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サーチ(映画・2018)ネタバレ|犯人は捜査官?娘が生きていた結末

サーチ(映画・2018)ネタバレ|犯人は捜査官?娘が生きていた結末

『search/サーチ』の終盤、犯行告白の動画が見つかり、娘の追悼式まで始まります。そこから捜査官が逮捕され、さらに娘の救出へ。あの告白は何だったの?と頭を抱えたくなりますよね。

『サーチ』の結末のネタバレがあります。『search/サーチ』(原題:Searching)は、アニーシュ・チャガンティ監督の2018年の映画です。

マーゴットを崖から転落させたのはロバートで、事件を隠したのは母親のヴィック捜査官でした。娘は最後に生きて救出されます。

サーチの犯人は誰?娘を転落させた息子と、捜査を曲げた母

転落事件を隠すための車と証拠の偽装

娘の失踪に関わった親子は、ローズマリー・ヴィック捜査官と息子ロバート。デビッド・キムに協力していた捜査官自身が、捜索を妨げていました。

人物事件での役割
ロバート女性ハンナを装ってマーゴットと交流。湖で本人に接近し、誤って崖下へ転落させた。
ヴィック捜査官息子をかばって車や証拠を偽装。別人に罪を着せ、娘の捜索を誤った方向へ導いた。
ランディ・カートフ犯人として告白動画に登場した元受刑者。ヴィックに利用され、殺害された。
ピーターデビッドの弟で、マーゴットの相談相手。父に疑われたが、失踪の犯人ではない。

ロバートはマーゴットに好意を持ち、配信サイトで偽の人物を演じていました。母親ががんだという嘘を信じた娘から、2,500ドルが届きます。

罪悪感を覚えたロバートは、お金を返すためバルボサ湖でマーゴットに近づき、車に入り込みました。そこで彼は、誤って彼女を崖下へ転落させてしまいます。死なせてしまったと思い、母に助けを求めたのです。

ロバートが湖で娘に近づいたのは、返金のためでした。最初から娘を誘拐して殺す計画があったわけではありません。それでも転落を起こし、母親の隠蔽によって救助が遅れました。

三回の着信から始まった失踪|父が知らなかった娘の日常

ピアノ教室は半年前に辞めていた

冒頭の家族の写真や動画には、妻パメラとデビッド、幼いマーゴットの時間が残っています。パメラはがんで亡くなり、父と娘は二人暮らしに。娘にとってピアノは、母と過ごした記憶にも結びつくものでした。

ある夜、16歳のマーゴットは勉強会で遅くなると父に連絡し、その後、三回電話をかけます。デビッドは眠っていて気づかず、翌日になってかけ直しても返事がありません。

当初の父は、学校やピアノのレッスンに行っていると思っていました。ところが教室へ連絡すると、娘は半年前に退会していたと判明。渡し続けていたレッスン代を、本人がためていたことまで分かります。

習い事の予定は知っているのに、半年前の退会は知らない。家族の「いつも通り」って、案外、確認なしで更新してしまうんですよね。

友達に連絡して分かった孤独と、ハンナへの送金

警察へ失踪を届け出た父は、娘のパソコンやSNSを調べ、つながりのある同級生へ連絡します。親しいはずだと思っていた相手も、娘の日常をよく知らず、キャンプの約束にもマーゴットは来ていませんでした。

母を亡くしたあと、娘は学校で孤立していたのです。父は連絡先を集めるほど、自分が娘の寂しさを知らなかったことに気づいていきます。

一方、配信サイト「YouCast」では、fish_n_chipsというアカウントの女性ハンナと親しく会話していました。相手も母親の病気で苦労していると聞き、マーゴットはためたレッスン代から2,500ドルを送金します。

2,500ドルは、家出の旅費ではなく、病気の母を持つ友人を助けようと送ったお金でした。ただ、その友人も病気の話も、ロバートが作った嘘だったのです。

湖の車とピーターへの疑い|捜索はなぜ遠回りした?

家出説を崩した車内の2,500ドル

ヴィックは偽の身分証が見つかったことや、娘の車が街を離れる映像を示し、家出の可能性を持ち出します。デビッドがハンナについて尋ねても、失踪時には別の場所にいたと答え、疑いを退けました。

娘の投稿を追った父は、よく訪れていたバルボサ湖に気づき、現地で娘のキーホルダーを見つけます。続く捜索で湖から車が引き上げられましたが、娘の姿はなく、現金2,500ドルが残されていました。

金を持って家を出たはずなのに、肝心の金が車にある。父が家出説を受け入れられないのも当然でしょう。実際にはロバートが返そうと持参した金で、車を湖に沈めたのはヴィックでした。

周囲の捜索は嵐で妨げられます。ヴィックはさらに、娘が落ちた谷底へ捜索が向かわないようにしていました。救助を指揮する側が場所を隠しているのですから、たまりません。

ピーターが隠していたのは、娘との相談とマリファナ

事件が広まると、ネットには娘を捜す声だけでなく、失踪を茶化す投稿も出てきます。デビッドはその一人に詰め寄って暴力を振るい、ヴィックから捜査への参加を止められました。

それでもネット上の現場写真を調べるうちに、車内に弟ピーターのジャケットが写っていることに気づきます。娘と弟の秘密めいたメッセージも見つけ、性的な関係まで疑ってピーターを問い詰めるのです。

弟の説明は、二人でマリファナを吸い、パメラを失った悲しみを話していたというもの。性的な関係はありません。娘は母の話をしたかったのに、デビッドがその話題を避けていたと、ピーターは兄に突きつけます。

父にはピアノ代の使い道が隠れ、弟には娘の悲しみが見えていた。ここで私は、犯人を疑う父の勢いより、そのすれ違いのほうがつらく感じます。

カートフの告白で、娘の死を信じてしまう

ピーターへの疑いが晴れたころ、ヴィックから連絡が入ります。元受刑者ランディ・カートフが、娘への性暴力と殺害を告白する動画を残し、自殺したという知らせでした。

娘の遺体は見つかっていません。それでも告白を受け、デビッドは追悼式の準備を始めます。捜査官から届く「解決」の知らせが、まだ生きている娘を諦めさせようとしていたんです。

ハンナの顔は画像素材だった|ヴィックが逮捕されるまで

画像素材と活動写真からヴィック逮捕へ

写真のモデルに連絡すると、捜査官の嘘が分かる

追悼式の配信サービスに娘の写真を送っていたデビッドは、宣伝用の画像に見覚えのある女性を見つけます。YouCastで娘と話していたハンナと同じ顔でした。

調べた結果、写真は広告などに使う画像素材で、女性はモデルだと分かります。本人へ連絡すると、マーゴットを知らず、警察からの聞き取りも受けていないと返答。ヴィックの「ハンナを確認した」という話が崩れるのです。

いつもなら「この笑顔、広告でよく見るな」で済ませる写真です。それが追悼式を止める手掛かりになるとは!

志願した担当者と、偽犯人との記念写真

ヴィックに知らせようと警察へ電話した父は、別の職員から、彼女がこの事件の担当を自ら志願したと聞きます。そこで、以前調べたヴィックの経歴や活動の写真を再び確認しました。

更生支援の活動写真には、ヴィックとカートフが一緒に写っています。親切で有能な捜査官の印象を支えていた写真が、偽の犯人との接点を示していたのです。

父は警察に疑いを知らせ、ヴィックはマーゴットの追悼式会場で逮捕されます。娘を悼む式の最中に、事件を隠していた本人が連行される。葬儀を進めさせた言葉まで、ずいぶん残酷に聞こえますね。

供述でヴィックは息子の関与と、自分の隠蔽を認めます。ロバートから連絡を受けて娘の車を湖へ沈め、偽の身分証で家出に見せかけ、捜索を誤誘導していました。

家出説が崩れると、今度はカートフに嘘の告白をさせます。その後、本人を殺し、自殺したように偽装。息子が起こした転落を隠すために、別の人の命まで奪ったのでした。

五日後に娘は生還!雨と、ピアノの進学がつながる結末

雨水と谷底の捜索、娘の生還とピアノ応募

捜索中の雨を思い出し、谷底を捜す

供述からマーゴットが崖下にいると分かっても、ヴィックは、転落で死んだはずだと考えていました。落下を生き延びたとしても、五日間、水なしでは生きられないという見込みです。

そこで父が思い出したのが、捜索を妨げた雨でした。娘は雨水を飲めたかもしれない。デビッドは谷底を捜すよう求め、救助隊が向かいます。

マーゴットは重傷を負いながらも、失踪から五日後に生きて発見されました。車が沈んだ湖の中ではなく、転落した崖の下にいたのです。

悪天候で捜索が進まないときは、雨まで邪魔に思えますよね。その雨が、父の発見が間に合うまで娘の命をつないでいました。犯人が判明したところで終わらず、捜す場所と生存の可能性が変わって、ようやく救出へ届きます。

回復した娘は、ピアノを学ぶ進学先へ応募する

後日談では、回復したマーゴットがピアノを専攻する進学を目指しています。合格して通い始めた場面ではなく、応募をめぐって父とやり取りしているところです。

デビッドは娘を励まし、亡き母パメラも誇りに思うはずだと伝えます。母の話を避けていた父が、今度は娘と一緒に母を思い出している。この変化がうれしいんです。

マーゴットはパソコンの壁紙も、父と二人で写った写真へ変更します。母を失った悲しみは残っていても、父と娘はまた同じ写真に収まり、娘はピアノに向き合えるようになりました。

失踪事件の決着と、父娘の会話の再出発。その両方があるから、ラストをただ「娘が助かった」で片づけるのはもったいないですね。

カートフの告白にある性暴力と殺害は、偽装された話

動画で語られた娘への性暴力と殺害は、ヴィックが用意した偽の犯行告白です。カートフが実際にマーゴットを襲い、殺したという真相ではありません。

一方、カートフ本人の死はヴィックによる殺人でした。彼女は告白をさせた相手を殺し、その口を封じています。息子を守ろうとした母の気持ちだけでは、この死の重さは消えません。

もう一度観るなら、ヴィックの会話と写真に注目

初回は娘の安否で頭がいっぱいになり、父と一緒に新しい情報を追ってしまいます。

  • 息子の嘘をかばった昔話:ロバートが架空の寄付を集めたとき、ヴィックもその嘘に話を合わせたと語ります。終盤と同じく、息子の不正を母が覆っていた話です。
  • 更生支援の写真:父が最初に調べたヴィックの活動には、カートフとの接点が写っています。好印象で見ていた写真を、逮捕前のデビッドと見比べると印象が変わるでしょう。
  • 捜索を止めた嵐:その場では救助の遅れが気になりますが、雨の知らせが最後の生存判断につながります。

初見のこちらには犯人探しをさせて、隅の写真まで覚えておけとは、なかなか手厳しい映画です。パソコン画面だけなのに、目が足りません!

検索やビデオ通話で事件を追う映像表現が分かる、ソニー・ピクチャーズの日本語公式予告です。

FAQ|サーチの犯人と結末で気になること

ハンナの写真に写っていた女性も共犯?

写真のモデルは共犯ではありません。顔を無断で偽アカウントに使われた人で、娘との交流も警察の聞き取りも知らないと父に答えています。

送ったお金が車内にあったのはなぜ?

送金を受けたロバートが、返すために現金を持参したからです。湖での転落のあと、ヴィックが車を水没させたため、お金もそこに残りました。

ピーターと娘に性的な関係はあった?

二人の秘密はマリファナと母の死についての相談で、性的な関係はありませんでした。メッセージを見たデビッドが疑い、弟との対話で誤解が解けます。

ラストで娘は音楽の学校に合格した?

最後は、ピアノを学ぶための応募について父と話す場面です。合否の結果よりも、娘が音楽を続けようとしていることと、それを応援する父の姿が描かれます。

まとめ

『サーチ』では、ロバートが偽の友人を演じたことから転落事件が起こり、ヴィックが捜査官の立場を使って息子をかばいました。顔写真の不自然さを追ったデビッドがその隠蔽を暴き、谷底で待っていた娘の救助につなげます。

最後に父が娘へ送るのは、犯人の情報ではなく、進学への励ましと母を思う言葉です。娘の居場所を探し続けた父が、娘と話せる日常も取り戻す。私は、その着地にいちばんほっとします。

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