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ワンダと巨像ネタバレ|結末の赤ん坊は誰?モノを救った代償

ワンダと巨像ネタバレ|結末の赤ん坊は誰?モノを救った代償

ワンダが祭壇に横たえるのは、命を失った少女モノです。そばには愛馬アグロ。天から響く声に少女の命を託す旅は、始まりから胸がざわつきます。

結末までのネタバレがあります。『ワンダと巨像』の2005年PS2版と2018年PS4版は、同じ本筋の物語です。

最後にモノは蘇り、泉に残った角のある赤ん坊はワンダ本人です。落下したアグロも、脚を傷めながら戻ってきます。願いはかなったのに、少女を救いに来た青年が赤ん坊になる。あの結末で戸惑うのは、この変化の大きさですよね。

モノを蘇らせるため、ワンダはドルミンと約束する

モノは「呪われた運命」を理由に生贄にされた少女

ワンダはモノの亡骸を運び、アグロとともに長い石橋を渡って「古えの地」に入ります。人が足を踏み入れることを禁じられた土地で、たどり着くのは巨大な祠。彼はその祭壇にモノを寝かせ、魂を呼び戻してほしいと願います。

モノは、呪われた運命を持つとされ、生贄にされた少女です。その経緯をドルミンに話すのがワンダ。彼の目的は、最初から最後までこの少女を取り戻すことなんです。

祠で語りかけてくるドルミンは、死者の魂に働きかける力を持つ存在。ワンダが携えた「古えの剣」に気づき、その剣なら願いをかなえる可能性があると応じます。

祠の16の偶像を壊すには、16体の巨像を倒す必要がある

ドルミンが出した条件は、祠の壁に並ぶ16の偶像をすべて壊すことです。それぞれの偶像に対応する巨像が古えの地におり、巨像を倒すと祠の像も崩れます。相手の居場所を指すのは、ワンダの剣が集める光なんです。

ドルミンは、願いをかなえる代償が大きくなる可能性を、出発前に警告します。ワンダはそれでも引き受けるんです。あの大きな相手を16体。私なら返事の前に、せめて一晩考えたくなりますね。

少女を救おうとするワンダと巨像の姿を映した、PS4版の公式ストーリートレーラーです。

巨像を倒すたびに、ワンダの体へ黒い力が入る

巨像の討伐でワンダに集まる黒い力

湖や遺跡を巡る戦いと、祠へ戻るたびの変化

ワンダは各地の巨像にしがみつき、体の弱点へ剣を突き立てます。相手は人型や獣の姿で、水中や空にもいる巨像です。地形や動きを利用して登る道を探すワンダを、アグロが移動と戦闘で支えます。

巨像が倒れると、その体から伸びる黒い帯がワンダを貫き、彼は意識を失います。次に目覚める場所はモノの眠る祠。対応する偶像が崩れ、ドルミンから次の巨像の手がかりを受け取ります。

この繰り返しの中で、ワンダの肌は青白くなり、顔には黒い筋が目立ち始めます。討伐が進むほど体が傷んでいくんです。巨大な相手を倒しても、祠で見る本人の顔色が悪い。勝ったあとのワンダにも、休んでほしくなりますね。

巨像の討伐は、ドルミンの封印を解く行為だった

16体の巨像には、かつて分割され、封じられたドルミンの力が宿っています。巨像を倒すたび、その力がワンダの中へ集まっていきます。体を貫く黒い帯も、祠で彼を囲む人型の影も、ドルミンの一部です。

少女を取り戻すための仕事が、同時にドルミンを復活させる仕事になっていたわけですね。ワンダ自身の体が、ばらばらだった力を受け入れていきます。

旅の後半、古えの地へ近づいてくるのがエモンと兵たちです。ドルミンは最後の巨像へ向かうワンダに、妨げる者が来ると告げ、急ぐよう促します。少女を救う手順と、封印を守ろうとする一行の行動が、祠でぶつかることになるんです。

アグロの落下と、16体目の巨像を倒すワンダ

崩れる橋で、アグロがワンダを向こう岸へ投げ出す

最後の巨像へ向かう道には、谷を渡る橋があります。ワンダを乗せたアグロが進む途中で橋が崩れ、足場が失われました。アグロはワンダを向こう岸へ投げ出し、自分は谷底の川へ落下します。

ずっと一緒に走ってきた相棒が、最後の戦いの直前に落ちてしまう。この場面は、巨像との戦い以上に手に力が入りますよね。助けられたワンダは、そこからひとりで先へ進みます。

最後の巨像を倒した瞬間、祠では最後の偶像が崩れる

ワンダは16体目の巨像にもよじ登り、討伐を果たしました。一方、エモンたちは祠に到着し、最後の偶像が崩れるのを目にします。ドルミンの復活を止めるために来た一行が、16体すべての討伐が終わったところに居合わせるんです。

祠へ戻ったワンダは、変わり果てた姿をしています。肌は白く、頭には小さな角。条件を達成した青年を迎えたのは、エモンの驚きと怒りでした。

エモンの攻撃で、ドルミンが巨大な影となって復活する

剣の投下から泉の再封印と大橋の崩壊まで

古えの剣を盗み、禁じられた術を使ったワンダ

エモンは、ワンダが剣を盗み、この土地へ侵入し、禁じられた術を使ったことを責めます。そして彼が利用されていたと告げ、兵たちに攻撃を命じます。ワンダが果たした討伐は、エモンにとって封じた存在を解き放つ行為でした。

兵に剣で胸を刺されたワンダは、なお祭壇のモノへ手を伸ばします。傷口から黒いものが流れ、彼の体が闇に覆われます。そこから現れるのが、角を持つ巨大な影の姿です。

ワンダの体を借り、ひとつに戻ったドルミン

ドルミンは、自分の体が16に分けられ、力を封じられていたこと、今はワンダの体を借りて復活したことを告げます。周囲の人型の影もその体へ集まり、ばらばらだった存在がひとつになったのです。

この場面では、巨大なドルミンをプレイヤーが動かせます。さっきまで必死に登っていた巨像のような大きさになり、逃げる人間を追う立場に変わるんです。体は大きくても、動きは重い。急にこの大きさを任されても、歩くだけでひと苦労ですよね。

エモンが剣を泉へ投げ、ワンダごと再び封じる

逃げる一行が回収した古えの剣を、エモンは祠の泉へ投げ込みました。泉から光と強い吸引が生じ、ドルミンの巨大な体はワンダの姿へ戻ります。今度はワンダ自身が泉へ引かれていくんです。

プレイヤーはここでも操作でき、ワンダを祭壇へ向かわせたり、床にしがみつかせたりできます。ただ、この抵抗の行き着く先は、泉へ引き込まれる結末です。操作を続ければ助かるかも、と力を込めたくなる場面ですね。

ドルミンは再び封じられ、エモンたちは大橋を渡って脱出します。その背後で崩れた橋は、古えの地と外をつなぐ道でした。エモンは、ワンダが生きているなら、いつか自分の行いを償えるようにと願います。

モノは蘇る。アグロが戻り、赤ん坊のワンダを抱く

蘇ったモノが赤ん坊のワンダを抱く

祭壇から立ち上がるモノと、脚を引きずるアグロ

封印のあと、モノは祭壇で目を覚まし、自分の足で床へ降りました。ワンダがドルミンに願った、少女の蘇生が果たされたのです。

そこへ、後ろ脚を負傷したアグロが戻ってきます。モノは近づいてきたアグロに触れました。アグロは生きていた!橋から落ちる姿が強烈だったぶん、この帰還にはほっとしますね。

泉の赤ん坊はワンダ。小さな角を持つ姿で生き残る

モノとアグロは泉へ向かい、そこで小さな角を持つ赤ん坊を見つけます。モノが抱き上げるこの子が、姿を変えたワンダです。

ここで、救う人と抱かれる人が入れ替わります。モノの亡骸を運んできたワンダが、今度はモノの腕に抱かれている。この姿の変化だけでも胸にきますね。

モノ、赤ん坊、アグロがたどり着く祠の上の庭園

モノは赤ん坊を抱き、アグロについて祠を上がります。たどり着くのは建物の上にある庭園。鳥が鳴き、鹿が近づいてきます。

3者はこの庭園にそろいます。少女は目覚め、相棒は戻り、青年は赤ん坊として抱かれる。来たときに通った大橋は崩れ、モノは角のある小さな命を腕に抱いています。

結末の考察:モノを救った喜びと、ワンダが払った代償

ドルミンへの見方が割れるのは、蘇生も復活も実現するから

ドルミンはワンダに巨像を倒させ、自分の力を取り戻します。そこで実現するのが、ワンダの願ったモノの蘇生でもあるんです。少女の命と、封じられていた存在の復活が、同じ旅の結果になっています。

私が怖いと感じるのは、ドルミンとの約束が実際にかなうところです。モノを取り戻したくなる気持ちは分かるし、ワンダも代償を承知で進みます。それでも、変わっていく彼の姿を見ていると、途中で立ち止まってほしくなりますよね。

エモンは封印を守ろうとし、ワンダは少女の命を取り戻そうとします。両者が祠で出会ったときには、16体の討伐を終えたあとでした。この遅さが、最後の衝突を痛ましくしていると私は思います。

赤ん坊を抱くモノに、救いと喪失の両方がある

私には、モノの腕に抱かれるワンダの姿が、新しく生き始める温かさを持っているように感じられます。それまで少女を迎えに来た青年だったのに、今は抱かれる赤ん坊。目覚めたモノとの再会がこの形になるから、うれしいのに切ないのでしょう。

長い旅を支えたアグロにも、帰還の喜びと脚の傷があります。私は庭園の穏やかさを、戦いを終えた3者がようやく一緒にいられる安堵として受け取ります。傷と角が残ったままなのが、この結末なんですよね。

『ICO』とのつながりは、同じ世界と角のある子ども

『ワンダと巨像』と『ICO』は同じ世界にあり、角のある赤ん坊には両作をつなぐ意味があります。ワンダの頭の角は、もうひとつの物語を思わせる形でもあるんです。

「赤ん坊はイコ本人」「モノは後の女王」という人物の同一視は、ファンの考察です。結末でモノが抱いているのはワンダ。角があることを手がかりに、ふたりのその後を想像したくなる気持ちは分かりますね。

結末を知ってから遊び直すと、最初の約束が重くなる

冒頭のドルミンは古えの剣に反応し、偶像を壊す条件を出し、代償にも触れます。結末を知っていると、剣が巨像を倒す道具であり、封印を解く道具にもなることが分かります。初めての会話から、すでに復活への手順が始まっているんです。

もう一度遊ぶなら、私が気になるのは巨像を倒した直後のワンダの顔です。黒い力が入り、モノの祭壇へ戻り、また出発する。自分の体より少女の蘇生を優先する旅の繰り返しに、初回とは違う気持ちになると思います。

PS4版の作品情報は、『ワンダと巨像』の公式商品ページにあります。原作を遊んだ人にも、映像を作り直した祠や巨像をたどる楽しみがありますね。

よくある質問

ワンダは最後に死ぬのですか?

兵の攻撃と封印を経て、ワンダは幼い姿で生き残ります。泉でモノが見つける赤ん坊へと変化しており、青年の体で旅を終える想像とは、かなり違う再会になりますね。

モノを蘇らせる約束は、本当にかなったのですか?

はい。少女が祭壇を降りて歩くことが、その答えです。ドルミンの復活と再封印を経たあとも、取り戻したモノの命は続いています。

アグロは橋から落ちたあと、どうなりますか?

負傷しながら祠へ戻り、目覚めたモノに出会います。そこから赤ん坊のいる泉、上の庭園へと彼女を導く相棒になりますね。

最後に泉へ引かれる場面で、操作を頑張ると別の結末になりますか?

本編は、吸引に抵抗する操作からも再封印の終幕へ進みます。長く踏みとどまることはできても、物語の結末はモノの蘇生と、幼いワンダとの再会です。

まとめ

『ワンダと巨像』では、モノを救うための討伐によって、封じられたドルミンの力がワンダに集まります。エモンがその力を再び封じたあと、少女と愛馬と、角を持つ幼い命が庭園へたどり着きます。

「少女を救いたい」という願いは実現しました。けれど、モノが抱くのは、旅立ったときとは姿の違うワンダです。あの腕の中に救いと代償が一緒にあるから、最後の静かな庭園まで胸に残るんですよね。

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