心して任せていた探偵の手が、今度はずいぶん違って見えるはずです。

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