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ターミネーター2のネタバレ!T-800はなぜ最後に沈む?

ターミネーター2のネタバレ!T-800はなぜ最後に沈む?

親指を立てるだけで、こんなに泣かせる機械がいるでしょうか。

『ターミネーター2』の1991年劇場公開版は、ジェームズ・キャメロン監督によるSF映画です。結末までのネタバレがあります。

T-800が最後に選ぶのは、核戦争を生む技術を、自分の分まで消すこと。そこまで徹底しなくても、と引き止めたくなるのは、ジョンと一緒に過ごす姿を見てきたからなんですよね。

ジョンを狙うT-1000と、ジョンを守るT-800

ジョンを狙う機械と守る機械の関係

未来では、人工知能スカイネットと人類の抵抗軍が戦っています。その指導者となるジョン・コナーを少年時代に殺すため、スカイネットが送り込むのがT-1000です。

抵抗軍も、命令を書き換えたT-800を過去へ送りました。こちらの任務はジョンの護衛。少年の自分を守るよう手配したのは、未来のジョン自身なんです。

当時のジョンは養父母と暮らし、母サラは精神病院に収容されています。核戦争を止めようと行動してきた母の話を、ジョンも信じられずにいました。

二体がジョンを見つけるのは、ショッピングモールのゲームセンター付近です。通路で挟まれたジョンをT-800がかばい、警官姿のT-1000へ発砲。前作でサラを襲った機械と同じ顔の男が、今度は息子の盾になります。

T-1000は液体金属製で、銃撃を受けた体を元へ戻す力を持っています。ジョンがバイクで逃げ出すと大型トラックで追い、T-800は自分のバイクにジョンを乗せて救出しました。追跡するトラックは衝突して炎上します。

それでもT-1000は炎の中から歩いてくるんです。こっちはもう逃げ切った気で息を吐いているのに、向こうは休憩を認めてくれません。

ジョンが危険を知らせようと自宅へ電話すると、T-800は相手の応答から養父母が殺されたと判断します。安全だと思えた家まで、T-1000に奪われていました。

「人を殺すな」から始まる、ジョンと機械の関係

母を救うため、ジョンがT-800に命令する

T-800との遭遇で、母が語っていた未来は本当だったとジョンは知ります。さらにT-1000がサラを利用して自分を誘い出すと聞き、病院へ助けに行こうとしました。

T-800はジョンの安全を優先して反対します。そこでジョンは、自分の命令に従うという設定を使って救出を命じるんです。

ただ、従順さには危うさもありました。ジョンと近くの男たちとのやり取りで、T-800は銃を向け、相手を殺そうとします。ジョンは慌てて止め、人命を奪うことを禁じました。

ジョンは守られる側でありながら、圧倒的な力を持つ相手に、命を守る約束をさせます。自分の言うことを何でも聞く大人が現れたら、調子に乗りそうですよね。ジョンは危なさを目の前にして、ちゃんと止める側へ回るんです。

サラの恐怖が、少しずつ信頼へ変わる

病院では、サラ自身も脱走を進めていました。医師を人質にして逃げる途中でT-800と鉢合わせし、かつて自分を殺そうとした顔に恐怖で取り乱します。

そこへジョンが駆け寄り、味方だと説明。T-800の助けを受けたサラは、追ってきたT-1000を振り切って息子たちと脱出しました。

逃亡中、ジョンはT-800にくだけた話し方や手の仕草を教えます。機械は大まじめに覚えるので、妙にぎこちない。命懸けの移動中に、こんな無愛想な会話の練習相手ができるとは。

武器を調達するために立ち寄ったサラの知人のもとでも、二人は一緒に過ごしています。ジョンが父親への思いを話し、涙について尋ねるT-800に、体の傷とは違う痛みを説明する場面もありました。

サラは、息子を見捨てず、傷つけず、ずっと守ろうとする機械の姿を見つめます。そして、ジョンの父親代わりとして、その存在を認めるようになるんです。

サラはダイソンを狙い、最後には研究を壊す仲間になる

ダイソンへの襲撃から研究施設の爆破まで

核戦争への恐怖が、サラを暗殺へ向かわせる

T-800からサラが聞き出したのは、スカイネット誕生につながる研究者の名前でした。サイバーダイン社のマイルズ・ダイソンです。

T-800が知る未来では、彼の研究が新しいコンピューター技術を生み、軍のシステムを経てスカイネットへ発展します。自我に目覚めたスカイネットは、停止しようとする人間へ反撃し、核戦争を引き起こす。その日付が1997年8月29日、「審判の日」でした。

サラは、公園の親子が核爆発に焼かれる悪夢に襲われます。目覚めた彼女は武器を持ち、一人でダイソンの自宅へ向かいました。

未来を変えるために、研究者を先に殺す。追われていたサラが、今度は一人の人間を狙う立場になるんです。

銃撃でダイソンを負傷させ、家の中まで追い詰めたサラは、彼と妻子を前に手を止めます。銃を下ろして崩れ落ち、追いついたジョンに抱き留められました。

この場面は苦しいです。子どもを救いたい一心で動いてきた人が、目の前にいる家族の暮らしまで壊しかけている。サラの決意の強さと、その恐ろしさが一緒に迫ってきます。

前作の腕とチップが、研究の出発点だった

T-800は腕の皮膚をはがし、内部の金属の骨格をダイソンへ見せます。目の前の機械を証拠に、彼の仕事が招く未来を説明しました。

ダイソンも、自分の研究の秘密を明かします。サイバーダイン社は、前作で破壊されたターミネーターの腕とチップを回収し、その技術を研究していたんです。

サラを殺しに来た未来の機械の残骸が、スカイネットを生む研究を進めていました。やっと倒した相手の置き土産がこれです。後片付けまで怖い。

自分の仕事の行き着く先を知ったダイソンは、研究の破壊に協力すると決めます。サラ、ジョン、T-800とともに会社へ向かいました。

ダイソンは研究施設の爆破とともに命を落とす

一行は社内へ侵入し、保管されている腕とチップを持ち出す一方、研究施設に爆薬を仕掛けます。通報を受けた警察が建物を包囲し、脱出は銃撃戦になりました。

T-800は警察車両を撃って包囲する側を退かせますが、人を殺さないというジョンとの約束を守っています。激しい火力と、犠牲者を出さないための制御が同居しているんです。

ところが、突入した警察部隊の銃撃でダイソンが致命傷を負います。彼は起爆装置のそばに残り、仲間たちが逃げる時間を稼ぎました。

息が続く限り踏みとどまった末に爆薬が起動し、研究施設は炎に包まれます。ダイソンは自分の研究を終わらせる決断に、命まで費やすことになりました。

サラたちは警察車両で脱出します。無線を聞いて追いついたT-1000もヘリコプターを奪い、追跡を続けるんです。

製鉄所の決着――凍らせても戻るT-1000をどう倒す?

T-1000の凍結、再生、溶鋼での消滅

液体窒素で砕けた体が、熱で再び集まる

追撃を受けてサラは脚を負傷。ヘリコプターが壊れても、T-1000は液体窒素を積んだタンクローリーに乗り換え、逃げる三人へ迫ります。

T-800がタンクローリーを横転させると、製鉄所で積み荷が漏れ出しました。それを浴びたT-1000は凍りつき、T-800の銃撃で粉々に砕けます。

しかし、製鉄所の熱で破片が溶け、液体金属が一つに集まっていくんです。形を取り戻したT-1000は、また追ってきます。ここまでくると、しつこさに感心する余裕も消えますよね。

T-800はサラとジョンを先へ逃がして迎え撃ちますが、接近戦で追い込まれました。機械に挟まれた片腕を切り離し、なお戦った末、鉄の棒で体を貫かれて動きを止めます。

サラの銃撃と、再起動したT-800の一発

T-1000はサラを傷つけ、やがて本人の姿と声をまねてジョンを誘い出しました。

ジョンの前に、二人のサラが現れます。本物がジョンを退かせ、ショットガンを連射。T-1000は高温で溶けた鋼(溶鋼)の縁まで押し戻されますが、サラの弾が尽きました。

その間に、T-800は予備電源で再起動しています。戻ってきた彼がグレネード弾を撃ち込むと、T-1000の体内で爆発し、体勢を崩した敵は溶鋼へ転落しました。

沈みながら何度も姿を変え、ついにT-1000は消滅します。サラがぎりぎりまで追い詰め、T-800が最後の一撃を加えた勝利です!

T-800の最期――ジョンの涙と、最後の親指

残されたチップと溶鋼への降下

ジョンは、サイバーダイン社から回収してきた前作の腕とチップを溶鋼へ投げ込みます。サラが戦いの終わりを感じたところで、T-800が自分の頭を指しました。

中には、もう一つのチップが残っています。同じように研究されれば、再び未来の脅威につながる技術です。

T-800はサラへ鎖の昇降装置の操作を頼みます。自分で自分を破壊することはできない、と告げたうえで、溶鋼へ下ろしてもらうんです。

ジョンは泣きながら引き止めます。そばにいてほしいと訴え、最後には命令まで使いました。言うことを聞いてくれる存在を、どうしても失いたくない。その必死さは、未来の指導者になる前の、一人の子どものものでした。

T-800はジョンの涙に触れ、人が泣く理由を今は理解できると話します。そして抱き合い、サラとも握手を交わしました。

サラが差し出す手には、息子を託した相手への信頼と敬意がある。ジョンのように泣いてすがりたい気持ちと、相手の決意を受け入れる気持ち。私はその両方に揺さぶられます。

サラが装置を動かすと、T-800は鎖につかまったままゆっくり下がっていきます。体が溶鋼に沈み、最後に残った手が親指を立てました。

ジョンと交わしてきた仕草が、別れの合図になるんです。手が沈み切り、T-800も機能を停止します。

審判の日は回避された?夜道のラストを考察

生き残ったサラとジョンは、再び車で夜の道を進みます。未知の未来に初めて希望を抱くサラの語りが、劇場公開版の終幕です。

彼女がその希望を持てた理由は、機械が人命の価値を学んだことでした。それなら人間も学べるはずだ、と未来へ目を向けるんです。

研究施設と回収した技術は破壊され、スカイネットへつながっていた歴史に、サラたちは手を加えました。この結末にあるのは、自分たちの行動で未来を変えられるという希望です。

私の解釈では、夜道にはその希望と怖さが両方あります。遠くまで見通せない道を、それでも前へ進んでいる。観終わっても少し緊張が残るのは、その暗さまで胸に残るからかもしれません。

T-800が人間と同じ心を持ったか、という問いにも考えさせられます。人の涙を理解し、相手に別れを告げる行動から、私はジョンへのいたわりを感じます。無表情な相手に、ここまで情が移るとは。

鑑賞前の注意――核爆発の悪夢と子どもの危機

核戦争の悪夢では、公園の親子が強い光と爆風にのみ込まれ、焼かれます。銃撃や刺傷に加え、幼い子どもが巻き込まれる破壊の映像も強烈です。

サラの病院での拘束や、T-1000に傷つけられる場面もあります。親子で観る作品を探しているときは、子どもの怖がり方も気になるところですよね。明るい少年と機械の交流に、こうした厳しい場面が重なる映画です。

もう一度観たくなったら、公式予告であの緊張感を

もう一度あの世界に戻りたい気分なら、まずは短い予告もいいですね。

STUDIOCANALによる『ターミネーター2』35周年・4K/3D再公開の公式予告です。

FAQ

T-800とT-1000を演じている俳優は?

T-800役はアーノルド・シュワルツェネッガー、T-1000役はロバート・パトリックです。サラ役をリンダ・ハミルトン、ジョン役をエドワード・ファーロングが演じています。

1991年劇場公開版の上映時間は?

137分です。腰を落ち着けて観るなら、約2時間20分。飲み物を用意して座りたくなる長さですね。

まとめ

『ターミネーター2』には、強い相手に守られる安心感と、その相手を大切に思ってしまう切なさがあります。あの大きな背中に、いつの間にか頼り切っているんですよね。

戦う力を手にしたジョンが、それをどう使う人へ育つのか。映画が終わったあと、少年の将来を応援したくなるところまで含めて、胸に残る結末です。

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