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メディア王 シーズン4最終回ネタバレ!なぜ後継者はトム?

メディア王 シーズン4最終回ネタバレ!なぜ後継者はトム?

『メディア王 シーズン4』の結末のネタバレがあります。HBOドラマ『メディア王~華麗なる一族~』(原題:Succession/サクセッション)は全4シーズンで完結し、最終回はシーズン4第10話です。

最後にウェイスター・ロイコのCEOになるのは、シヴの夫トムです。ゴージョー(GoJo)による買収が成立し、そのトップであるルーカス・マットソンがトムを経営者に据えます。ケンダル、シヴ、ローマンの三人は、父ローガンの地位を継げません。

ただ、最初からトムの勝利が決まっていたわけではありません。シヴとローマンは一度、ケンダルをCEOにすると約束するんです。母の家の台所では、三人でふざけて笑う姿まで見せました。それが翌日の取締役会で、どうしてあんな修羅場になるのか。

「シヴが裏切ったから」で済ませるには、ケンダルも相当なことをやっています。最後の一票、その前の抱擁、口論、そして三人が別々に去っていく場面まで追うと、この結末の苦さがよく分かるんですよね。

ローガンの死後、買収を止めたい兄と進めたい妹

父ローガンはシーズン4第3話で、マットソンとの交渉に向かう飛行機の中で亡くなります。コナーの結婚式に集まっていた子どもたちは、機内にいるトムらから電話で急変を知らされました。巨大企業の後継者争いが、父の死によって急に現実になります。

第4話ではケンダルとローマンが共同CEOに就き、シヴは経営の表に立つ二人から外されます。兄たちは妹も意思決定に加えると約束するものの、肩書を得たのは二人だけ。父を失って寄り添った直後なのに、もう席の取り合いなんです。

最終話の始まりでは、ケンダルがゴージョーへの売却を否決するために取締役の票を集める一方、シヴはマットソン側に立っています。彼女が狙っているのは、買収後のCEOの席。会社を売っても自分がトップになれる、という期待がありました。

つまり兄と妹は、父の会社を欲しがりながら、正反対の案を進めています。ケンダルには売却を止める賛同者が足りず、シヴは自分の勝利をかなり確信している。そんなところへ、母キャロラインの家にローマンがいると分かります。

ローマンは葬儀で取り乱したあと、抗議する群衆に突っ込んで負傷していました。顔に縫合した傷を残し、バルバドスの母の家で過ごしている彼のもとへ、シヴもケンダルも飛んでいきます。家族を心配する気持ちと、一票を確保したい思惑が同じ部屋にあるわけですね。

トムを選んだマットソンは、忠実に働くCEOが欲しい

マットソンがトムを選びシヴを外す関係

シヴの評価が、皮肉にも夫の売り込みになる

シヴはマットソンに夫の人物像を聞かれ、トムは取り替えの利く人材で、強い権力者には従うと説明します。夫への敬意たっぷり、とは到底呼べない言い方。でも、マットソンが欲しい部下にはぴったりなんです。

その後、トムはマットソンとの会食で、自分は上司に従い、戦略を実行し、つらい仕事にも耐えられると売り込みます。シヴが自分の考えを持つ相手として前に出るのに対し、トムは命令を受けて働く姿勢を示しました。

マットソンは、自分の意向を実行する表向きのトップとしてトムを選びます。

妊娠も性的な発言も、シヴの仕事と切り離されない

会食でマットソンは、シヴと性的な関係を持ちたいという話まで夫にします。妊娠しているシヴ本人より、その子の父親であるトムを選ぶという、露骨に失礼な言葉も出ました。それでもトムは席を立たず、仕事の話を続けます。

妻を侮辱する相手に合わせてでも、地位を確保しようとするトム。その忍耐と従順さが、買収する側には都合がよかったのでしょう。採用面接だとしたら、こちらは途中で履歴書を返してほしくなる会食ですね。

こうしてシヴを外す計画が進みますが、本人にはまだ知らされていません。彼女が兄たちに勝ったつもりでいる間に、夫はその席を提示されていたんです。

グレッグの密告で三人が連携。ケンダルを王様にする夜

兄妹の連携とトムの候補判明の順序

翻訳アプリで知ったのは「シヴがCEOにならない」こと

流れを変えるのはグレッグです。マットソンとオスカーのスウェーデン語の会話をスマートフォンの翻訳アプリで聞き取り、シヴをCEOにしない計画を知ります。グレッグはその情報を、自分にも見返りを求めながらケンダルに流しました。

ケンダルから話を聞いたシヴは、初めは信じません。ところがマットソンに電話しても応答がなく、取引の発表案から自分の名前が消えている。自分が外されると分かり、兄たちと買収を止める相談に加わります。

この段階で三人が把握したのは、シヴが候補から外されたことまで。代わりの候補がトムだと知るのは、ニューヨークに戻ってからです。

父の約束を持ち出し、最後は兄を選ぶ

買収反対の票を固めるには、三人の共同経営という案より、CEOを一人に絞った案が必要になります。そこでまた、自分こそ父に約束された後継者だという話が始まる。ケンダルは7歳のときに約束されたと主張し、ローマンも自分への約束を持ち出します。シヴにも父から期待された過去がありました。

ケンダルは、葬儀で崩れたローマンと、マットソンに協力していたシヴは候補として弱いと押します。ローマンとシヴには不満が残るものの、二人で話した末にケンダルを支持することを決めました。彼はようやく、父の席に届くと思って笑います。

その夜、三人は台所で冷蔵庫の残り物をミキサーに入れ、ケンダルにひどい飲み物を飲ませます。残りを頭にかける、ふざけた王様の儀式までありました。会社の後継者決めでミキサーが出動する家、そう多くはないですよ!

でも、ここでは三人がただの兄妹に見えるんです。互いをからかい、好き勝手に笑っている。その親しさがあるから、翌日の決裂は単なる経営判断以上に痛く感じます。

取締役会でシヴが翻意し、兄妹の約束が崩れる

シヴの翻意から買収成立までの流れ

父の映像を見たあと、トムの名前を知る

ニューヨークへ戻った三人は、採決前に父の家へ寄ります。コナーとウィラは家の模様替えを進めており、父の持ち物はシールを使って分けることになっていました。コナーが見せるのは、生前のローガンが食卓でコナーや幹部たちと笑い、歌を楽しんでいる映像です。

父を奪い合ってきた三人が、その映像を一緒に見て涙ぐみます。もう直接は得られない父との時間が、そこにあるんですよね。ここでも、互いの距離はまだ近い。

ところが、この家でトムはシヴに、自分がマットソンの選んだCEO候補だと告げます。シヴは激怒し、兄たちにも知らせて、買収を阻止するため会社へ向かいました。候補が夫だと知った瞬間に、賛成へ回ったわけではないんです。

グレッグの情報漏らしが発覚し、トムとグレッグはトイレで平手を打ち合う争いになります。トムはマットソンに、三人が連携している危険を連絡しました。兄妹にも買い手にも、まだ勝敗は決まっていません。

採決前の抱擁で、ローマンの傷が出血する

会社でケンダルはローガンの椅子に座り、父の机に足をのせます。一方のローマンはジェリーの姿を見て動揺し、自分がCEOになれない理由を気にして、不安をあらわにしました。ケンダルは彼を抱き寄せますが、傷のある顔を肩に強く押しつけ、縫合した箇所が出血します。

抱擁なのに、見ていて体がこわばる。安心させる仕草に、痛みと支配が混ざっているんです。ケンダルは父の席へ近づくほど、弟を傷つける振る舞いも見せてしまいます。

6対6で席を離れたシヴが、兄の適性を疑う

取締役会でケンダルは、ゴージョーの提案はよくない取引だとして採決を促します。ローマンはためらったあと、売却に反対。シヴ以外の票が出た時点で、賛成と反対は6対6となりました。

シヴが反対を入れれば、兄の案は通る!ところが彼女は考える時間が欲しいと席を離れ、別室でケンダルに、彼がCEOとしてうまくやれるとは思えないと告げます。約束した妹が、土壇場で兄をトップにしたくないと言い出したわけです。

ケンダルは、自分にはこの仕事以外がない、なれなければ死ぬかもしれないというところまで追い込まれます。会社の将来を説明する余裕は消え、自分の人生を認めてほしいという訴えになっていました。しかもガラス越しに、待っている取締役たちから口論が見えるんです。逃げ場のない家族げんかを、仕事場でやってしまう。

死亡事故の告白を撤回し、弟にもつかみかかる

シヴは、ケンダルが人を死なせたことを持ち出します。これはシーズン1最終話の、シヴとトムの結婚式の夜に起きた自動車事故の話。ケンダルが運転する車に同乗した給仕が亡くなり、彼はシーズン3最終話で妹と弟に打ち明けていました。

ところが今度は、その告白を作り話だったと撤回します。兄妹との距離を縮めるために話したのだ、と言い逃れようとする。シーズン1で起きた事故を、ケンダルは今になって否認します。

さらにケンダルは、自分が長男だと訴えます。実際の長男はコナーですが、もう兄は必死。ローマンはその血筋の理屈に対し、父はケンダルの子どもたちを血統の継承者と見ていなかったという侮辱で返しました。

ケンダルは弟につかみかかり、シヴは部屋を去ります。ローマンも、三人が会社を継ぐという夢そのものを投げ出すような言葉を口にしました。兄が別の票をひっくり返そうと呼びかけても、弟はもう付き合いません。

シヴは買収に賛成し、最終結果は賛成7票・反対6票です。ケンダルが会議の延期を求めて戻ったときには、採決は終わっていました。兄妹の合意も、父の会社を自分たちで守る計画も、ここで崩れます。

考察:シヴはなぜ兄を拒んだ?

シヴは別室で、ケンダルがCEOに向いていないと告げ、給仕の死亡事故を持ち出します。夫への電話では関係をやり直したいと話していた彼女が、採決の場では兄を拒む。私は、兄への不信と、夫との関係を続けたい気持ちが重なった決断だと感じます。

シヴが席を離れたのは、ケンダルが事故の告白を撤回するより先です。自分こそCEOだと押す兄は、会社に着くと父の机に足をのせました。私には、シヴがあの態度にも、兄の下で働くことへの抵抗を募らせていたように見えます。

そして別室で、ケンダルは妹の疑問に経営者として答えられませんでした。自分の生きる意味を訴え、過去を否定し、弟を力で押さえようとする。シヴのためらいを解くどころか、兄の下で働く未来への不信を深めたように見えます。

シヴはCEO候補が誰か知る前の電話でも、夫に関係をやり直せるか尋ねています。その後、夫がCEOになると聞いて激怒し、兄たちと買収を阻止しようとしました。夫との関係を続けたい気持ちと、トップの席を失う怒りが、同じ人の中にあるんですよね。

私には、シヴはケンダルの下で働くことを拒み、夫がCEOになる結末を選んだように見えます。ただ、自分の欲しかった椅子には夫が座る。兄を止めても、シヴ自身のCEOの夢は終わったんです。この後味の悪さまで含めて、彼女の決断なんですよね。

最後の場面で、トムとロイ家の三人はどうなる?

トムとロイ家の三人の最後の場面

トムはCEOになり、裏切ったグレッグも残す

買収が通ったあと、トムは会社に入り、取締役たちの祝福を受けます。マットソンとの取引の署名も進み、ローマンも書類に署名しました。新しい経営体制ができ、ケンダルが父の会社を率いる望みは断たれます。

トムはグレッグを責めながらも、結局は自分が助けると示し、額にシールを貼ります。父の家で持ち物を分けていたのと同じ種類のシールです。グレッグは密告でトムの昇進を危うくしましたが、完全に切り捨てられずに済みました。

「これは自分のもの」という印を、人に貼る。助かったのに、喜んでいいのか迷う扱いですね。二人の上下関係は、最後までこの調子なんです。

シヴはトムの車へ。手を重ねても、和解は言葉にならない

シヴはトムと同じ車に乗ります。トムが手を差し出し、彼女がそこへそっと自分の手を重ねました。大きく喜ぶことも、抱き合うこともない、静かな場面です。

父の娘として会社に関わってきたシヴが、最後は新CEOの妻として車内にいる。仕事上の立場は、夫婦の間でも逆転しました。私は、黙ったまま触れるあの手に、傷つけ合ってきた二人の気まずさを感じます。

ローマンはバーで一人、わずかに笑う

ローマンの最後は、バーでマティーニを前に座る姿。口元には小さな笑みが浮かびます。兄の指示を受ける役も、自分こそCEOだと競う役も、ひとまず終わりました。

私には、三人のうちで父の期待から離れる余地を得た人に見えます。会議後に兄へ放った、三人の能力や後継者争いを否定する言葉と、この表情がつながるからです。それでも、笑ったあとも、彼の表情は晴れきっていません。

ケンダルはコリンを後ろに、水辺のベンチに座る

ケンダルは会社を去り、父のボディガードだったコリンを後ろに従えて歩きます。たどり着くのは水辺。ベンチに座り、ハドソン川を見つめる姿で本編は終わりました。

長く願った父の承認とCEOの席を、同時に失ったように見える最後です。机の前であれほど言葉を重ねた人が、もう何も話さない。私はこの沈黙が、取締役会の怒鳴り声よりつらく感じます。

買収したのはゴージョー。トムはマットソンの下で働く

買収後のウェイスター・ロイコを支配するのは、マットソン率いるゴージョーです。トムはマットソンが任命するCEOとして、経営を任されます。会食で上司に従うと売り込んだ彼が、選んでもらった席へ就くんですね。

ローガンの子どもたちが争っていたのは、父の会社を自分で率いる地位でした。トムが手にした席には、マットソンという上司がいる。昇進したトムも、強い権力者に合わせて働く立場は続くんです。

台所の笑顔、別室の口論、車内の手が示す三人の距離

シーズン4第10話では、台所で笑い合った三人が、取締役会の別室で決裂します。会社の計画ときょうだいの関係が、ともに壊れたと感じます。

  • 母の家の台所:ケンダルをからかう二人と、からかわれても嬉しそうな兄。三人が一緒に笑える短い時間です。
  • 採決中に移った別室:シヴの疑問に対して、ケンダルが何を答えているか。経営の話から自分の切実さへ変わっています。
  • トムとシヴの車内:触れている手と、黙ったままの二人の顔。同じ車に乗っても、ぎこちなさが残るんですよね。

シーズン4の公式予告

買収で揺れる一族を描いた、HBO Maxのシーズン4公式予告です。

会社を失うかもしれない、という予告の不安を思い返すと、三人が最後まで欲しがったものの大きさも伝わります。結末を知ったあとだと、強気な言葉の響きまで変わるんですよね。

FAQ:メディア王シーズン4最終回の疑問

結局、父の後継者はトムという理解で合っていますか?

トムは、買収後のウェイスター・ロイコのCEOに就きます。任命したのはマットソン。会社はゴージョーの傘下になり、トムはマットソンの下で経営を担うんです。

シヴはトムが候補だと知り、すぐ兄を裏切ったのですか?

夫の名前を聞いたあとも、シヴは売却を止めようと兄たちと出社しています。採決中に迷いが表れ、兄と衝突してから最終的に売却を支持しました。夫の昇進を聞いた瞬間の反応と、最後の選択には間があります。

ケンダルの死亡事故は、作り話だったのですか?

シーズン1最終話で、ケンダルが運転する車の事故により、同乗していた給仕が亡くなります。ケンダルはシーズン3最終話で弟と妹に事故を告白しました。シーズン4最終話の口論では、その告白を作り話だったと言い張るんです。

最終回でケンダルは死にますか?

最終ショットのケンダルは水辺のベンチに座り、川を見つめています。

まとめ

父の椅子を争った兄妹の物語は、買い手に選ばれた娘婿が経営を担う形で決着しました。ケンダル支持の約束をシヴが覆し、会社の売却が通る。父の三人の子どもは、そろって後継者の席を失ったんです。

トムはマットソンに従う地位を得て、三人にはそれぞれ違う喪失が残ります。シヴの触れる手、ローマンの小さな笑顔、ケンダルの無言の横顔。台所で笑った夜があったからこそ、この別々の最後がこんなに寂しいのでしょう。

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